【バイク】エアクリーナーの交換時期と交換するメリット｜グーバイクマガジン -公式サイト-

キャブレターに入る空気をキレイにしてくれるエアクリーナー（エアフィルター / エアエレメント）は、適度に交換しなければ、キャブレターの不調が起きてしまう可能性があります。今回は、バイクのエアクリーナーの交換方法についてご紹介しましょう。

バイクのエアクリーナーは交換しないとどうなる？

バイクのエアクリーナーには以下の役割があります。

• キャブレターが吸気している空気のホコリやゴミを除去する

そのため、継続して使用していると徐々にフィルターが詰まり、空気の通りが悪くなってしまいます。フィルターの詰まりがひどくなると、以下の症状が出ます。

• エンジンの調子が悪くなる
• スピードが出ない
• エンジンが止まってしまう　など

空気の通りが悪くなると、空燃比が変わってしまうため、燃料が効率よく燃焼せずエンジンの不調につながります。

エアクリーナーを交換するメリット

エアクリーナーを新しくするメリットは、以下のとおりです。

• キャブレターへの空気の通りを良くする

新品のエアクリーナーに交換することで、ホコリやゴミを除去しながら、快適な通気が確保できるようになります。エアクリーナーの定期的な清掃によって、通気性を保つことは可能ですが、使っているうちに劣化していくため、定期的に交換する必要があります。

エアクリーナーの交換時期

エアクリーナーは定期的なメンテナンスをしている場合、以下が交換の目安となります。

• 乾式タイプ / 湿式タイプの交換時期…10,000km程度
• ビスカス式タイプの交換時期…15,000～20,000km程度

なお、乾式タイプと湿式タイプは、2,000km～3,000km程度が清掃の目安です。ビスカス式タイプは、基本的に清掃の必要はありませんが、定期的に交換することを覚えておきましょう。

エアクリーナーの交換方法

エアクリーナーは、セルフで交換できます。

必要なもの

• 工具
• 新しいエアクリーナー（エアフィルター）
• ウエス

交換手順

1. バイクのエンジンを切る
2. エアクリーナーボックスを外す
3. ウエスを使い、周辺を清掃する
4. エアクリーナーを取り外す
5. ウエスを使い、残った汚れを清掃する
6. 新品のエアクリーナーを取り付ける
7. エアクリーナーボックスを取り付ける

注意点

• ブローバイガスなどがこびりついている場合は、シールはずし用ドライバーなどを使って落とすと良い
• 購入したクリーナーの取り扱い説明書がある場合は、よく読んでから取り付ける

セルフでの交換が難しいと感じたときは、バイクショップにて工賃1,500円～3,500円程度で取り替えてくれるので、依頼することをおすすめします。

まとめ

• エアフィルターを交換しないとエンジン関連に不調をきたすため定期的な交換が必須
• エアクリーナーを交換することでキャブレターへの通気を良くできる
• エアクリーナーの交換時期は通常10,000km程度が目安
• ビスカス式は15,000km～20,000km程度が交換目安
• エアクリーナーの交換時は周辺の掃除も丁寧に行う

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。