バイクのリアサス(リアサスペンション)のメンテナンス・交換方法
バイクのリアサスペンションは乗り心地を左右する重要なパーツです。定期的なメンテナンスを行い、乗り方によって硬さを調整することで、乗りやすさの向上が期待できます。今回は、リアサスについてご紹介しましょう。
リアサスの役割とは?
リアサスには以下の役割があります。
バイクのリアサスには、スプリングによって地面から伝わる衝撃を緩和する機能だけでなく、スイングアームで本体とタイヤをつなぐという大事な役割があります。また、リアサスは「ツインショック」や「モノショック」など種類が細かくわけられており、コイルの種類や本数などに違いがあります。
リアサスの寿命はどれくらい?
リアサスの寿命は以下が目安といわれています。
上記の寿命を超えていても、交換しなくても大丈夫という意見も見られますが、リアサスを交換またはオーバーホールしなければ、性能がどんどん低下してしまいます。オーバーホールできるリアサスは20年以上も持つ可能性があるので、定期的にメンテナンスをして大事に使いましょう。
定期的に行いたいメンテナンス

リアサスをメンテナンスせずに長期間使っていると、以下の2つに影響がでてきます。
メンテナンスをしないリアサスは徐々に硬くなり、衝撃の吸収が弱まってしまい乗り心地を悪くします。
特に、ダンパーロッドにはゴミがたまりやすく、放置しておくとオイル漏れやダンパーロッドの 異常につながってしまいます。自分でオーバーホールなどができない場合でも、以下のメンテナンスは行いましょう。
定期的に汚れを落とすことで、リアサスの劣化を抑制できるでしょう。また、グリスアップをすることでリアサスの動きがスムーズになります。
リアサスの交換方法
リアサスの交換をするときは以下の道具を用意しましょう。
リアサスは後輪と車体を支えているため、センタースタンドがなければ転倒してしまうリスクがあります。バイクを固定した後は、工具を使い新しいリアサスと交換すれば完了です。
オーバーホールするにはコンプレッサーなどの機械が必要になるため、バイクショップに依頼しましょう。オーバーホールによって汚れを落とし、オイル交換をすることで、新品に近い性能を発揮してくれるようになります。
まとめ
本記事は、2018年6月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。