自動車保険とは違うバイク保険、6等級からのスタート!
バイクの保険は自賠責保険と任意保険に分けられます。加入義務のある自賠責保険と違い、任意保険は自動車保険と一括できるなど、補償範囲や料金形態にバリエーションがある点が特徴です。なかでも、加入時に意識しておきたいのは任意保険の等級制度。
ここでは、バイク保険の特徴や自動車保険の等級制度との違い、ファミリーバイク特約の概要について見ていきましょう。バイクの任意保険加入を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
バイク保険とは
バイク保険とは、ライダーが任意で加入する任意保険をいい、自動車保険の一種に分類されます。加入義務のある自賠責保険に比べると補償範囲が豊富で、自賠責保険でカバーしきれないトラブルも補いやすい点が特徴です。ただし、補償範囲が広くなるほど保険料は高くなる傾向があり、加入する保険会社や乗っているバイクなど、さまざまな条件によって料金は変動します。
また、保険料を左右する割増制度には、自動車保険でもお馴染みの「等級制度」が採用されています。
自動車保険加入者でも6等級からのスタート
等級制度とは、過去の事故歴(補償適用歴)に応じて契約者に1~20の等級を設定する制度をいいます。等級は契約から1年間無事故ならば1等級大きくなり、最大20等級まで上げることが可能です。等級が大きくなるほど保険料は割り引かれますが、事故などにより補償を受けると等級が1~3等級下がり、保険料が割り増しされていきます。
(例1)20代男性(排気量50ccのバイク)の保険料
年 | 等級 | 保険料/年 |
---|---|---|
1年目 | 無事故10等級 | 17,360円 |
2年目 | 事故により3等級ダウンし7等級 | 21,680円 |
(例2)30代男性(排気量250ccのバイク)の保険料
年 | 等級 | 保険料/年 |
---|---|---|
1年目 | 無事故15等級 | 15,110円 |
2年目 | 事故により3等級ダウンし12等級 | 19,210円 |
また、契約車両10台未満の契約者にはノンフリート等級制度、契約車両10台以上の契約者にはフリート等級制度が適用されます。
ノンフリート等級制度は、自動車(四輪車)とバイク(二輪車)で異なる等級区分となる点が特徴です。そのため、バイク保険に初めて加入した際は自動車保険の加入状況にかかわらず、6等級からのスタートとなることを覚えておきましょう。
ちなみに、期間を空けてバイクに再び乗るような場合は、中断証明書を提出すれば過去に加入していたバイク保険の等級を引き継いだ新規加入も可能です。
ファミリーバイク特約を利用したほうが良い場合は?
既述のとおり、バイク保険は自動車保険の一種ですが、等級制度は別で区分されるのが大きな特徴です。しかし、原付や125cc以下のミニバイクを所持している方の場合、自動車保険に付帯できる「ファミリーバイク特約」なら、バイク保険の費用を安く抑えることが可能です。
以下に、ファミリーバイク特約の補償対象となるバイクの特徴をまとめました。
例えば、親や兄弟が原付や125cc以下のミニバイクを所持していて、自分も125ccのバイクに乗りたいという場合、新規でバイク保険に加入するよりも、家の自動車保険にファミリーバイク特約を付帯させたほうが保険料を節約できます。ファミリーバイク特約は離れて暮らしている家族まで適用できる場合が多いため、125cc以下のバイクで任意保険へ加入しようと考えている方は、一度ファミリーバイク特約について検討してみるのがおすすめです。
まとめ
※本記事は、2019年3月26日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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