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ゆとりの走りが魅力!クルーザー特集
TRAD(昔ながら)とCONTEMPORARY(現代的) 走りあり、スタイルあり、のハーレー新着ニューモデルを徹底チェック!
バイクメーカーとして1世紀を超す歴史を持つハーレーダビッドソン
その新着ニュース、06モデルに乗って、クルーザーについて考えた
Harley Davidson VRSCD
コーナーも攻めてくれ! 走りもクルーズも
得意技。決め技はカタチです
Harley Davidson VRSCD 毎年、秋になるとハーレーのニューモデルのニュースが飛び込むのが恒例。そのなかからクルーザー特集のサンプルに登場願ったのは、06シーズンに向けVロッドシリーズに加わった、ナイトロッドだ。
 その特徴は、ステップ位置が前進しハンドルバーがやや遠いVRSCA・Vロッド、バックステップ的に後退したステップとドラッグマシン風に幅の狭いハンドルを持つVRSCR・ストリートロッドとのちょうど中間になるステップ位置、ハンドルバーのポジションなどから、クルーズ性能とコントロール性能を大きくラップさせたのが、ナイトロッドといえる。
 運動性ならストリートロッドも高い車高とシート、それに剛性感バッチリのフロントフォークによって走りの軽さは魅力だが、前傾姿勢がきついあたりが好みをわけるだろう。このナイトロッドなら、よりリラックスした姿勢であらゆる道を楽しめる。もし、高速道路で足が窮屈になったら、標準装備のハイウエイペグに足を投げれば、遠乗りでもリラックス度拡大。迫力あるスタイルとクルーズ性能の融合こそ、このバイクの真骨頂。
 水冷DOHC4バルブ・60度V型2気筒のレボリューションエンジンは、もともと、AMAスーパーバイクを走っていたVR1000というVツインレーサーのエンジンをベースとしただけに、パワフルさは折り紙付き。鼓動感と加速の鋭さの両方を楽しめるクルーザーだ。
Harley Davidson VRSCD
SPEC
全長×全幅×全高 2430×870×1105(mm)
シート高 660mm
ホイールベース 1700mm
乾燥重量 285kg
エンジン 水冷DOHC4バルブ・60度V型2気筒
ボア×ストローク 100.0×72.0(mm)
総排気量 1131cc
最大トルク 100Nm/7000rpm
燃料タンク容量 14.38L
燃費(ハイウエイ) 20.0/L
燃費(市街地) 15.7/L
燃料供給方式 インジェクション
ブレーキF ダブル
ブレーキR シングル
タイヤサイズF 120/70ZR-19
タイヤサイズR 180/55ZR-18
メーカー希望小売価格 モノトーンカラー178万円
ツートンカラー181万1000円
Harley Davidson VRSCD メーターバイザーに近いコンパクトさだが、スタイリング的な効果はとても大きい。撮影車はデニムブラックと呼ばれるツヤ消し黒。
中央に速度計、左右に回転計と燃料、水温計を振り分けたコンビネーションメーター。この部分にもデザイン性の高さがうかがえる。 Harley Davidson VRSCD
Harley Davidson VRSCD ナイトロッドの特徴のひとつでもあるミッドコントロールステップと、折りたたみ式で格納できる巡航時用のフォワードステップ。
水冷ながらラジエターをすっぽり覆うカバー、冷却水ホースの取り回し、エンジンを取り巻くフレームなど工夫が多いのが特徴だ。 Harley Davidson VRSCD
Harley Davidson VRSCD 細長い穴を設けたスロッテッドホイールを履く。ブレンボ製のキャリパーにまでデザイントーンの統一が図られているのがわかる。
Harley Davidson FXDI 35
カスタムテイストの源流
35周年の記念限定モデル登場
Harley Davidson FXDI 35 ハーレーダビッドソン創業者の血縁のひとり、ウイリアム・G・ダビッドソンは、スタイリング部門の最高責任者として現在も活躍している。通称ウイリー・G。創業者の孫にあたる彼は、すでにハーレーダビッドソン社で40年以上を過ごしてきた。そんな彼の代表作のひとつに数えられているのが、71年にリリースした「FXスーパーグライド」である。
 当時、空冷Vツインを積むモデルラインに、FL系ツアラースタイルのモデルと、スポーツスターという2機種を擁していたハーレーダビッドソンにあって、このモデルは多様化する感覚に「既存のモノ造りに加えた何か」を追い求めるために生み出されたモノだった。
 その手法は、FL系モデルからはずせるパーツをはずし、そしてスポーツスターのフロントフォークを取り付けた、というもの。フェンダーはスポーツスター用を使い、軽快なビッグツインを生み出したのである。FXの名前の由来も、FLとスポーツスター系の呼称XL系を組み合わせたものだとされる。
 その初代モデル誕生35周年を記念すると同時に、06モデルでフルモデルチェンジされたダイナグライドシリーズの栄光あれ、と世界限定3500台を製造。カラーリングは当時のまま。しかし、トランスミッションをはじめ、フレーム、サスペンションに及ぶメカニズムは大幅に進化。FI化されたエンジンの滑らかさも印象的だった。
Harley Davidson FXDI 35 68年に公開になった映画「イージーライダー」からカスタムバイクの文化が加速。FLをストリップにしたスタイルがメーターまわりに残る。グラフィックイメージも当時のままとなっている
モデルチェンジで、Vロッドと同じく、カートリッジタイプφ49mmのインナーチューブ径を持つ太いフォークに変更した。 Harley Davidson FXDI 35
Harley Davidson FXDI 35 ヘリカルギアを使った6速ミッション、クラッチ操作力軽減など駆動系にもニュースが多い。特別仕様のスプロケットを備える。
バッテリーカバーのうえに記念限定モデルであることを示すエンブレムが装着されている。タンクにはナンバー1ロゴも付く。 Harley Davidson FXDI 35
Harley Davidson FXDI 35
SPEC
全長×全幅×全高 2350×960×1200(mm)
シート高 681mm
ホイールベース 1630mm
乾燥重量 310kg
エンジン 空冷OHV・45度V型2気筒
ボア×ストローク 95.3×101.6(mm)
総排気量 1449cc
最大トルク 110Nm/3000rpm
燃料タンク容量 19.3L
燃費(ハイウエイ) 21.3/L
燃費(市街地) 18.9/L
燃料供給方式 インジェクション
ブレーキF シングル
ブレーキR シングル
タイヤサイズF 100/90-19
タイヤサイズR 160/70B-18
メーカー希望小売価格 210万円
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