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バイクの予備タンク(リザーブタンク)とは?

バイクにはガソリンメーターがない車種があり、ガソリンがなくなったときは予備タンク(リザーブタンク)を使用します。ここでは、この予備タンクの役割や正しい使い方について学んでいきましょう。

予備タンク(リザーブタンク)の役割

予備タンクには、以下のメリットがあります。

  • 給油ランプがついてからでも予備タンクを使用することで走行が可能になる

ガソリンメーターがついていないバイクでは、燃料がなくなるタイミングは正確にはわかりません。そのため、もし給油ランプがついたとき、近くにガソリンスタンドがないと、燃料切れで止まってしまうリスクがあります。しかし、予備タンクを使えば、ある程度余裕をもってガソリンスタンドを探すことができます。

予備タンクの仕組み・構造

予備タンクの仕組み・構造

予備タンクといっても、メインタンクと別にタンクがあるわけではありません。仕組みは簡単で、以下のようになっています。

  • 燃料コックが「ON」のときはタンク内の高い位置の吸出し口から燃料を供給
  • 燃料コックが「RES」のときはタンク内の低い位置の吸出し口から燃料を供給

高い位置と低い位置のギャップ部分の燃料が、リザーブタンク分の燃料です。すなわち、給油ランプがついても、リザーブタンク分の燃料は残っていることになり、もう少し走ることができるという仕組みです。次に、燃料コックに記載されている表示を確認してみましょう。

  • OFF…燃料が流れない状態
  • ON…燃料が使える状態
  • RES…燃料が底まで使える状態
  • PRI…エンジンが動いているときだけ負圧を利用し燃料を流す状態

このように、燃料コックの表示を合わせることで、燃料の使い方を変えることができます。

予備タンクの正しい使い方

以下の方法で、予備タンクを上手に活用しましょう。

  1. 事前に給油ランプがつく目安を把握しておく
  2. 燃料が満タンの時にRESにメモリを合わせて走行する
  3. 数キロ走行した後にONにメモリを合わせる
  4. 給油ランプがついたときにRESにメモリを合わせて給油する

給油した直後は下に水分量の多い古い燃料がたまっています。給油後、RESに合わせて古い燃料を消費することで、タンク内の燃料を良い状態に保つことができるということです。なお、給油ランプがつく目安を把握する方法は、以下の通りです。

  1. 燃料を満タンにして、距離計をゼロに合わせる
  2. 次の給油で、給油した燃料の量を走行距離で割って1Lあたりの燃費を算出する
  3. バイクのタンクに入る燃料の量から、満タンで走れる走行距離を把握しておく

予備タンクを上手に使いこなし、ガス欠しないよう心がけましょう。

まとめ

  • 給油ランプがついてからでも予備タンクの燃料を使うことで一定距離の走行が可能となる
  • 燃料タンク内にある2つの吸出し口の高さのギャップ分が予備タンクの燃料である
  • 給油後はRESで数キロ走行してからONにメモリを合わせると良い

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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