シート高と股下の長さを考慮して足つきの良いバイクを選ぼう
バイク選びでは、見た目の印象や基本的な仕様だけでなく、足つきの良さを考慮する必要があります。足つきのいいバイクを選ぶ重要性と、具体的な選び方を紹介します。
足つきの重要性
バイク選びでは、見た目や性能を重視する以外にも、自分の両足で車体を支えられるだけの足つき性が求められます。万が一、つま先がやっと地面に届くかどうかといった足つきの悪い状態で運転すれば、信号での停止時や駐車の際に、体に大きな負担が掛かることが予想されます。また、整備が行き届いていない道路やぬかるんだ地面では、思わぬ転倒やアクシデントの原因となる可能性もあります。立ちゴケも起こり得るかもしれません。こうした不安を無くすためにも、事前の試乗やシートの高さ調整等が大切です。
足つきのいいバイクを見極めよう
足つきのいいバイクを見つけるには試乗を繰り返すことが大切ですが、カタログに記載されている基本情報からも、大まかな足つきを予測出来ます。その際に必要となるのが、以下の3つの情報です。
・自分の身長
・股下の長さ
・車体のシート高
これらの数値を参考に、両足できちんと地面を踏みしめられるかどうかイメージしてみましょう。ハンドルを握った状態で安定して車体を支えるには、足裏半分以上が地面に接地しているのが理想的です。シートの形状やバイクのタイプによって足つきは異なりますが、大まかな予測が出来ればスムーズにバイクを選べます。

身長別、おすすめの代表的な車種
自分の股下やシート高ではイメージが湧きづらいと感じる方のために、身長に合わせた足つきのいい代表的な車種を3種類、紹介します。
ヤマハ WR250R
適正身長:178cm前後
895mmとやや高めのシート高ですが、他車に比べて細く設計されたシートが足つきの良さをサポートしています。
ヤマハ XJR1300
適正身長:170cm前後
795mmと、程良いシート高は、安定したバランスを保つのに優れています。
ホンダ CTX1300
適正身長:168cm前後
740mmのシート高と低い車高は、車体全体のバランスを保ちやすい設計です。
まとめ
足つきの良し悪しは安全性や取り回し、乗車時の快適性と密接な関わりがあります。自分の身長や股下に合った足つきのいいバイクと出会えれば、より快適で安全なバイクライフを送れるのではないでしょうか。適切な足つきの、バランスを保ちやすいバイクを探すために実際にバイク販売店でまたがってみてはいかがでしょうか。
本記事は、2016年6月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。