バイク車検の排気ガス検査に落ちた…その場合はアイドリングをしよう!

バイク車検では、車種によって排気ガス検査をおこないます。排気ガス検査に落ちてしまった場合、まずは排気ガスの基準値や落ちてしまう原因を知り、正しい対処法を身につけていきましょう。
今回は、バイク車検の排気ガス基準値や、落ちてしまった場合の対処方法について解説します。

排気ガスの基準値は?

バイクをユーザー車検で通す場合、調整が難しい項目のひとつに排気ガス検査が挙げられます。排気ガスの基準値をオーバーしているバイクは車検が通りませんが、排気ガスは日々のメンテナンスやセッティング次第で変わってくるため、初心者にとっては厄介に感じる検査項目ともいえます。
まずは、2016年より導入された排気ガスの規制について確認しておきましょう。この新規制では、車種によりクラスの分類や排気ガスの基準値が異なります。

<2016年から導入された二輪車の排気ガス規制でのクラス分け>

クラス1:

総排気量50cc超150cc未満で最高速度50km/h以下のバイク
総排気量150cc未満で最高速度50km/h超100km/h未満のバイク

クラス2:

総排気量150cc未満で最高速度100km/h以上130km/h未満のバイク
総排気量150cc以上で最高速度130km/h未満のバイク

クラス3:

最高速度130km/h以以上のバイク

<2016年から導入された二輪車の排気ガス基準値>

CO(一酸化炭素) HC(炭化水素) NOX(炭化窒素)
クラス1 1.14g/km 0.30 g/km 0.07 g/km
クラス2 1.14 g/km 0.20 g/km 0.07 g/km
クラス3 1.14 g/km 0.17 g/km 0.09 g/km

車検の排気ガス検査で不合格…その場合はアイドリング状態にする!

車検の排気ガス検査でどうしても基準値をオーバーしてしまうという方は、検査時、きちんとアイドリング状態にできているか確認してみましょう。
エンジンをかけた状態でアクセルを開けずに回転を維持するとアイドリング状態となりますが、バイクのセッティングによってはアイドリング時の回転数が低い場合があります。エンジン回転数が少ないと燃焼が上手くいかずにCO値が上がり、排気ガス検査に引っかかりやすくなるので注意しましょう。
「エンジンが止まりそうなくらい回転数が低い」「アイドリング調整を今まで意識したことがない」という方は、バイクショップへ相談して適切なアイドリング回転数を知っておくのもおすすめです。

アイドリングをしてもダメ…そんな時の対処法3つ!

アイドリングをしてもダメ…そんな時の対処法3つ!

アイドリング状態にしても排気ガスが基準値におさまらないという場合、以下の対処法を実践してみましょう。

エンジンを暖めて回転数を安定させる

車検場に入る前にエンジンを止めていたり、エンジンが十分に暖まっていなかったりすると検査時のアイドリングが不安定になってしまいます。アイドリング時の回転数を一定に保つためにも、検査前は15分ほどバイクを走らせてエンジンを暖めましょう。

ガソリン添加剤を使用する

検査前にガソリン添加剤を入れておくと一時的に排気ガス濃度を下げられます。これは燃焼室のカーボンやスラッジなどを効果的に洗浄・燃焼させられるためです。車検時の対処として活用したら、その後は吸排気やエンジン周辺のメンテナンスもきちんとおこないましょう。

スパークプラグ(点火プラグ)を交換する

スパークプラグが劣化していると燃焼効率が落ち、排気ガス濃度が上昇しやすくなります。燃焼やエンジンの回転にかかわる消耗パーツを点検し、必要に応じて交換しましょう。

まとめ

  • バイク車検の排気ガスの基準値は車種により異なり、クラス1~3に分かれている
  • 車検の排気ガス検査で不合格になった場合、きちんとアイドリング状態になっているか確認する
  • アイドリングしても排気ガスが基準値内におさまらない場合、エンジンを暖めたり消耗パーツを交換したりするのが効果的

本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。