焼き付きなど、バイクのエンジントラブルの原因と修理方法

バイクのエンジンに異常を感じた場合、すぐに点検や修理をしなければバイクが使えなくなる可能性があります。しかし、バイクに乗ったことがない人は、どのような症状がエンジンの故障に結びついているのかわかりません。いざというときに冷静な対処ができるよう、知識を得ておくことは大切です。今回は故障時の症状や原因、修理についてご紹介しましょう。

バイクが故障したときの代表的な症状

バイクの故障でよくみられる症状には以下のようなものがあります。

  • エンジンが動かない
  • キックが下りない
  • キックをしてもスカスカする
  • セルが回らない
  • 異音がする など

外装などが壊れた場合は見ればわかりますが、そうでないエンジンなどの故障は、音や動作の異常により発見します。

エンジンが焼き付く原因を知ろう

エンジンが焼き付く原因を知ろう

焼き付きとは、エンジン内の金属が溶けてくっついてしまう現象をいいます。焼き付きが起こる原因として、以下のようなことが考えられます。

  • ハイオク仕様車でレギュラーを使用していた
  • ノッキングを放置していた
  • エンジンオイルが少ない
  • エンジンオイルが古い
  • エンジンオイルの粘度が均一でない
  • フルスロットル(過回転や過負荷など)の時間が長かった
  • オーバーヒート など

焼き付きの前兆に早めに気づき、点検や整備を行う必要があります。また、バイクで使う燃料にも注意をしましょう。エンジンオイルは、基本的に同じ種類を使い続けるようにしましょう。また、住んでいる地域の気温など、環境にあわせてエンジンオイルの粘度を変えることも大切です。

エンジンの焼き付き修理方法

エンジンの焼き付きはセルフで修理をする方法もあります。

焼き付きが軽い場合

  1. エンジンのプラグ口からスーパーゾイルを5cc程入れる
  2. 30~40回程クランキングを行う

焼き付きがひどい場合

  1. ピストンからリングを取り外す
  2. リングを研磨する
  3. ピストンリングやピストンリングが入る溝も磨く
  4. シリンダーを、エンジンオイルを塗布しながら磨く
  5. ダメージが大きい場合は部品を交換する

スーパーゾイルは、エンジンの落ちにくい汚れを落とす役割があります。しかし、焼き付きが進んでしまった場合は、直接エンジンを分解して研磨することになります。自分で研磨する際は、研磨しすぎるとエンジンの不調につながるので注意が必要です。修理が難しいと感じた場合は、以下の方法を試します。

  • バイクショップでオーバーホールしてもらう
  • 新しいエンジンに変える

オーバーホールは自分でやるより、修理の専門家に任せたほうが良いでしょう。焼き付きがひどく、修理ができない場合は、エンジンを積み替える必要がありますが、数十万円と高額になるため、バイクの買い替えも同時に検討すべきでしょう。

まとめ

  • 異音が聞こえたりキックなどに異常を感じたりした場合は故障する可能性がある
  • エンジンオイルやオーバーホールが原因で焼き付きが起こる
  • 軽い焼き付きはスーパーゾイルで改善
  • 焼き付きを起こした場合はエンジンを分解して研磨する
  • セルフメンテナンスが不安な場合はバイクショップでオーバーホールしてもらう
  • オーバーホールで直らない場合はエンジンかバイクを新しくする

本記事は、2018年3月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。