第1位 ストリート(レトロ)
スカ系ストリートは過去のものいまやレトロ系が大人気
編集部では、みんながアメリカンもしくはビッグスクーターが、上位だろうと予想していた。そんななか、あれよあれよとポイントを重ねたのがストリート系だ。
このカテゴリーの、代表としてチョイスしたのは、カワサキW650。その他に、同じカワサキのエストレヤ、ホンダCB223S、スズキST250、さらにはトラアインフやモトグッチ、ドゥカティなどなど、世界中のメーカーが、ラインアップする、いま最も注目されるクラスとなっている。
街角での女子の評価は「レトロっぽくてオシャレ」、「イカツくないところに好感が持てる」、「丸い感じが好き」、「骨っぽくてメカニカルな感じが良い」などなど、堂々1位を獲得。メーカーの思惑通り(?)の結果となった。
ちなみに、数人の人にW650とトラッカー系のホンダFTRと較べてもらったが、圧倒的にレトロなW650の勝ち。TVドラマの影響から巻き起こったスカ系ストリートバイクの時代は、すでに過去のものとなっていた。
スズキ
ST250 Eタイプ
2003年より発売された250ccシングルのST250。スタンダードモデルは排気ガス規制にともなってカタログ落ちしたが、FIと触媒マフラーを追加したEtypeが現在でも販売されている。
カワサキ
W650
名車「W1」をモチーフにしたモデルで、エンジンはバーチカルツインを採用。姉妹モデルW400も発売されていたが、現在はともに生産を終了している。そのため中古市場での人気は高い。
ホンダ
CB223S
昨年、ホンダから発売されたレトロ系ストリートモデル。エンジンはFTRと同じ250ccシングルで、スリムなボディと高燃費が魅力。同じコンセプトから設計された上級版CB400SSもある。
カワサキ
エストレヤRS
250ccシングルを搭載するレトロ系ストリートモデル。一時は仕様違いで4車種をそろえるほど、ラインアップが充実していたが、現在のラインアップはRSのみとなっている。
ヤマハ
トラッカー
2004年にヤマハが発売した新しいタイプのストリートバイク。250ccシングルを搭載する軽量、コンパクトなボディは、あらゆるシチュエーションの扱いやすさを追求したものだ。
ホンダ
FTR
CB223SやオフロードモデルであるXR230と同じエンジンを搭載するトラッカー系ストリートモデル。短いホイールベースや切れ角の大きなハンドルなど、取りまわしの良さが魅力。
トライアンフ
ボンネビル SE
SE1970年代の自社製オートバイ”ボンネビル”をモチーフにしたモデル。エンジンはFIを備えた865ccDOHCの空冷ツイン。スタンダードモデルはスポークホイールを採用。

「くっついていられるのは嬉しいです。」というまめさんは、彼がレトロ系のストリートバイクオーナー。もえさんは「二人乗りがシックリしている」という理由からストリートを選んだ。

左からアメリカン、ストリート、3輪スクーターと三者三様の選び方をした3人。ちぐささんがストリートを選んだ理由は「カッコいいから」と単純なものだが、そこに女子の本質が隠されている!?