バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

バイク初心者が抱えている不安とは?解消するために知っておくべきこと

初めてバイクを乗る際、乗ることにわくわくする方も多いですが、なかには不安を抱えている方もいると思います。

この記事では、多くのバイク初心者の方が抱えている不安や、その解決方法を紹介します。バイクに乗るうえで不安に思っていることがある方や解決方法が知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

バイク初心者が不安に思っていること5選

まずは、バイク初心者が不安に思っていることをまとめました。人によって不安はさまざまですが、おもに多くの方が不安に思っていることは以下の5つです。

  1. 走行中にあおられないか不安
  2. ギアチェンジが上手にできるか不安
  3. 立ちゴケしてしまわないか不安
  4. コーナリングがうまくできるか不安
  5. 走行中にエンストしないか不安

どれもバイク初心者の多くが不安に思っていることです。これらの不安を解消するためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

次の章からは、それぞれの不安に対してどのように対処、改善していけば良いのかを解説していきます。不安を克服して、楽しくバイクに乗れるようにしましょう。

バイク初心者が車にあおられないように知っておくべきこと

まず、不安として挙げられるのが、走行中に車にあおられないかです。初心者であってもベテランであっても、車からあおられる可能性はあります。なかには、残念ながらバイクが嫌いという理由であおるドライバーもいます。

ここからは、バイク初心者が走行中、車にあおられないように知っておくべきことを紹介していきます。

車にあおられないようにするには

車にあおられないようにするためには、いくつかのポイントがあります。

まずは、前を走っている車とは適切な車間距離を保ちましょう。お互いが安全に走行するためには車間距離を保つことが大切です。ただし、あまりにも前の車と車間距離が空いてしまっていると、今度は後ろの車からあおり運転を受けてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。

また、見た目が速そうなバイクや車体が大きいバイクに乗ることで、あおり運転が少なくなる場合もあります。残念ながらあおり運転するドライバーは、あおっても大丈夫かどうかを見た目で判断していることもあるのです。車体が大きく速そうなバイクに乗り換えてみると、あおり運転の被害に遭う可能性が減るかもしれません。

車にあおられてしまった場合の対処方法

どれだけ注意していても、あおり運転に遭うことはあります。車にあおられてしまった場合の対処方法は、複数車線の場合と1車線の場合で少し異なります。

あおられた段階で、複数車線道路の右側を走っているなら、左車線に移動しましょう。あおられた車に道を譲って追い越してもらうのがベストです。

また、片側一車線の道路では、左ウインカーを出して一度停車して、あおられた車に道を譲るようにします。少し面倒かもしれませんが、ずっとあおられ続けるより先に行ってもらったほうが気持ちも楽になるはずです。

余計なトラブルを避けるためにも、道を譲るなど冷静に対処しましょう。

バイク初心者がギアチェンジを上手に行なうための対処法

走行中スムーズにギアチェンジできるかどうかも、バイク初心者が抱えている不安の一つです。ここからは、ギアチェンジをうまく行なうポイントや対処法を紹介します。

ギアチェンジする際のポイント

ギアチェンジは一気につなぐのではなく、ゆっくりとつなぐようにしましょう。一気につないでしまうと発進するときにエンストしてしまったり、減速したときに後輪がホッピングしてしまったりする原因となります。

また、スムーズにギアチェンジを行なう際に左右されるのが、クラッチワークです。初心者の方はクラッチワークの際、緊張してクラッチレバーを力いっぱい握りがちですが、それは逆効果です。

ギアチェンジのたびに力を入れてしまっていると、左手の疲労もたまっていきます。半クラッチを過ぎる部分まで握れば、動力は問題なく切れます。すると、握力を維持しながらクラッチ操作をスムーズに行なえるでしょう。

なお、バイクを加速させたいときはテンポ良くギアを上げていく、反対に減速させたいときは回転数をしっかりと落としてからシフトダウンするのもポイントです。

あまりにもギアが入らない場合は故障の可能性も!?

