バイクのクラッチを油圧化する方法
バイクを持っている人なら誰もがしたい、『クラッチの油圧化』。これをお店に頼むのではなく自分ですると、様々なメリットがありますが、注意しなければならない部分もあります。
本記事では、バイクのクラッチを油圧化する方法やメリット、注意点を詳しくご紹介!クラッチの油圧化を考えている方は必見です。
1.バイクのクラッチを油圧化するメリット
操作性が向上する
ほとんどのバイクに搭載されている『ワイヤー式』は、クラッチレバーの操作が重くなりがち。しかし油圧化すると、クラッチレバーの握りが軽くなるというメリットがあります。
さらに、ワイヤー式では不可能だった曲がり方も実現できるので、バイク好きにはたまりませんよ。
メンテナンスの頻度が下がる
ワイヤー式の場合、こまめにメンテナンスをしないとさびついてしまったり、エンジンの熱でワイヤーが摩耗してしまったりしますが、油圧式ならワイヤー式ほど、メンテナンスの頻度が高くありません。
出先でワイヤーが切れてしまった!なんてことにもならないので、安心してツーリングを楽しめますよ。
2.バイクのクラッチを油圧化する方法

①クラッチレリーズをエンジンクラッチに接続する
ワイヤーエンドの直径が合っているかを確認してから接続します。合っていない場合は、ケーブルエンドカバーで直径を変換しましょう。レリーズのロットの余っている部分は切り落とします。
②フルードを充填する
クラッチマスターとクラッチレリーズを組み合わせ、フルードを充填します。しっかり空気が抜けるまで充填しましょう。
3.バイクのクラッチを油圧化する際の注意点
部品に加工が必要な場合も
1つ1つの部品をバラバラに購入すると、ワイヤーエンドの直径が合わなかったり、ロットが太すぎて入らなかったりして、削るなどの加工が必要になります。
デザインなどにこだわってバラバラに購入するのも良いですが、全て揃った「クラッチ油圧化キット」が販売されているので、初心者の方や加工に自信のない方にはそちらがおすすめ。
ワイヤー式に慣れていると違和感がある
油圧化のメリットの1つに、クラッチレバーの握りが軽くなることが挙げられます。これは大きな利点ではありますが、ワイヤー式の操作に慣れていると最初は違和感があります。そのため油圧化したあとは、交通量の少ない道などで試運転をしてから乗るようにしましょう。
まとめ
バイクの操作性が高くなり、メンテナンスの頻度が下がるクラッチの油圧化は、バイク好きならしておきたいカスタム。お店に頼むと10万円ほどかかる場合もありますが、自身で行えば3万円程度でできます。
是非、自分で「クラッチの油圧化」をして、快適なツーリングを楽しんでくださいね。
本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。