2019/02/18 17:29:28 更新KZ1000MKーⅡ ヘッドカバーガスケット部 オイルにじみカワサキ
作業実施日 2019/01/13
KZ1000MKーⅡのヘッドカバーガスケット部からのオイルにじみのお話です。きれいにペイントしてオーバーホールしてあるエンジンなのですが、ヘッドカバーガスケット部分からのオイルにじみが止まらない!と入庫いたしました。購入店では「古いからこんなもんですよ」とか「購入後の保証期間がきれていますから有償になりますよ」とか言われて流れ流れて当店に持ち込まれました。 再三ヘッドカバーのガスケットを交換したそうなのですが、ガスケットをいくら新品に交換しても、合わせ面をきれいにしないと、いくらやってもオイルにじみは止まりません。パウダーコーティングでリペイントされているエンジンですが、マスキングの残りで、合わせ面にまだ塗料がこってり残っています。

まずは、これを綺麗に落としてやらなければなりません。 丁寧にスクレッパーやオイルストーンで落としていきます。

ヘッドカバー側にも、指で触ってしっかりと段差があるのが確認できます。


定盤やスケールを使用して、合わせ面のひずみが無い事を確認してから、規定トルクを守り、締め付け順序どおりに締め付けて一度エンジンをしっかりと温めて、さらに完全に冷めてから、ヘッドカバーボルトの締め付け具合を点検いたします。もうこれで大丈夫だと思いますよ。
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- カワサキ