あまりにもギアが入らない場合は、バイクの故障が原因の可能性もあります。ギアが入らないときに考えられる故障の原因は、以下のとおりです。

  • エンジンオイルが劣化している
  • クラッチワイヤーが伸びている、切れている
  • 油圧式クラッチの場合はクラッチフルードが劣化、不足している
  • シフトペダルの高さがライダーと合っていない
  • クラッチ盤が摩耗している
  • ギアが入らない場合、クラッチ周りの部品が原因となっていることがほとんどです。万が一、故障が考えられる場合は無理に走行を続けず、ロードサービスや近くのバイク屋さんなどに連絡をとって修理を依頼するようにしましょう。

バイク初心者が立ちゴケに対する不安を払拭する有効策

バイク初心者だけでなく、バイクに乗っている方のほとんどが経験している立ちゴケ。ほとんどの方が経験しているとはいえ、立ちゴケはケガやバイクの破損、また二次災害につながる恐れがあります。

ここからは、立ちゴケしやすい場所や対処方法について詳しく解説していきます。

立ちゴケしやすい場所やシチュエーションを理解することが大切

立ちゴケを防ぐためには、事前に立ちゴケしやすい場所やシチュエーションを理解しておくことが大切です。一般的に立ちゴケしやすい場所やシチュエーションは、以下のとおりです。

  • バイクを乗り降りするとき
  • バイクにまたがって停車しているとき
  • 発進時にエンストしてしまったとき
  • 側溝の蓋の隙間にスタンドがはまってしまったとき
  • 砂利道や砂地のような足場の悪い場所を走るとき
  • 傾斜がある道路で足をついたとき
  • Uターンしようとしたとき
  • 立ちゴケの多くは、自分自身の注意不足や油断によって起こります。上記のシチュエーションや場所では、細心の注意を払うようにしましょう。

立ちゴケしてしまったときの対処方法

どれだけ注意していても立ちゴケしてしまうこともあります。万が一、立ちゴケしてしまった場合、まずは二次災害を防ぐよう行動することが大切です。

立ちゴケした場合、まずは後方を確認しましょう。道路の真ん中で立ちゴケした場合は、後続車に引かれてしまう可能性もあるため、すぐに道路の外に避難します。

周囲の安全が確認できたら、倒れたバイクのエンジンを停止しましょう。その後、車体を引き起こしてバイクを道路わきや歩道に移動させます。そのとき、バイクに破損がないか、自分がケガしていないか確認します。

単独で転倒してしまった場合も、警察には連絡を入れてください。バイクや自分自身に問題がなくても、ガードレールやカーブミラーなどが破損した場合、物損事故の当て逃げになる可能性があります。保険会社への連絡は落ち着いてからでも構いません。

もし、自分がケガをして動けない場合は、周りに助けを求めましょう。立ちゴケの直後は、気が動転してしまうかもしれませんが、対処方法を身に付けて冷静に対応することで二次災害を防げるでしょう。

なお、立ちゴケしてしまうとバイクのパーツが破損してしまうこともよくあります。バイクを守ろうとして、自分自身がケガや骨折をしてしまうケースも少なくありません。

バイクは修理すれば元に戻ります。ショックは受けますが、自分の身体を優先して守るようにしましょう。

バイク初心者がコーナリングをスムーズに行なう方法

バイク初心者がコーナリングをスムーズに行なう方法

多くのバイク初心者が不安に直面するコーナリング。ここからは、コーナリングを行なう際のポイントを詳しく紹介していきます。

コーナリングを行なう際のポイント

カーブの手前でアクセルを戻し、前後のブレーキを使って減速します。続いてカーブの大きさに合わせて少しずつ車体を傾けましょう。このとき姿勢はライダーとバイクの傾きが一直線になるようにするのが大切です。

その後は、一定の傾きやスピードを心がけます。また、視線は常にカーブの先を見るようにし、前方の状況や障害物がないか確認しましょう。

通常、コーナリングは減速してから行ないますが、フロントブレーキ(前ブレーキ)を中心に使っていると安定感が損なわれます。初心者によくあるのが、リアブレーキ(後ろブレーキ)がうまく使えてないことです。リアブレーキはフロントブレーキに比べると利きがあまり良くありません。

しかし、ブレーキが利きにくいということは、速度の調整を細かくしやすいということです。かけすぎてもスリップしやすいので、ほど良い強さでかけましょう。

実は右のコーナリングが苦手な人は多い

右のコーナリングが苦手というライダーは、決して少なくありません。考えられる原因の一つは私たちの軸足が関係しています。サッカーボールを蹴るときに使う足とは逆の足が軸足です。このとき、軸足で体重を支え、バランスをとっています。多くの方の軸足は左足のため、右コーナリングの際は軸足とは逆の足でバランスをとらないといけません。

