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【徹底紹介】ヤマハ マジェスティのすべて

CHECK2
扱いやすさは◎、車体の大きさにこだわるなら△
乗ってみて驚く軽やかな車体の動き

ヤマハ マジェスティ 近年のビッグスクーターは、より大柄で貫録のあるデザインへと向かってきたように思う。なにしろ、大きい車体ほど存在感はあるわけだし、どっしりとした車体は走行時に安定感も得やすい。ラグジュアリーな雰囲気を求めていけば、外見的にも乗り味も、そういう傾向となって当然なのだろう。

 ただし、このマジェスティはその限りではない。見た目こそ定番のローアンドロングスタイルで立派だが、跨ってみるとさほど大柄には感じない。そして、走ってみると車体の動きはとにかく軽く、そしてシャープ。そのスタイルからは想像しずらいほど素直に、そして機敏に動く。

 車両重量は188s。押して歩いたり、跨ったまま足で車両を動かしてみても、比較的軽いと感じる。しかも足着き性は良い。また、ハンドル位置も程よく近く、乗車ポジションはコンパクト。だからUターンなども不安なくできるし、気構えずに乗り出せる。

 街乗りからツーリングまでオールマイティに使いたい……そんなふうに思わせてしまう魅力を、このマジェスティは持っていた。

ヤマハ マジェスティ DATA
燃費 32.6km/L(高速道路 実走行)
28.9km/L(一般道 実走行)
100km/h走行時の回転数約5800rpm
最小回転半径2.7m
取りまわし性
標準装備品タコメーター/ハザード/ツイントリップ/時計/
燃料計/オイルトリップ/Vベルトトリップほか
センタースタンド
オイル容量オイル交換時1.5L./フィルター交換時1.7L
オイルフィルター/エアフィルター1061円/2909円
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右手側にATのモードスイッチ、左手側にシフトスイッチが付く。加速時や減速時には、このシフトスイッチを操作することでシフトダウンできる。
スマートキーを持っていれば、メインスイッチを押すことで電源がオンになりハンドルロックも解除。またスマートキーでシートロックの解除もできる。
ガソリンの給油口はステップボードの内側。車両の電源がオフの状態で、シートオープンスイッチを1秒以上長押しすればフューエルリッドが開く。
フロントには3つの小物入れが装備される。左右それぞれはペットボトルやマップの収納にちょうど良いサイズ。中央はカードなどを入れるのに便利。
ヤマハ マジェスティ ヤマハ マジェスティ ヤマハ マジェスティ
シート下のトランク容量は約60L。一般的なフルフェイスヘルメットが2個収納できる。前後長は107pで、フィッシングロッドなども収納可能。
シートは腰をどしっと落ち着けるタイプではないので、座位置を変えやすい。また前側の両サイドが斜めに削がれた形状で、停止時にスッと足を出せる。
リヤの足まわりは、優れた減衰特性を発揮するモノクロスサスペンションが採用される。ショックユニットはエンジンの上側にマウントされている。
ヤマハ マジェスティ ヤマハ マジェスティ ヤマハ マジェスティ
ヘッドライトは左右が完全に分かれ、スクリーンはフロントカウルから浮き上がったデザイン。なんともかわいらしいフロントフェイスとなっている。
フロントフォークのインナーチューブ径は33o。フロントブレーキは異形2ポッドのキャリパーと267oのディスクが組み合わされる。
シート高は700o。跨ってみると非常に低く感じる。幅が広い割には足着き性は良い。身長160pのライダーでもこのとおり、両足が程よく着く
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