ツーリングタイヤを比較するポイントは？ツーリングスポーツタイヤとなにが違う？｜グーバイクマガジン -公式サイト-

バイクのタイヤは大きく分けて「バイアスタイヤ」と「ラジアルタイヤ」に分かれます。そこからさらに用途によって分かれ、ツーリングタイヤはラジアルタイヤのひとつに分類できます。
ツーリングタイヤを選ぶ際は、比較ポイントを押さえることでより自分に合った走行性能へと近づきます。ここでは、ツーリングタイヤの比較ポイントやツーリングスポーツタイヤについて紹介します。

ツーリングタイヤの用途

ツーリングタイヤはその名の通り、ツーリングをメインとするライダーに向け設計・製造されているタイヤです。タイヤを用途別に分けると「ツーリングタイヤ」「スポーツタイヤ」「ハイグリップタイヤ」の3種類に分けられますが、どのようなライディングをしたいかに合わせてタイヤの種類を決定しましょう。
一般的に、ツーリングタイヤは高温が苦手なシリカ高配合系の素材で、サーキット走行は不向きです。ストップ＆ゴーを繰り返すような街乗り～ツーリングで快適な走行を見込めます。ただし、タイヤの硬さや溝によるグリップ性能によって走行性が変わるため、タイヤ選びに自信がなければバイクショップのサポートを受けることがおすすめです。

ツーリングタイヤを比較する3つのポイント

ツーリングタイヤを比較する際は、自身の走行環境や理想の走行に合った性質のものを選ぶことが重要です。以下を参考に、自分に合った性能のツーリングタイヤを探してみましょう。

雨天時の排水性に特化したツーリングタイヤ

ツーリングタイヤの中でも溝を特殊加工することでウェットグリップに特化しているタイプです。タイヤが減るほど溝が大きくなり、より排水性が高まるタイヤもあるため、梅雨の時期に頻繁に使用する方におすすめです。

ドライグリップやドライハンドリングに特化したツーリングタイヤ

ウェットグリップに特化したタイヤよりも、スポーティなライディングを楽しめるタイヤです。ウェット性能もあるため、オールラウンダーとして活躍できるタイヤといえるでしょう。

ツーリングタイヤの溝の数を確認する

ツーリングタイヤのなかでも、特に溝が多いタイヤもあります。溝が多いと、タイヤの形状を柔軟に変化させられるため、路面とのグリップ性能を向上させることができます。さらに衝撃吸収にも優れているため、クッション性能に貢献しているのも特徴です。

スポーツツーリングタイヤと何が違う？

スポーツツーリングタイヤと通常のツーリングタイヤの違いはタイヤの性能にあります。スポーツツーリングタイヤとは、ハイグリップ性能と高耐久性を合わせ持ったタイヤをいいます。さらに、ふたつの性能をより向上させることで、ウェット時のコーナリンググリップや、ブレーキ性能にも貢献しています。
優れたハンドリング性や安定性から、ワインディング走行をはじめ、通常の街乗りでも快適な乗り心地を実現しているのがスポーツツーリングタイヤといえるでしょう。スポーツツーリングタイヤは、攻めのツーリングを楽しみたい方におすすめのタイヤといえるでしょう。

まとめ

• ツーリングタイヤはシリカ高配合系のものが多いためサーキットには不向き、快適な街乗りをしたい人におすすめ
• 比較ポイントは、ウェット性能やドライ性能によって変化する
• スポーツツーリングタイヤは、ハイグリップ性能と高耐久性能を合わせ持ったタイヤ

本記事は、2019年5月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。