おすすめのツーリングスポット：大山を堪能！鳥取の大山環状道路
バイク好きにおすすめのツーリングスポットが多い鳥取とその周辺。美しくダイナミックな姿の大山（だいせん）中腹を周遊する「大山環状道路」は、多くのライダーが走りに訪れる人気コースです。その代表的なポイントをご紹介します。
大山の様々な表情を楽しめる道
大山は日本名峰ランキングで3本の指に入る名山です。周囲の蒜山（ひるぜん）地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域を含む地域が「大山隠岐国立公園」で、大山を中心に美しい海岸線や高原の牧場風景が広がる蒜山等、見どころの多いエリアです。
大山の中腹をグルリと周遊するのが「大山環状道路」です。全長約64.2km、最大約750mの標高差で、鳥取県と岡山県に跨る6つの峠を越える道です。
大山は見る方角によって表情が様々に変化するので、周遊道を走りながらその景観を楽しむことが出来ます。西側の伯耆町側からは別名「伯耆（ほうき）富士」と言われる大山の美しさを堪能出来ます。南側から臨む大山は岩肌が露出したダイナミックな山の下に、森の緑が広がる絶景を楽しめます。この「南壁」を臨む南側には絶景で人気の展望台があり、ライダーやドライバー以外にもたくさんの観光客が訪れます。
ヘアピンカーブの連続でライダー心をそそるワインディング
大山環状道路のハイライトの一つが地蔵峠に至るまでの道のりです。加瀬蛇川から分岐すると、道路は地蔵峠までの標高200mを一気に駆け上ります。短い距離で一気に高さを稼ぐためヘアピンカーブが連続するので、タイトなコーナリングを楽しむことが出来ます。地蔵峠に至る道は路面状況も良く、幅も十分に広いのも嬉しいポイントです。走る気持ちをそそる、魅力的なワインディングロードです。
鍵掛峠は標高910mで、この環状道路沿いに位置しています。展望台からは大山南側の荒々しく雄大な絶壁と、その麓に広がるブナ樹林が一望出来ます。大山の展望スポットの中でも人気のある場所です。
特に紅葉の時期が見どころで、鮮やかに彩られたブナ樹林と白い山肌とのコントラストが作り出す絶妙な景観は、一見の価値ありです。
ダイナミックな景観を楽しめる大山の南側に比べると、北側は景観の広がりには欠けるため、観光客は少なく道路も細くなっています。通行量が少ない反面、こちらは走りに集中出来ます。
鬼女台（きめんだい）展望所は絶景スポット
米子自動車道の蒜山ICと大山環状道路を結ぶルートが「蒜山大山スカイライン」です。鳥取県と岡山県の県境には、絶景を望むことが出来る鬼女台（きめんだい）展望所があります。特に寒暖の差が増す秋の夜明けには、立ち上る朝日と市街地を包む雲海がコントラストを描く風景を楽しめるため、撮影ポイントとして人気があります。
大小様々なコーナーが連続するので、走っていて退屈しないのが魅力のドライビングロードです。こちらは比較的緩やかなコーナーが多く、ゆったりとした走りでも楽しめるコースです。日本海にも近いので、変化に富んだツーリングコースを組み立てられそうです。
まとめ
伯耆富士とも呼ばれる美しい大山の姿と、その麓に広がる牧場が美しいルートです。表情豊かな大山を全方位から堪能するために、大山環状道路を走ってみてはいかがでしょうか。
本記事は、2016年12月9日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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