マフラー・エアクリーナー・スイングアーム・ブレーキキャリパー・リアショック・ホイールを外してこの状態にします。 ここでも目視によるベアリングやシャフトの以上摩耗がないか点検します。

外したディスクローターです。ブレーキパッドのシューが完全に削れた状態で走行していたのでディスクローターは凸凹状態でした。 ここまでなってしまうと大変危険です。

新品ディスクローターを取り付ける前に、ローターが乗る座面をオイルストーンで綺麗にならしてやります。 この作業を怠るとローターがサビや汚れで浮いてしまいジャダー発生原因となります。 また、パッドも変摩耗してしまい結果ディスクもローターも寿命を縮めることになります。

新品のディスクローターを乗せたら次は締め付け作業です。 ここも新品のローターボルトに変更してネジロック剤を塗布しての締め付けとなります。 しっかりとトルク管理を行い規定値で締め付けます。

外した各部品を逆の手順で組み付けていきます。 ここで指定のない部分のチェックも同時に行い、スタッフ気づきとしてお客様に次はどこを交換した方が良いのかをお伝えします。 この車両はエアクリーナーエレメントが限界ですので次はエアクリーナーエレメントの交換をお勧めしました。

最後にマフラーを取り付けて試乗になります。 ネジの緩みや異音が出ていないか、ジャダーは出ないかのチェックです。

試乗を終えてローターの当たりチェックです。綺麗にパッドの当たりが出ているのが分ります。 新品ローターにする場合は同時に新品のブレーキパッドに交換は必須です。 以上の作業にて完了となります。