おすすめのツーリングスポット：独特な雰囲気を持つカルストロード（秋吉台道路）
秋吉台カルストロードは、地図で言うと山口県美祢市美東町赤から同市秋芳町秋吉を結ぶ県道242号秋吉台公園線のことです。高原を走る約13.1kmのドライブウェイで、草原の中に羊のような形状の石灰岩が所々に顔を出す独特の景観は、一度は走ってみる価値のあるコースです。
ここでしか見られないカルスト台地の絶景
カルスト台地とは、石灰岩等の水に溶けやすい岩石で造られた大地が、雨水等の影響で少しずつ水に溶けて（溶食）、特別な地形を形成するエリアのことです。日本で最大のカルスト台地として知られるのが山口県の秋吉台で、緩やかな丘が連続する大草原に、まるで羊の群れがいるかのように石灰岩が露出している、異世界感抜群の光景が広がっています。
この大草原を縦断する、他では見ることの出来ない特異な絶景を楽しめるツーリングロードが「カルストロード」、正式名称を山口県道242号秋吉台公園線と言います。総延長約13.1kmで、かつては有料道路でしたが現在は無料開放されています。
草原のツーリングは開放感満点
山中のドライブロードとは思えないほどの、解放感いっぱいのルートとして有名なカルストロード。全体的に道幅は広く、一部路面が荒れた部分はあるものの、走りやすい道路としてライダーからの人気も高いルートです。タイトなコーナーは少ないので、マスツーリングでも楽しめそうです。
カルスト台地の上に草原が広がり、その中に石灰岩が様々な形で突き出ている幻想的とも言える風景の中をバイクで走る体験は、他では味わえません。春からはオキナグサやキキョウ、コオニユリ等、季節の移り変わりに合わせて様々な花が咲き誇ります。
秋になると、あたり一面を覆ったススキが日の光に輝く絶景が広がります。そして晩秋から冬にかけては紅葉や枯れゆく草原等、季節ごとに趣のある草原の走りを楽しめます。
人気の観光地なのでバスの通行はありますが、平日ならば比較的交通量が少ないので、爽快なライディングが体験出来るはずです。
観光スポットもしっかり楽しみましょう
各地から観光客が訪れる定番観光エリアですが、やはり見ておきたいのは国内屈指の洞窟・秋芳洞。やはり生で見るとスケールの大きさに圧倒されます。さらに、展望台や秋吉台科学博物館、秋吉台エコ・ミュージアム、秋吉台国際芸術村等の観光施設が点在します。
トレッキングやサイクリング、トレイルランニング等のスポーツが楽しめるレジャースポットとしても人気が上昇しています。国内屈指の観光地でもあり、マイカーや大型観光バス等で交通量は大変多いエリアです。休日には渋滞も発生します。
路側帯が大変狭いので、路上での駐停車は非常に危険です。広い駐車場がある休憩所を活用しましょう。駐車場にバイクを置き、カルスト台地を徒歩で散策するのもおすすめです。
まとめ
メジャーな観光地ですが、秘境感も堪能出来るエリアです。独特な雰囲気を醸し出すカルストロードを走ってみてはいかがでしょうか。
本記事は、2016年12月9日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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