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車検の保安基準に適合するバイクのホーン(警音器)、その条件とは?

バイクのホーンは、危険を知らせる役割などを担う重要なパーツの一つです。そのため、聞こえればなんでも良いわけではなく、音質や音量の基準がしっかりと決められています。今回は、車検で定められているホーンの保安基準について確認しましょう。

ホーンの保安基準について

バイクのホーンは車検で、以下のように保安基準が定められています。

  • 前方7mの位置で93db以上112db以下である
  • 音が変化や断続をしてはいけない

メロディーがあるホーンや、大きすぎる、また小さすぎる音は保安基準を満たしていないことになります。(音の変化や断続に関しては以下に記載)
さらに、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(第二節)第141条(警音器)第1号及び第2号」には、以下のことも記載されています。

  • 運転手が運転席で音量や音色を変化させられるものは不可
  • 動力が7kW以下の二輪自動車は112db以下83db以上である

ホーンの音質や音量について

上記でも触れましたが、ホーンの音については具体的に以下の定めがあります。

  • 鐘、サイレンなどの音は不可
  • 1回押すだけで継続するものは不可
  • 押している間に途切れるものは不可
  • 運転手が音質をいじれるものは不可

ホーンを作動させた時間だけ、同じ音で作動しなければいけません。また、とくに緊急の場合には、音量が小さくても大きくても問題があります。音量を調整したい場合は、ホーンのネジを調整することで音の大きさを変えることができます。騒音計は安いものなら2,000円程度で購入できるので、保安基準内で自分の好みの音量に調整してみましょう。
騒音計はスマホアプリにもありますが、誤差が大きいのでおすすめできません。

ホーンの位置や取り付け本数について

ホーンの位置や取り付け本数について

ホーンの取り付け位置に関しては、決まりは、とくにありません。保安基準通り、前方7mの位置で規定音量に達していれば問題ないです。ただし音量によっては、運転手本人や周囲にいる人が不快になる場合があるでしょう。ホーンの音が前方に飛ぶタイプもあるので、快適にホーンを使えるよう、対策を行うことをおすすめします。

次にホーンの種類を紹介しましょう。

  • シングルホーン
  • ダブルホーン

基本的にホーンは1つですが、音量が物足りない人はバイク専用のダブルホーンを付けると音量が上がります。車用のホーンを付ける方法もありますが、以下のデメリットが考えられます。

  • ヒューズが飛ぶ可能性がある
  • 配線をカスタムする必要がある(リードが必要になる)

ホーンの調整や本数の変更をしたい場合は、バイクショップに相談や依頼をするのがおすすめです。

まとめ

  • ホーンの車検保安基準は前方7mで93db以上112db以下
  • ホーンの音が変化や断続してはいけない
  • 鐘やサイレンの音は不可
  • 音量はネジの調整で行える
  • ホーンはバイク専用品をつける

本記事は、2018年4月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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