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ラップ塗装でバイクをカスタマイズ!手順や注意点をわかりやすく解説

「バイクをかっこよくカスタマイズしたい!」

そう思ったことはないでしょうか?バイクのカスタムは様々ありますが、今回ご紹介したいのがラップ塗装です。ただ、バイクをラップ塗装するといっても、どのようにやればいいか、わからない方も多いでしょう。

そこでこの記事では、バイクをラップ塗装するときの手順と注意点について解説していきます。オリジナルペイントで自分だけの1台をぜひ、仕上げてください。

バイクのラップ塗装とは

ラップ塗装とは、まだ乾かない塗料の上からラップを押し当てて、独特なラップ模様を付ける塗装手法です。ラップ塗装の大まかな流れとしては、下地を塗装した上からベースカラーを塗り、ベースカラーが乾く前にラップを貼り付け、模様を付けていきます。

GPz400Fのラップ塗装
GPz400Fのラップ塗装

出典:GPz400Fのラップ塗装

ラップ塗装で失敗しないためのコツとしては、下地をしっかりと乾燥させることです。下地が乾かないうちにベースカラーを塗ると、ラップで模様を付けるときに、下地の色が混ざってしまいます。

ラップ模様を付けたあとは、お好みでラインなどの柄を入れたり、キャンディーカラーを吹いたりしてもいいでしょう。全て塗装したら、仕上げにクリアーを吹いて完成です。

ラップ塗装に使われる色は、下地は黒、その上に塗るベースカラーはシルバーが一般的です。シルバーと黒のコントラストによって、ラップで模様を付けたあとにキャンディーカラーを吹いたとき、豊かな表情を見せてくれます。

ちなみに、塗装物にベースカラーを塗ってからラップで模様を付けるのが一般的ですが、ラップ側にベースカラーを吹き付けて貼り付ける方法もあります。自分に合ったやり方で、ラップ塗装にチャレンジしてみてください。

バイクをラップ塗装する際の手順

バイクをラップ塗装する際の手順

ここからは、実際にバイクをラップ塗装する手順をご紹介していきます。まずは、塗装に必要な物を用意していきましょう。

用意するもの

  • ラップ
  • 下地(一般的には黒)
  • ベースカラー(一般的にはシルバー)
  • クリアー
  • キャンディーカラー
  • 耐水ペーパー(下地研磨は400#、クリアー後の研ぎ出しは1000~1500#程度)
  • コンパウンド(必要な方のみ)

家にコンプレッサーがない方は、下地、ベースカラー共に缶スプレーのものを購入しましょう。これらはどれも入手性が良いので、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。また、通販で入手することもできます。

必要な物が揃ったら、いよいよバイクのラップ塗装にチャレンジしてみましょう。

ラップ塗装の手順

ラップ塗装の手順は、以下の通りです。

  1. 塗料の食いつきを良くするために耐水ペーパーで研磨する
  2. 下地を塗装
  3. しっかりと乾燥させる
  4. ベースカラーを塗る
  5. ラップを貼り付けて模様を付ける
  6. ラップを丁寧に剥がす
  7. お好みでラインを入れたりキャンディーカラーを加えたりする
  8. 塗装が完了したら仕上げにクリアーを吹く

塗装のコツとしては、ベースカラーを塗って少し乾かして(2~3秒程度)からラップを貼り付けてください。すぐにラップを貼り付けると、上手く模様が付かない可能性があるからです。

また、ラップを貼り付けるときはあまり長時間くっつけないようにしましょう。長時間ラップを押し付けると、ベースカラーに含まれる溶剤で、下地の色が溶けてしまうことがあります。ラップを剥がすときも、ゆっくり慎重に剥がしてください。

ラップ塗装は模様がかなり凸凹になるので、仕上げにクリアーを塗って表面を保護してあげましょう。さらに、ツルツルの鏡面仕上げを目指す場合は、1000~1500#程度の耐水ペーパーで段差を研磨し、仕上げにコンパンドをかけると美しく仕上がります。

バイクをラップ塗装する際の注意点

バイクのラップ塗装をするときに注意すべき点が3つあります。ラップ塗装で失敗しないためにも、以下の点に注意しましょう。

塗料垂れに注意

ラップ塗装では下地のゴミは目立たないですが、塗料垂れには注意してください。塗装の際は、一度に大量の塗料を吹き付けるのではなく、薄く何度も重ね吹きするイメージで塗っていけば、失敗を防ぐことができます。

下地はしっかり乾かす

下地をしっかり乾かしておくことで、キレイな仕上がりを目指せます。下地を乾かすときは、表面が硬くなるまで乾かしておきましょう。もし下地を乾かさずにラップを貼り付けてしまうと、下地が溶け出して失敗するリスクが高まります。

また、ベースカラーを塗るときは、全体に塗るのではなくラップを貼り付けるサイズよりも少し小さめに塗っておくといいです。一度に全体を塗ってしまうと、作業の途中で乾いて、模様が付かなくなる恐れがあります。

ラップは事前にカットしておく

ラップを扱う際は、事前にカットしておきましょう。ラップを事前にカットしておくことで、焦ることなくラップ塗装ができるからです。特に、ベースカラーにシルバーを使う場合、乾きが早いのでラップを事前にカットしておかないと間に合わないでしょう。

ラップをカットするときは、自分が使いやすいと思うサイズでカットしてください。あまり大きすぎると意図せぬところに張り付いて失敗の原因になります。20~30cm四方程度を目安にするといいでしょう。

まとめ

今回はバイクをラップ塗装するときの手順と注意点について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ラップ塗装はランダムな模様が付くため、比較的失敗しても目立ちにくい手法です。以下の点に注意して作業すれば、上手く仕上がるでしょう。

  • 塗料垂れに注意する
  • 下地はしっかり乾かす
  • ラップを事前にカットしておく

好みの下地やベースカラー、キャンディーカラーを駆使して、自分だけのオリジナルペイントを施してみてください。

本記事は、2020年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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