シールチェーンのメンテナンス方法とは?メンテナンスの頻度とタイミング

バイクのシールチェーンは、基本的に250ccクラスのバイクから採用されているチェーンです。ノンシールチェーンと比較すると長寿命な点が特徴で、メンテナンスを適切な頻度で行えば、比較的長い期間使用できます。ここでは、シールチェーンの構造やメンテナンス方法など、シールチェーンで押さえておくべきメンテナンス事情を紹介します。

シールチェーンの構造を把握しておこう

シールチェーンは、チェーンのローラーを挟んでいるプレートと、外側のプレート間に黒いゴム状のシールが挟まって成り立っています。ゴム状のシールが挟まっておらず、直接プレート同士が接触しているものはノンシールチェーンと呼ばれます。
シールチェーンの特徴として、金属の摩耗が減少されることで長寿命を得られるほか、チェーンの張り調整の頻度も少なく済みます。ノンシールチェーンは100km毎に潤滑油を注油する必要がありますが、シールチェーンには元々潤滑油が封入されています。これによりメンテナンスの頻度も少なく済み、チェーンが伸びにくくなっています。
これらの点からメンテナンス面においてメリットの多いシールチェーンですが、ノンシールチェーンと比べると重量があり、価格が高価な点がデメリットとなります。

シールチェーンのメンテナンス方法

シールチェーンのメンテナンス方法

シールチェーンのセルフメンテナンスは、固着している古い油汚れなどを浮かすため、走行後に行うことがおすすめです。頻繁にメンテナンスをしていてチェーンが汚れていない場合は、チェーンルブを全体に注油して、余分な油をウエスなどで取り除けば完了です。
これまでチェーンメンテナンスできていなかった場合、以下の手順を参考にシールチェーンのメンテナンスを行いましょう。

  1. チェーン以外の場所にクリーナーが付着しないように保護する
  2. チェーンクリーナーをチェーン全体に吹きかける
  3. 汚れが浮き上がってきたら、さらに吹きかけて汚れを落とす
  4. ブラシなどを使用する場合は、チェーンクリーナーが乾くまで一日ほど放置する
  5. 汚れが落ちたらチェーンルブをよく振り、外プレートと内プレートの間や、内プレートとローラーの間に吹き付ける
  6. チェーン全体の吹き付けが完了したら、余分なチェーンルブをウエスで拭き取る

慣れていればセルフで行うこともできますが、バイク初心者の場合は怪我をするリスクもあるため、バイクショップに依頼しましょう。

メンテナンスをする適切な頻度とタイミング

シールチェーンのメンテナンス頻度はノンシールチェーンよりも低く、走行距離500km毎にチェーンルブを注油するのがおすすめです。チェーン本体の清掃は、チェーンルブ注油の2回に1回ほどのペースで行うことをおすすめします。また、チェーンの劣化を防ぐためにも、雨天に走行をした場合は走行距離に関わらずチェーンルブを注油しましょう。

まとめ

  • チェーンの内プレートと外プレートにゴム状のシールが挟まっているものをシールチェーンといい、シールには潤滑油が封入されている
  • シールチェーンは、ノンシールチェーンよりも長寿命でメンテナンスの頻度が少なく済む
  • メンテナンスは、外プレートと内プレート、内プレートとローラー間をはじめ全体的にチェーンルブを注油するのがコツ
  • チェーンルブ注油時はボディに付着しないように保護する

本記事は、2019年5月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。