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バイクのバッテリー電圧の正常値はどれくらい?電圧の測定方法とは?

バイクのバッテリーは、エンジンスタートやライトの点灯、ウインカーの作動など、さまざまな部分を動かすための電気を供給する重要なパーツです。そんな役割を持つバッテリーですが、長期間使用しなかったり長年使用し続けたりすると劣化していくもの。

劣化してバッテリー電圧が下がると、走行中にバッテリーが上がってしまうなどの事態に陥る可能性も。「この頃エンジンのかかりが悪いな……」「ライトが点滅している」などといった状態であれば、バッテリー電圧を測定して異常がないかを確認する必要があります。

本記事では、バッテリー電圧の正常値や測定方法、バッテリー電圧が高い場合の原因と対処法をご紹介します。バイクユーザーは是非チェックしてみてください。

バイクのバッテリー電圧の正常値は?

バイクのバッテリー電圧の正常値は、どのような状態で測定したかによって異なります。ここでは3パターンの状態での測定による正常値をご紹介するので、確認しておきましょう。バッテリー電圧が12Vを下回っていた場合は、バッテリーの寿命なので交換するのがおすすめです。

  • バッテリー電圧を直接測定した場合=約13V
  • アクセサリー線からバッテリー電圧を測定した場合=約12.4V
  • アイドリングした状態で測定した場合=約14V

1点だけ注意しておきたいのが、気温。気温が低くなれば低くなるほどバッテリー性能は下がります。一般的には25℃が100%、1℃下がるごとに1%性能が下がると言われているので、寒い日にバッテリー電圧を測定する場合は12Vを下回る可能性が高いことを把握しておきましょう。その場合は、下回ってもバッテリーの寿命ではなく、性能が下がっているだけの可能性があるということです。

バイクのバッテリー電圧の測定方法は?

バイクのバッテリー電圧の測定方法は?

バッテリー電圧の測定には、“テスター”を利用するのが一般的。ここでは、テスターを利用して12V流れているかどうかを確認する方法をご紹介します。

【バッテリー電圧の測定方法】

ダイヤルをDCVの50に合わせる

テスターによって目盛りは異なります。今回測定したいのが12Vなので、12よりも大きい数字に合わせましょう。10に合わせると振り切れてしまい、測定できません。

テスターの端子とバッテリーの端子を合わせる

テスターは、黒い端子がマイナス端子、赤い端子がプラス端子と色分けされていることが多いです。バッテリー側の端子は色付けされていないので、逆にならないように注意しましょう。

画面に表示された数値を読む

デジタルであれば画面に表示された数値を、アナログであれば目盛りを読みます。ここではダイヤルを50に合わせているので、目盛りの最大が50であることに注意して目盛りを読んでください。

バッテリー電圧が高い!その原因と対処法は?

バイクのバッテリーの劣化や寿命が原因であれば、バッテリー電圧は下がっていきます。しかし、測定の結果、逆にバッテリー電圧が高く出ることもあるので要注意。ここではその原因と対処法をご紹介します。

レギュレーターの故障

レギュレーターとは、バッテリー電圧をコントロールする部品。ここが故障していると、バッテリー電圧が高くなります。

そもそもメーカーのバッテリー電圧設定が高い

メーカーによっては、バッテリー電圧が15V以上に設定されています。マニュアルを読んで、設定されているバッテリー電圧を確認しましょう。

まとめ

  • バイクのバッテリー電圧の正常値は、約13V
  • バイクのバッテリー電圧測定にはテスターを使用し、マイナス端子とプラス端子を接触させる
  • バイクのバッテリー電圧が低いとバッテリーの劣化、高いとレギュレーターの故障が考えられる

本記事は、2019年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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