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Wear&Protector バイクトリビア
その7 バイク用エアバッグが存在する
二輪車用エアバッグ
標準装備になるか?

 クルマではいまや、標準装備があたりまえのエアバッグ。しかしバイクの場合、ライダーも含めた動きの複雑さから、エアバッグという発想には及ばないと思われていた。ところがホンダは、全天候型の全方位衝突実験施設を使った実車衝突試験や、二輪車衝突テスト専用ダミーの導入などによりさまざまな角度から検証。それらのデータに基づき、量産二輪車用エアバッグを完成させたのだ。
 4つのセンサーによって衝突時の衝撃加速度を検知し、それを基にエアバッグECUが演算処理、そして瞬時に運転席前方に格納されたエアバッグを作動させるシステムだ。さらにエアバッグ本体の形状も、車体に固定した支持ベルト、排出孔などによって、ライダーが前方へ投げ出される運動エネルギーを効果的に吸収するよう、決定されている。まずはゴールドウイングに装備される予定だ。
 一方ヤマハも、マグザムを試験用車両に二輪車用エアバッグを開発。前方にバックプレートを設けることで腰部保持機能と緩衝機能の両立を推し進めている。
Honda
二輪エアバッグシステム
 衝撃を検知する加速度センサーや、演算処理を行う電子制御ユニットでエアバッグを作動させ、ライダーの前方への運動エネルギーを吸収。バイクからライダーが離れる速度を抑制する働きをもつ。米国で発売予定の新型GLに搭載を予定。
Honda  二輪エアバッグシステム Honda  二輪エアバッグシステム
YAMAHA
エアバッグ装着研究車両
 今年開催された「人とくるまのテクノロジー展2006」においてMAXAMをベースとした「ヤマハASV-3」を発表した。バイクの特性を考え、正面衝突だけでなく斜め衝突でも保護効果を発揮するものを開発、研究中だ。
YAMAHA  エアバッグ装着研究車両 YAMAHA  エアバッグ装着研究車両
YAMAHA  エアバッグ装着研究車両  エアバッグをライダーに接近させ、、エアバッグが受ける力を受け止める部材(バックプレート/濃い青い部分)を設けることで、ライダーの保持機能と緩衝機能の両立を目指す。
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その1 バイクに乗るときに守るべき部分は胸部である
その2 ウエア版エアバッグが存在する
その3 プロテクターにもヘルメットと同様に衝撃吸収性能が劣化してくる
その4 レーシングスーツの歴史からマシンの進化がわかる
その5 ライナーで雨をシャットアウトする
その6 シートベルト装着で乗るバイクがある
その7 バイク用エアバッグが存在する
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