また、日本の道路は左側通行のため、右に曲がるときのほうがコーナリングは長くなります。結果的にバイクが傾いている時間が長くなるため、苦手に感じる方もいるのです。

さらに、バイクの構造も原因の一つです。基本的にアクセルやブレーキレバーなどは右側に配置されています。右にコーナリングしながら右側で操作する必要があるため、左のコーナリングに比べると操作しにくいと感じる方が多くいます。

エンストに不安を感じるバイク初心者が理解しておきたいこと

バイクに乗っているとエンストしてしまうことがあります。特に初心者の場合、エンスト時にどうすれば良いのかわからず、路上で焦ってしまうこともあるでしょう。ここからは、エンストしてしまう原因と対処方法を解説しています。

エンストしてしまう原因

エンストしてしまう原因は、おもに以下のとおりです。

  • 電気系のトラブル
  • 燃料系のトラブル
  • 制御系のトラブル
  • 単純な操作ミス
  • まず考えられるのは、点火装置やセンサーなど電気系のトラブルです。突然起こるエンストは電気系のトラブルが原因の可能性があります。たった1つの電気系のパーツに不具合が生じただけでもエンストを引き起こすことがあります。

    また、徐々に止まってしまう場合は、燃料系のトラブルによってエンストが発生しているかもしれません。燃料切れの場合は、徐々に止まり、やがてエンストを起こします。

    燃料が残っていれば再始動する可能性はありますが、残っていない場合はどれだけ試してもこれ以上走りません。その場合は、速やかに燃料を補給するようにしましょう。

    さらに、加速する際にエンストする場合は、制御系のトラブルによってエンストが起こっているかもしれません。燃料と空気のバランスがとれておらず、燃焼噴射量がコントロールできていないため、結果的にエンストを起こしているのです。

    そのほかにも、燃料ポンプが故障していたり、フィルターやノズルが目詰まりしていたりする場合もエンストを起こしてしまいます。

    なお、停車時、ニュートラル以外の状態でクラッチレバーを離してしまう、発信時にクラッチ操作がスムーズでない、など単純な操作ミスでエンストしてしまうこともあるでしょう。

エンストしてしまったときの対処方法

エンストしてしまった場合は、まず何度かエンジンを再始動してみてください。複数回試してもエンジンがかからないときは、追突や渋滞を避けるため、路肩や安全な場所へ避難します。

特に注意しなければならないのが、何度もセルモーターで再始動しようとした結果、バッテリーが上がりバイクが動かなくなるケースです。なかなかエンジンがかからない場合は、エンジンが冷えてから再始動を試みても良いかもしれません。

特に信号待ちでエンストしてしまった場合、焦って混乱してしまう方も多いと思いますが、冷静に対応することが大切です。

バイク初心者向けの練習会とは?

自信を持ってバイクに乗るためには、とにかく練習あるのみです。しかし、いきなり路上を走るのが不安な場合は、練習会に参加して少しずつ慣れるのがおすすめです。ここからは、バイクの練習会について紹介します。

販売店やバイクメーカー主催の練習会

まずは、販売店やバイクメーカーが主催している練習会です。全国各地で行なわれており、指導員や専門のインストラクターがバイクの操作方法を指導してくれます。

特にバイクメーカーが主催している練習会の場合は、車両がレンタルできる場所も多いでしょう。また、ライダーのレベルに応じてカリキュラムを組んでいる場所もあるため、初心者はもちろんバイクに乗り慣れた方でもスキルアップが期待できます。

警察主催の練習会

警察が主催している練習会もあります。初心者ライダーやバイクの運転に不安があるライダーのための練習会です。白バイ隊員や二輪車安全運転指導員が、安全に運転するための基礎知識を教えてくれます。

さらに、安定したコーナリングやブレーキングなどの練習を行ないます。こちらも販売店やバイクメーカー主催の練習会同様、全国各地で開催されているため、住んでいる場所から近いエリアでの参加も可能です。

まとめ

この記事では、バイク初心者が抱えている不安や解消方法を紹介しました。最初はだれもが初心者からスタートし、多くの不安を抱えています。

トラブルの原因や対処方法を知っておくと、いざというときに焦らず冷静に対処できるでしょう。また、バイクで道路を走るのが不安な方は、先に練習会に参加するのもおすすめです。不安を克服して楽しくバイクを乗りこなしましょう。

本記事は、2023年9月3日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

topへ戻る