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ネイキッド＝裸だからカウルの無いバイクを指すのかと思えば、カウルの着いたネイキッドも結構ある。じゃあ、ネイキッドとは何なのか？と考えると「バイクらしい、プリミティブなスタイル」ということなんじゃないだろうか？ つまりネイキッドは、バイクの基本形。どんなライダーが、どんな乗り方をしてもいい。自由に楽しめるバイクなのだ。 「自由」であることは、バイクの楽しみ方の本質部分。だから「自由」であるネイキッドは、バイクに興味を持つ多くのハートを捉えて離さないんだろう。 そんな、人気のジャンルだから車種も豊富だし、当然メーカー側も力を入れて開発しているから、性能はおしなべて高い。これはもう、好みのスタイル、惚れ込んだキャラクターで選べばいいのだ。
タマ数が豊富で、値段も安いのは97年までのモデルだが、熟成が進んだ98年以降のモデルがお薦め。イチオシはMOSキャリパーと別体サイレンサーを採用し質感が上がった01年以降のモデル。高年式車でも、意外に価格は安めなのだ。
現行モデルのインジェクション化により、旧モデルのキャブ車が買い易くなった。高回転のパンチはキャブ車が上だし、信頼性と耐久性の高さに変わりはない。じつはコーナリングが大得意な、隠れたハンドリングマシンでもあるのだ。
コンパクトでパワフル、スポーツ性に優れたリッターネイキッド。ビッグバイクとしては小さめの車格で、日常の使い勝手も良好。先代モデルZRX1100と共通部分が多く、アフターパーツが実に豊富。カスタムの楽しさ、抜群の1台。
伝統のネーミングを持つ400ネイキッド。94年から販売された3型と、04年発売の4型がある。エンジン、車体が見直された4型がお薦め。だが、ビキニカウルを装着した3型のタイプSも捨て難い魅力を持っている。
どこまでも回る高回転型エンジンが魅力。初期モデルから生産終了まで、大きな仕様変更はなく、程度と値段で選べばいい。モノショックの先代バリオスならさらに価格は安い。形が気に入ったならアリな選択肢だ。
シンプルな構造の油冷エンジン搭載で、車格の割りに軽量。取りまわし性は見た目から想像するより良い。大型アッパーカウルの防風性も高く、ユーティリティに優れた1台。先代のGSF1200は、猛烈加速のジャジャ馬で面白い乗り味だ。
ドゥカティ伝統の空冷Lツインは、1000ccまでスケールアップ。鼓動感溢れるエンジンのフィーリングは、テイスティの一言。スタイルは先代モデルの900とあまり変わらないが、熟成度とプラス100ccの余裕で、お薦めは1000だ。
リッターネイキッド、不動のベストセラー。性能と信頼性は言うことなし。所有欲を満たす大柄な車体も満足度が高い。買い易いのはやはりSFだが、ツーリングメインの使用なら、少々高くなるが高速走行のラクなSBがお薦めだ。
マルチに使える万能マシン ネイキッドは、ビッグバイクで最も人気を集めているカテゴリー。その理由は、やはり「何にでも使えること」だろう。ツーリングや通勤通学、果ては写真のようにレースまで万能に使えるバイクの基本形、それがネイキッド。1台しかバイクを所有できないのなら、一番幅広くバイクライフを楽しむことができるだろう。
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