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二輪免許を取得して憧れのバイクに乗ろう!種類や取得方法について

バイクを運転するために、必ず必要になる二輪免許。これから二輪免許を取りたいという方はもちろん、すでに自動車免許を持っている方でも、免許の種類や取得方法について、疑問を抱えているかと思います。

そうした悩みを解決するため、このページでは二輪免許の種類や取得条件について詳しく解説していきます。後半では二輪免許取得にあたっての注意点についてもまとめているので、「これから二輪免許を取得したい!」という方はぜひ最後までお付き合いください。

二輪免許は何種類あるの?|MT編

まずは、二輪免許の種類について解説していきます。
MT免許は、マニュアルとAT両方を運転することが可能な免許です。排気量によって全部で4つに分類されており、「どんなバイクに乗りたいのか?」「バイクをどんな風に楽しみたいのか?」によって取得すべき免許が変わってきます。詳しく見ていきましょう。

原付免許

原付免許は16歳から取得可能で、教習所に通う必要がないため早ければ一日で取得することができます。排気量50ccまでのバイクに乗ることができ、近場での移動や自転車の代わりとして便利です。
なお、原付は普通自動車免許でも運転可能なため、すでに普通自動車免許を取得している場合は必要ありません。

車検の必要がなく、保険料も安価で非常に経済的です。「とりあえずバイクを体験してみたい!」という方は、まず原付免許を取得するといいでしょう。

小型二輪免許

小型二輪免許では、125ccまでのバイクに乗ることができます。原付よりも制限が少なく排気量も上がるため、より広範囲を楽に移動可能です。加えて、二人乗りもできるようになります。

小型二輪免許も16歳から取得可能で、車検がなく保険料も安いのが特徴です。維持費を安く抑えられ、原付よりも行動範囲が広がるため、毎日の通勤や通学でバイクに乗りたいという場合におすすめできます。

普通二輪免許

普通二輪免許は、教習所で最もポピュラーな二輪免許です。400ccまでのバイクに乗ることができ、オフロードやスポーツタイプ、クルーザーなど車種の選択肢が一気に広がります。
高速道路にも乗ることができるため、「バイクで遠出したい」「ツーリングを楽しみたい」といった方に最適です。こちらも16歳から取得できます。

ただし、普通二輪は原付や小型二輪に比べて車体が大きくなるため、取り扱いが難しく免許取得の難易度も上がることは留意しておいてください。
また、251cc以上のバイクには車検制度が設けられています。「車検の費用や手間を抑えて、もう少し気軽にバイクに乗りたい」という場合は、250ccのバイクを選ぶといいでしょう。

大型二輪免許

大型二輪免許は排気量の制限がなく、取得すればすべてのバイクを運転できるようになります。普通二輪よりも更に排気量が上がるため、「街乗りよりもツーリングをメインに乗りたい」という方に最適です。

しかし、初めての二輪免許で大型二輪に挑戦するのは、あまりおすすめできません。大型二輪は、普通二輪よりも大きく重量もあるため、取り回しに気を使う必要があり、本人の体格や運転技能にも左右されやすくなります。

そのため大型二輪免許を取得したい場合、まずは普通二輪免許を取得し、バイクに慣れてから挑戦するのがおすすめです。また、大型二輪免許の取得可能年齢は18歳とされている点にも注意しましょう。

二輪免許は何種類あるの?|AT編

次はAT限定の二輪免許について見ていきましょう。二輪のAT限定免許には、現在3つ免許が存在します。

「AT限定免許を取るメリットって?」と疑問に思う方も多いと思いますが、手軽にバイクを楽しめるという点では、マニュアル免許よりも優れているといえます。
AT免許では乗れるバイクに制限がありますが、クラッチ操作が必要ない分、操作がシンプルです。

AT小型限定二輪免許

AT小型限定二輪免許は、取得可能な年齢が16歳で二人乗りが可能と、小型二輪免許とほぼ同様の免許です。AT限定なので、クラッチ操作が必要なバイクには乗れません。

日々の通勤や通学でバイクを使用する場合、クラッチ操作が面倒に感じることもあります。あくまで移動手段としてバイクに乗る場合は、こちらの免許を取得してスクータータイプのバイクに乗るのがいい選択かもしれません。

AT限定普通二輪免許

こちらは普通二輪免許と同様の内容のAT限定免許になります。普通二輪免許は、原付免許や小型二輪免許に比べて取得難易度が高い免許です。初めてバイク免許を取得するという方や、マニュアル操作の経験がない方は慣れるまで時間がかかります。

そのためAT限定普通二輪免許は、マニュアル免許取得のためのステップアップとしておすすめできます。AT限定普通二輪免許を取得しておけば、5時限の教習で普通二輪免許に限定解除できますので、「また1から取り直し」ということもありません。
もちろん乗りたいバイクがビッグスクーターという方は、AT免許のままでも問題ないです。

AT限定大型二輪免許

AT限定大型二輪免許は、大型二輪免許と同じく18歳から取得可能で、その他の条件も同様です。「以前は排気量が650cc以内」という制限がありましたが、現在は無制限となっており、クラッチ操作のないバイクであれば排気量に関係なく乗ることができます。

二輪免許の取得方法は?

