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【バイク】キャブレターのオーバーホールはなぜ必要?行う時期や頻度

長期間メンテナンスを行わずにバイクに乗っていると、スピードが出なくなったり、エンジンの調子が悪くなったりします。その原因の一つにキャブレターの不調がありますが、オーバーホール(O / H)をすることにより、バイクの状態が改善する可能性があります。ここでは、キャブレターのオーバーホールの方法をご紹介しましょう。

オーバーホールを行う必要性とは?

キャブレターに不調をきたすと、以下の症状が表れます。

  • エンジンにも不調をきたす
  • キャブレターからガソリンが漏れる
  • エンストしやすくなる
  • フケが悪くなる など

そのまま放置すると、エンジンの不調が続き、快適な走行ができなくなります。最悪の場合、エンジンが動かなくなってしまい、不動車になるリスクも含んでいます。キャブレターは、エアクリーナーによってゴミやホコリが入らないようになっていますが、内部にカーボンなどの汚れが蓄積するため、やはりオーバーホールは必要です。

オーバーホールを実施する時期や頻度

キャブレターのオーバーホールを実施する頻度ですが、走行距離や年数などの目安はとくにありません。上記のような症状が見られたときに行うのが良いでしょう。また、以下の場合も、キャブレターに不具合が出る可能性があります。

  • バイクのエンジンを久しぶりに起動した
  • ガソリンタンク内にさびなどがある状態で走行を続けた など

ガソリンの状態が悪いと、キャブレターを塞いでしまい、キャブレター自体に問題がなくても不具合が起こってしまうので注意が必要です。

オーバーホールの方法、手順

オーバーホールの方法、手順

キャブレターをオーバーホールする場合、以下の手順で行いましょう。

必要なもの

  • 工具(ドライバーなど)
  • キャブレタークリーナー
  • キャブレターパーツ(パッキンなど)
  • ウエス

手順

  1. キャブレターをバイク本体から取り外す
  2. フロートチャンバーにたまっているガソリンを排出する
  3. 分解しながらゴムや樹脂でできているパーツと金属パーツに仕分ける
  4. 仕分けが済めば、キャブレタークリーナーで汚れを洗浄する
  5. パッキンなどはひび割れなど劣化があれば交換する
  6. キャブレターを組み立てる
  7. バイクに取り付ける

注意点

  • 細かいパーツが多いため、なくさないように注意する
  • ゴムパーツは傷つくと使えなくなるため、慎重に取り扱う
  • ダイヤフラムカバーなどバネが使われている部分は、急に飛び出してくる可能性があるので注意する
  • できるかぎりケミカル剤を使って汚れを落とし、傷をつけないよう注意する
  • 分解時と組立時に整備書があると役立つ

細かな汚れが残らないよう、丁寧に作業を行えば、キャブレターの調子が改善するでしょう。ここでは一連の流れを説明しましたが、実際にはキャブレターの分解や組立作業は難しいため、バイクショップに依頼することをおすすめします。もし、自分で行う場合は、パーツをなくさないように注意して行いましょう。

まとめ

  • オーバーホールによりキャブレターの不調を改善させることができる
  • バイクのエンジンを長期間かけていない場合やガソリンタンクにさびがある場合は不具合を起こす原因になる
  • オーバーホールではパーツの洗浄や劣化したパーツの交換を行う

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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