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KAWASAKI ZEPHYR |
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1989 |
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文字どおり、ネイキッドブームの立て役者と紹介できるゼファー。一時はプレミアがつくほどの大人気を博した。カウルを持たないバイクらしさにあふれたフォルム、リヤの2本サスなどは、以降のネイキッドが踏襲していくスタイルだ。メカニズム的には特筆すべき点はないが、親しみやすさは抜群だった。ちなみにこのゼファー、初期型のみ左右で異形のメーターを採用、翌年のC2以降はメッキケースの砲弾型メーターとなる |
毎年のマイナーチェンジ。
'95年が事実上の最終型 |
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1995 |
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'89年の初期型がC1、以降、'95年のC7まで、毎年マイナーチェンジが行われた。とはいっても基本メカニズムに変更はなく、とくにC6まではタンクやサイドカバーのエンブレム変更がメイン。そしてゼファーχの登場直前の'95年のC7で、シートの開閉機構やヘルメットホルダーの使い勝手が見直され、MFバッテリーも採用された。このC7がゼファーの事実上の最終型となり、以降はχとの併売というかたちで継続販売された |
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KAWASAKI ZEPHYRχ |
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1996 |
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大ヒットモデルとなったゼファーのスタイルを踏襲。変更されたのは、並み居るライバルから後れをとっていた感が否めない動力性能だ。一時は併売されていたが、事実上のゼファーの後継機種となったゼファーχ。空冷エンジンは4バルブヘッドが与えられ、高回転までしっかりついてくるスポーツライクなものとなった。当然足まわりも強化され、'97年型以降はサイズもワイドになったラジアルタイヤが採用されている |
空冷カワサキの雄、ゼファー。
ミドルクラスに受け継ぐχ |
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2004 |
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ピンストライプ入りのカラーなど、オーセンティックな香りを放ちつつ、今なお新鮮な魅力を放ち続けるゼファーχ。1100、750の兄弟を持つ空冷カワサキの代表的ブランド、ゼファーのミドルクラスを支えている。空冷を踏襲しながら、4バルブヘッドやTPS付きキャブレターをフィーチャーしたマルチエンジン、対向ピストンを備えたブレーキとラジアルタイヤなど、装備の面でも一線級のスポーツネイキッドだ |
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