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バイクにリヤカーを接続する方法は?メリットや注意点まとめ

「バイクにリヤカーを接続できる?」「リヤカーの接続方法はどうすれば?」そのように考える方も多いことと思います。

バイクにリヤカーを接続することはできます。原付であればナンバー登録や自賠責保険、特別な免許なども不要です。この記事では、バイクにリヤカーを接続するメリットや注意点、および方法について紹介します。

※なお、都道府県によっては条件次第でリヤカーの牽引がNGの場合もあります。詳細は当該都道府県にてご確認ください。

バイクにリヤカーを接続するメリット

バイクにリヤカーを接続するメリットを見てみましょう。

積載量が増える

バイクにリヤカーを接続するメリットとしてまずあげられるのは「積載量が増えること」です。バイク自体に積み込むことができる荷物の量は限られています。「荷物が多いときはクルマ」と考える人もいることでしょう。

しかし、バイクにリヤカーを接続すれば、積み込める荷物は大幅に増えることになります。積載量の制限は各都道府県によって定められていますが、例えば東京都の場合、原付の場合ならリヤカーに120kgまでの荷物を積載できます。キャンプなどで荷物が多い場合にも、バイクで出かけられるようになるのではないでしょうか。

エコ

バイクにリヤカーを接続するメリットとして「エコ」であることもあげられます。排気量が小さいバイクはクルマと比べ、環境に対する影響が小さいです。環境に気を使う人にとっては、バイクにリヤカーを接続して荷物を運ぶことはおすすめだといえるでしょう。

また、それに伴い、バイクにリヤカーを接続して使用すれば、ガソリン代や税金などの維持費も少ないため、クルマを利用するのと比べてお金もかかりません。バイクにリヤカーを接続することは、エコであるとともに「経済的」であるともいえます。

バイクにリヤカーを接続する方法

バイクにリヤカーを接続する方法

バイクに接続可能なリヤカーは、一般的なリヤカーのほか、バイク専用の一輪リヤカーが市販されています。バイク専用のリヤカーは、コーナリング時のバイクの運転動作に対応できるものもあります。また、バイクとの接続についても、バイクに専用の器具を取り付けさえすればできるようになっています。バイクへのリヤカー接続が初めての場合や、接続を手軽に済ませたい場合には、取り付けが簡単な専用リヤカーを購入するのが良いでしょう。

それに対して一般的なリヤカーをバイクに接続するためには、若干の作業が必要になってきます。ここでは、バイクに一般的なリヤカーを接続する手順を解説します。

1. バイクの後部に接続の金具を取り付ける

バイクとリヤカーを接続するためには、バイクの後部に接続の金具を取り付けなければいけません。取り付ける位置については、反射板や灯火類が隠れてしまわないよう慎重に選びましょう。

2. 連結部分を作成する

次に、バイクとリヤカーの連結部分を作成します。連結部分は、バイクのバンクに対応できるようにしておくと、乗り心地が格段にアップします。

また、万が一、連結部分が破損してリヤカーがバイクから脱落した場合には、後続の車両に対して事故を発生させる危険があります。連結部分は十分な強度が得られるよう、溶接するなどしてしっかり作ることが重要です。

3. リヤカーに連結部分を装着する

最後に、リヤカーに連結部分を装着します。ここでもやはり、リヤカーから連結部分が万が一にも脱落してしまわないよう、何度も溶接を施すなどして強度を十分に保つことが大切です。

バイクにリヤカーを接続する際の注意点

バイクにリヤカーを接続する際の法的な注意点を見てみましょう。リヤカーについての法律は、原付の場合と125cc以上の場合とで定められている内容が異なります。

原付にリヤカーを接続する場合

  • リヤカーは「軽車両」としてみなされる
  • 大きさは、長さ4m、幅2m、高さ3mまで
  • 積載量は120kgまで(東京都の場合。都道府県によって異なる場合がある)
  • 最高速度は時速25km(道路標識などの最高速度がこれ以下の場合には、その速度)
  • 原付の灯火がリヤカーに遮られて見えない場合は保安基準に適合しない
  • リヤカーのブレーキは、リヤカーを接続した原付のブレーキ性能が保安基準を満たす場合は省略できる
  • リヤカーの自賠責保険と任意保険は、原付と一体のものとみなされる

125cc以上のバイクにリヤカーを接続する場合

  • 125cc以上のバイクが牽引するリヤカーは「トレーラー(被牽引車両)」とみなされる
  • ナンバー登録が必要
  • 自賠責保険の加入が必要
  • 自動車税・自動車重量税がかかる
  • 長さ3.4m、幅1.48m、高さ2m、最大積載量350kgを超えるものは車検が必要
  • 上の条件以下であっても250ccを超えるバイクで牽引する場合は車検が必要
  • 総重量が750kg以下の場合は、けん引免許は不要
  • 灯火類の装着が必要
  • バイクとリヤカーの重量によってはブレーキが必要となるケースもある

まとめ

バイクにリヤカーを接続すると、荷物を多く積み込むことができます。キャンプなどへバイクで出かけたい人にとってはおすすめだといえるでしょう。また、クルマを利用することに比べてエコで、かつ経済的だともいえます。

リヤカーは、バイクに接続するための専用品も市販されています。手間をかけずにリヤカーを利用したいなら市販品の購入がおすすめです。接続のための作業を自分でする場合には、リヤカーがバイクから脱落しないよう、強度を十分に保つことが重要です。バイクにリヤカーを接続する際には、さまざまな基準をクリアする必要があり、都道府県によっては条件次第でリヤカーの牽引がNGの場合もあります。詳細は当該都道府県やリヤカーの販売店などでご確認ください。

本記事は、2020年5月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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