バイクのブレーキマスター(マスターシリンダー)の仕組みやメンテナンス方法
バイクのブレーキをかけるときは、ブレーキレバーを握れば走行中でもバイクを止めることができます。しかし、ブレーキはレバーを握った力のみで、バイクを止めているわけではありません。今回はブレーキをかける際に重要なブレーキマスターの仕組みやメンテナンス方法について、確認していきましょう。
ブレーキマスターとは?
ブレーキマスターとは、バイクのレバーに伝えた力を増幅させる装置を指します。たとえば、ディスクブレーキの場合はレバーに伝えた力を、油圧に変換する装置がブレーキマスターです。ブレーキマスターには、以下の作用があります。
たとえば重量のあるバイクで高速を走っている場合、人の力だけで制動するには無理があります。ブレーキマスターがついているからこそ、できるかぎりスピーディーにバイクを停止することができます。
ブレーキマスターの仕組み

ブレーキマスターは以下の原理で動いています。
バイクの場合は、油圧を使っていることが多いでしょう。小さな面(ブレーキレバー)で圧力を加えた場合でも、力を加えた先にある面が広ければ広いほど力は増幅されます。ブレーキマスターは上記の原理により、ブレーキディスクを押さえるピストンに大きな力が加わっています。なお、ブレーキマスターに以下のような不具合があると、ブレーキが効かなくなる可能性があります。
そのため、ブレーキマスターになんらかの異常がみられれば、メンテナンスをする必要が出てきます。
ブレーキマスターのメンテナンス方法
ブレーキマスターに不具合がある場合は、オーバーホールを行ってみましょう。
用意するもの
作業手順
注意点
ここでは一連の流れを説明しましたが、ブレーキマスターのオーバーホールは難しい作業であるため、バイクショップで行ってもらうことをおすすめします。
まとめ
本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。