バイクの水温計が動かない!サーモスタットの故障の可能性も?

水温計は、バイクの異常を知らせてくれる重要な役割をもっています。もし、水温が異常に高ければ、バイクのエンジンの熱が冷えず、オーバーヒートを引き起こす可能性も高くなってしまいます。そういったトラブルを起こさないためにも、水温計の異常は避けたい事態ですが、もし水温計が急に動かなくなった場合、原因はなにが考えられるのでしょうか。今回は、その原因や点検方法などについてご紹介しましょう。

水温計が上がらない原因とは?

水温計が上がらない(反応しない)場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。

  • 水温計自体が壊れている
  • サーモスタットが壊れている など

水温計が壊れていると、バイクが温まっていても反応することはありません。また、サーモスタットはバイクのエンジンを適温に調整してくれますが、壊れると温度の調整が上手くできなくなるため、温度が上がりにくくなることがあります。この現象をオーバークールといい、以下の症状がみられます。

  • 水温計の針がなかなか上がらない
  • 走行すると水温計の針が下がる

オーバークールになると、オイルの潤滑性などが損なわれてしまい、少しずつエンジンにダメージを与えてしまう恐れがあります。異常を感じた場合は、早めに修理をした方が良いでしょう。

サーモスタットの点検方法

サーモスタットの点検方法

サーモスタットが壊れているかどうかを確認するには、以下の手順で点検してみてください。

  1. エンジンを始動させる
  2. ラジエーターのフィンを保護するカバーを取り除く
  3. ラジエーター全体を手のひらで覆う
  4. 温度変化を確認する

手の感覚でサーモスタットが正常に機能しているのかについて確認します。

正常時

  • 下部に熱が伝わり上部は冷たいままである

異常時

  • サーモスタットが開いたまま…エンジン始動後、数十秒~1分程度で全体が熱くなる
  • サーモスタットが閉じたまま…ずっとラジエーター上部が冷たいままである

また、直接サーモスタットを取り出しチェックする方法もあります。

  1. サーモスタットを水の入った鍋に入れて火にかけ水温を上げていく
  2. 温度を計り80~84度(寒冷地では88度)位を目安にサーモスタットが開くかどうかを確認する

正常に開かない場合は、サーモスタットを交換する必要があります。

サーモスタットが故障した場合の修理方法

サーモスタットが故障した場合、ラジエーターを3分の1程度覆って温度が下がるのを防ぐ応急処置がありますが、できるかぎり早めに修理するのが良いでしょう。なお、ラジエーターを交換するときは、事前に冷却水を取り除いてから交換します。
実に修理をしたい場合は、バイクショップに修理を依頼しましょう。

まとめ

  • 水温計が上がらないのは水温計かサーモスタットの故障が原因
  • 走行して水温計が下がればサーモスタットの故障
  • サーモスタットはラジエーターの温度変化で確認する
  • 鍋に水を入れてラジエーターを熱することで故障を確認できる
  • 確実に修理するためバイクショップでの修理がおすすめ

本記事は、2018年3月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。