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BIKE SUBCULTURE特集
COMIS&BIKE 春までこれを読んで待て!

いまの日本においては、コミックスだって立派な文化
爽快で、泣けて、わくわくできる作品がいっぱいある
そこに登場するバイクたちもまた
物語のなかでガンガン走りまわっているのだ
ライダーが共感できるリアルさがある

 コミックスがボクらにとって身近な存在であることは今さら説明する必要もない。当然バイクを題材にしたコミックスもたくさんある。レースを描いたもの、ライダーの視点から日常の風景を描いたもの、切り口は作家によってさまざまだ。ただバイクコミックには、ライダーだけにわかる空気感のようなものが、どの作品でもよく描かれているのが感じられる。
 たとえば一色登希彦氏の「モーティブ-原動機-」では、初めてカブで公道に出た高校生が、たった40km/hのスピードやクルマに追い抜かれることに恐怖を感じるシーンがリアルに描かれている。おそらくこれを読んだライダーたちは、「そうそう」と思うか「そんなことないよ」と思うかの違いはあっても、初めてバイクに乗ったときのことを思い出すに違いない。そんなリアルさが感じられるのだ。
 これはひとえに作家たちが「バイクが好き」だからに違いない。バイクブームのころならまだしも、セールス面を考えたら「バイク」を題材に選ぶことはリスクを伴うだろうし、そもそもバイクを描くのは面倒くさい。これは冗談ではなく、たった1コマに出てくるバイクを描くだけで、数時間かかることも珍しくない。好きでなければ、情熱がなければ、とても描き続けることはできないだろう。
 寒くてバイクに乗りたくなーい、なんて人たちは、バイク好きが描いたバイクコミックを読みながら、暖かくなるのを待っていてほしい。
作者の思い入れたっぷりのバイクストーリーたち
しげの秀一 バリバリ伝説
バイクコミックのビッグネーム
しげの秀一 バリバリ伝説CB750Fを駆る走り屋の主人公が、世界GP(当時)まで上り詰める大ヒット作。主人公のかぶっていたメルメットのレプリカが実際に発売されるほどの人気ぶりだった。バイクコミックの筆頭。
漫画文庫1〜20巻 ©しげの秀一/講談社
すぎむらしんいち サムライダー
ありえないバトルスーツがいかす
すぎむらしんいち サムライダーちょっと不良な高校生の主人公の前に、甲冑のようなバトルスーツをまとい、スズキの名車カタナを駆る男が現れる……。コミック仕立てながら、走行シーンは迫力あり。カタナがかっこいい。
全5巻 ©すぎむらしんいち/講談社
望月峯太郎 バイクメ〜ン
ロックとバイクを愛するものへ
望月峯太郎 バイクメ〜ンロックとバイクを愛し、事故で死んだボニーが人車一体となってよみがえる(ちなみにバイクはトライアンフ)。ロックなバイカーキャラクターが満載で、ニヤリとなること請け合いなのだ。
全4巻 ©望月峯太郎/講談社
えのあきら ジャジャ
「イタ車」のよさが素直にわかる
えのあきら ジャジャイタリアンバイクショップを舞台に繰り広げられる「イタ車」ストーリーの数々。登場するイタリアンバイクたちの時代背景やエピソードも押さえられ、自然とイタ車に興味がわいてくる。
1〜6巻 ©えのあきら/小学館GXC『ジャジャ』
大友克洋 AKIRA
映画の原作もぜひ読んでほしい
大友克洋 AKIRA映画のコーナーでも紹介した作品だが、原作のコミックスも世界中にインパクトを与えた作品だ。圧倒的な画力で描かれるバイクの疾走シーンは、バイク乗りならその迫力に圧倒されるはず。
全5巻 ©大友克洋/講談社
東本昌平 キリン
ビッグバイクのハードボイルドな世界
東本昌平 キリンリッターバイクを意のままに操る男たちのハードボイルドな世界をリアルな描写で描く。流行りすたりとは関係なくバイクに乗る姿や、数々のビッグバイクたちにしびれること間違いなし。
1〜30巻 ©東本昌平/少年画報社
一色登希彦 モーティブ-原動機-
ライダーの琴線に触れるオムニバス
一色登希彦 モーティブー原動機ーカブで初めて公道を走った高校生、新進のトライアルライダー、ドゥカティを愛するサラリーマン……。「原動機」をキーワードに、人とバイクの結びつきを描く、心に響くバイクオムニバス。
全1巻 ©一色登希彦/集英社
山口かつみ My Favorite BIKE オートバイ青春短編集
味わい深いショートストーリーたち
山口かつみ My Favorite BIKE オートバイ青春短編集1話につき1車種を題材にしたショートストーリー集。コミカルな雰囲気のなかにもホロッっとさせるテイストも。初めてバイクに乗ったころが思い出されるような、味わい深い作品だ。
1〜3巻 ©山口かつみ/小学館ビッグコミックス
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