二輪免許の取得方法は?

ここまで二輪免許の種類についてご紹介してきましたが、次は取得方法について解説していきます。それぞれの免許ごとに取得方法が異なるため、1つずつ詳しく確認していきましょう。

原付免許の取得方法

原付免許は、早ければ一日で取得可能な免許です。教習所に通わずとも、各都道府県の運転免許試験場での試験に合格すれば免許が交付されます。

原付免許の取得は、このような流れで行われます。

1.【適性試験に合格する】

適性試験では、原付の運転に支障がないかどうか、身体検査が行われます。行われる検査は視力検査(両眼で0.5以上)、色彩識別検査、運動能力検査、聴力検査です。
視力検査はメガネやコンタクトが使用可能で、聴力検査では補聴器の使用が認められています。

2.【学科試験に合格する】

適性試験が終わったら、次は学科試験です。交通ルールやマナーに関する問題が出題されます。問題は文章問題が46問、イラスト問題が2問の合計48問で、合計90%以上の正解で合格となります。
市販の問題集が本屋などで簡単に手に入るため、事前に勉強しておきましょう。また、最近ではアプリでも原付免許の学科試験を勉強できるので、そちらを活用してもいいかもしれません。

3.【技能講習を受ける】

学科試験に合格すれば、最後は技能講習です。3時間ほどで、原付の「基本操作」や「基本走行」、「安全運転の知識」について学びます。実際に運転することになるため、動きやすい服装で臨みましょう。
怪我をしないよう長袖、長ズボン、歩きやすい靴がおすすめです。

小型二輪免許・AT小型限定二輪免許の取得方法

小型二輪免許・AT小型限定二輪免許には、2種類の取得方法があります。教習所と運転免許試験場の場合、それぞれ解説していきます。

【教習所を利用する場合】

教習所の流れとしては、まず適性試験(視力が両眼で0.7以上・片目で0.3以上、その他色彩識別検査等)を受けた後、学科教習と技能教習が並行して行われます。小型二輪免許の場合、学科教習が26時限、技能教習が12時限です。AT限定では、技能教習が9時限になります。

学科教習では交通ルールやマナーについて2段階に分けて学び、全教習終了後に効果測定と呼ばれる理解度テストを受けることになります。(普通自動車免許を取得している場合、二輪に該当する交通ルールやマナーを1時限のみ受講します。)
技能講習では1段階目にバイクの基本操作、2段階目に交通ルールを意識した走行と運転中の危険を予測した運転について学びます。こちらは段階ごとに運転技能を確認するテスト(みきわめ)が行われます。

すべての教習を修了し、卒業試験に合格すれば、あとは運転免許試験場で学科試験を受けるだけです。これに合格すると、免許を取得できます。

教習所を利用する場合、バイクの運転に慣れやすく、正しい技術や知識を身につけることができるというメリットがあります。
合宿なら8万円程度、通学なら11万円程度必要で、最短でも6日かかるなど、お金や時間の面ではデメリットもありますが、「これまでまったくバイクに乗った経験がなく、不安な点が多い」という方は教習所がおすすめです。

【運転免許試験場で直接取得する場合】

教習所を利用しない場合は、運転免許試験場に直接向かいましょう。適性試験(視力は両眼で0.5以上、その他色彩識別検査等)を受けた後、学科試験が行われます。
学科試験に合格したら、次は技能試験です。指定されたコースを走行し、運転技術に問題がないか測定されます。技能試験が終われば、取得時講習と応急救護講習(それぞれ3時間前後)を受け、免許取得です。

運転免許試験場で直接取得する場合のメリットとしては、費用を安く抑えられることや、取得までの時間がかからないことが挙げられます。
1回の試験も必要な費用は4,000円ほどで、交付手数料や講習料をすべて含めても22,000円前後と、教習所と比較するとかなりの差です。時間も一日で済むため、「忙しくて教習所に通えない」という方は直接取得するのがいいでしょう。

ただし、慣れない試験会場でいきなりバイクに乗ることになるため、合格の難易度はかなり高まります。

普通二輪免許・AT限定普通二輪免許の取得方法

次は普通二輪免許の場合です。こちらも2通りの取得方法があります。

【教習所を利用する場合】

教習所を利用する場合、流れとしては小型二輪免許と同様ですが、技能教習の回数に違いがあります。マニュアルは19時限、AT限定は12時限です。そのため最短教習日数も9日間(AT限定は7日間)と少し長くなります。

