バイクの水温計の取り付け・交換方法｜グーバイクマガジン -公式サイト-

バイクについている水温計は、エンジンを冷やすための冷却水の温度を管理する計測器です。冷却水の温度の異常は故障につながるので、水温計により目視できると便利です。しかし実際には、水温警告灯は付いていても、水温計は付いていないバイクがあるため、水温計が必要な場合は、取り付ける必要があります。そこで今回は、水温計の取り付けや交換方法についてご紹介しましょう。

水温計の特徴

冷却水の温度を示す水温計には以下の特徴があります。

• 表記はH（HOT）とC（COOL）
• 値がHの近くなら冷却水が120度、Cの近くなら20度前後と判断できる
• 水温計の表示が正常範囲外であればバイクの異常を察知できる

水温警告灯では、バイクの異常時しか判断できませんが、水温計を付けることにより、細かな変化に気が付きやすくなります。バイクの表示器にHとCの表示があれば、水温計が事前に付いているモデルです。

水温計の取り付け・交換方法

水温計は以下の手順で交換します。

用意するもの

• 水温計
• 温度センサー
• 水温計用のステー
• 六角レンチ

作業手順

1. エンジンが冷めていることを確認する
2. ウォーター・テンパラチャセンサー（サーモスタッドが入っている六角ネジ）を取り外す
3. 温度センサーを取り付ける
4. コネクタを説明書通りに取り付ける（電池式の場合は不要）
5. 配線を整える
6. 水温計を運転の邪魔にならない場所に取り付ける

注意点

• 温度センサーのタイプが違う場合はOリングで調整する
• 配線の取り付け時は説明書をよく読む
• 配線の取り付け時は安全に配慮し、メインヒューズを抜くか、バッテリーのマイナス端子を外すと良い
• 標準品センサーがない車種の場合、ラジエーターにつながるホースを加工して取り付ける方法もある

配線など取り付け方法がわからない場合は、バイクショップに相談することをおすすめします。

水温計の取り付け費用の目安

水温計の取り付け費用は以下の通りです。

• 水温計の費用…6,000円～10,000円以上
• 水温計用アタッチメント…3,500円程度

また、バイクショップによって変動がありますが、工賃は8,000円程度かかる可能性があります。もしバイクショップで取り付ける場合は以下が目安となるでしょう。

• 水温計の設置…15,000円～20,000円程度

水温計の種類によって、かかる手間が変わり、値段も変動します。また、カウルなどを外す作業があると、別途費用がかかります。事前に見積もりを出してもらうことで、安心して依頼することができるでしょう。

まとめ

• 水温計はバイクの冷却水の温度を視覚化できるもの
• 水温計のセンサーはウォーター・テンパラチャセンサーと取り換える
• 取り付け時に配線やホースを加工する必要がでてくる可能性がある
• 水温計をバイクショップで取り付ける目安費用は15,000円～20,000円程度

本記事は、2018年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。