まず、ここに紹介してきたネイキッドバイクたちだが、400ccということで普通二輪免許で乗ることができる。キャラ的にも親しみやすい側面はどのモデルも持っているから、ビギナーにもオススメしやすい。それすなわち、エントリーモデルとしても格好のモデルがそろっているというわけだ。必然的に中古車ニーズが高いカテゴリーともいえ、ましてや爆発的なヒットを記録した過去もあるわけで、中古車市場はいまだにぎわいを見せている。
しかしながら新車のセールスはというと、正直、一時ほどの活況とはいえない。ということで、中古車には二分化の傾向がなきにしもあらず、だ。要するに、高額だが高年式のワンオーナー車、求めやすい価格だが何人かのユーザーを経た低年式グループのふたつに大別できるわけだ。
もちろんこれがすべてではないが、そろそろ10年選手となる年式も珍しくはないのは事実だ。もともとの性能的には一線級にあっても、十分なパフォーマンスを味わえない個体も出始めている。購入時はエンジンノイズや吹け上がりの具合、電装系のチェックなどは入念に行いたい。
消耗品では、タイヤの減り具合に気を使おう。磨耗に余裕があっても、四角く減っているものはハンドリングに影響が出やすい傾向がある。 |