費用は合宿で11万円程度、通学なら13万程度です。デメリットはやはり費用と時間ですが、普通二輪の運転は小型二輪以上に技術が必要になります。そのため教習所に通うのが安心です。

【運転免許試験場で直接取得する場合】

こちらも流れは小型二輪と同様で、受験費用にも変化はありません。
ただ先ほど触れたように、普通二輪の運転には技術が必要になるため、技能試験の難易度は小型二輪以上です。特に、一本橋や急制動といった課題は、慣れていないと失敗しやすい項目です。

教習所の場合は何度か練習を行ない、十分にコツをつかんでから技能試験に臨むことができますが、直接取得する場合は鬼門となるでしょう。
費用を抑えたい方や、仕事等で教習を受ける時間が取れない方は、こちらを選んでもいいかもしれません。

大型二輪免許・AT限定大型二輪免許の取得方法

最後は大型二輪免許です。こちらも他の免許と同様、教習所を利用する場合と直接取得する場合の2種類があります。

【教習所を利用する場合】

大型二輪の場合でも、基本的な流れは変わりません。ただし、18歳以上でないと入学できない点に注意しましょう。教習所にもよりますが、費用は普通二輪免許を持っている場合、合宿で10万円程度、通学で9万円前後です。
すでに普通免許を持っていれば学科教習を受ける必要がないため、最短6日間の教習で卒業することができます。

大型二輪は普通二輪よりも体格や技能に左右されるため、自信のない場合は教習所を利用しましょう。先に普通二輪免許を取得してから教習所を利用すると、より安心です。

【運転免許試験場で直接取得する場合】

大型二輪免許の場合でも、手順や費用はほとんど変わりません。すでに普通二輪免許を取得している方で、運転にも十分慣れている場合は、直接取得するのも良い選択肢といえるでしょう。
大型二輪の場合、技能試験に波状路という課題が追加されます。これは複数の突起が設置された路面を立ち乗りの状態で通過するというものです。普通二輪免許にはない課題のため、ステップアップとして大型二輪免許を取得する場合も注意が必要になります。

二輪免許取得での注意点

最後に、二輪免許を取得する際の注意点について解説していきます。免許ごとの異なるルールや、取得後に注意すべき点についてしっかりと把握しておきましょう。

原付免許での注意点

原付免許の場合、さまざまな制限があることに注意が必要です。法定速度は30km/h以下と定められていますし、二人乗りはできません。加えて二段階右折が必要で、高速道路に乗ることも禁止されています。
また、原付には車検がないため、自賠責保険や任意保険は十分に管理する必要があります。

一日で免許を取得できる手軽な乗り物ではありますが、危険も伴います。特に問題なのが30km制限で、道路を走る他の車と速度差があるため、追い抜かれながら走行するような感じになります。
後続車をミラーで意識しながら走行するよう、心がけるといいでしょう。ただし、あまり後ろに気がいき過ぎるのも危険なので、うまくタイミングを計ってください。

小型二輪免許・AT小型限定二輪免許の注意点

小型二輪では、二人乗りが可能になり、法定速度が60km/hまで引き上げられます。原付よりもかなり自由度が高くなりますが、高速道路の走行はできないので、間違えて侵入しないよう注意しましょう。
また、こちらも車検がないため、自賠責・任意保険の管理は入念に行う必要があります。

普通二輪免許・AT限定普通二輪免許の注意点

普通二輪免許では、高速道路の走行も可能になります。運転可能な排気量も大きく上がり、走行範囲も広くなりますが、その分必要な運転技術も高くなります。走行には十分注意が必要です。
また250cc以下の場合は車検がありませんが、251cc以上のバイクでは車検が必要になります。車検にかかる費用も考慮し、維持費を計算しておくといいでしょう。

大型二輪免許・AT限定大型二輪免許の注意点

大型二輪免許の場合は他の二輪免許と違い、18歳以上でないと取得できません。
また教習所によっては、普通自動車免許や普通二輪免許を持っていないと教習を受けられない場合があることに注意しましょう。これは大型二輪の運転には技術が求められるためです。

まとめ

今回は、二輪免許の種類や取得方法、注意点などについて解説しました。二輪免許にはAT限定のものを含めて合計7種類の免許があり、それぞれ取得条件や乗れるバイクなどに違いがあります。
これから免許を取得したいという方は、乗りたいバイクやバイクの使い方から、自分に適した免許を選ぶといいでしょう。

また、免許の取得方法にも2種類の方法があります。それぞれのメリット・デメリットを十分に把握し、自分が取得しやすい方を見つけてください。
二輪免許を取得して、楽しいバイクライフをスタートさせましょう!

本記事は、2020年9月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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