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バイクのエンジン音がうるさい原因は?音を静かにする方法について

「エンジン音がうるさい」「エンジン音を静かにしたい」周りに住んでいる方が多いと、どうしてもバイクの音量を気にしなくてはいけませんよね・・・。

実はそのうるさい音の原因のほとんどは、マフラーにあります。しかし、どう対策したらいいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、エンジン音がうるさくなるいくつかの原因とその対策について解説していきます。

エンジン音がうるさい一番の原因はマフラー

エンジン音がうるさい原因は、そのほとんどが排気音、つまりマフラー関係にあります。稀にエンジン自体に異常があり、機械的な異音がすることもありますが、アクセルを煽った際にうるさいと感じるようなら基本的にはマフラーが原因です。

純正ではないマフラーを使っている

社外製のマフラーは、意図的に音が大きくなるよう設計されているものもあります。中古のバイクは、前オーナーがマフラーを交換したままの状態で販売されていることがあり、「購入したときからうるさい」という方は、一度純正品かどうか確認しましょう。

純正品のマフラーがどういったものかわからない場合は、自賠責やボディに記載されている車種から、公式サイト等で調べることが可能です。

マフラーが劣化して亀裂などが入っている

純正マフラーの場合でも、マフラーに穴が空くとエンジン音がうるさくなります。多くの純正品は鉄製で、長い間雨ざらしになっているとボロボロにサビてしまいます。その状態のまま走っていると、排気や振動によって穴が空きます。

マフラーには消音器としての機能がありますが、穴が空いてしまうとそこから排気が漏れ、その機能が果たせなくなるのです。

サビが進行しすぎると、マフラーのどの部分に穴が空いているか判断しづらくなり、自分で直すのが難しくなります。その場合はバイクショップに依頼するか、ネットオークション等で新しいマフラーを購入して交換しましょう。

ボルトなどが緩んでしまっている

段差を乗り越えたときや悪路走行による振動で、マフラーを固定するボルトが緩んでしまうことがあります。マフラーがしっかり固定されていないと、そこから排気が漏れてうるさくなる原因になります。

マフラーを交換した後の数ヵ月は、特に注意が必要です。純正マフラーから一度も交換をしていなくても、普段から振動が多い場所を走っている場合、ボルトが緩む可能性はあります。

ボルトの緩みを確認したい場合は、マフラーが熱くなっていないことを確認してから根元付近を揺すってみましょう。緩んでいる場合は、マフラーがグラつきます。フルカウルなど、確認が難しい車種の場合は、バイクショップに相談するのも一つの手段です。

マフラーが高温になり故障している

普段の音が気にならない場合でも、長時間の走行や高速走行によってエンジン音がうるさくなることがあります。

こうした場合でも、基本的な原因はマフラーにあります。高速走行などでマフラーが高温になると、マフラー内に溜まっていたゴミが高温にさらされます。高温にさらされたゴミが燃えることで、マフラー内の吸音剤がともに燃えてしまい、その結果音が大きくなるのです。

バイクの性能自体には特に影響はありませんが、音量が車検で問題になってしまうことがあるので、早めに対処しましょう。

排気の圧力によってマフラーに穴が開いてしまった場合

高速走行を続けると、その排気の圧力でマフラーに穴が空いてしまうことがあります。音量が大きくなる以外にも、漏れた排気ガスによる周辺部品の腐食やエンジン出力の低下、燃費の悪化など様々なデメリットがあります。
また、車検でも問題になりやすいので早急に排気漏れを防ぐ必要があります。

その他のケースでエンジン音がうるさくなる原因

その他のケースでエンジン音がうるさくなる原因

エンジン音がうるさくなる原因は基本的にはマフラーですが、それ以外の原因もいくつか考えられます。ケースによっては、走行性能に大きな影響を及ぼすものもあるので、必ずチェックしておくようにしましょう。

エンジンオイルが十分でない

エンジンオイルが既定値以下になっていると、エンジン音にカラカラした異音が交じるようになります。オイルはエンジン部品を潤滑する役割を持っており、十分な量がないと部品全体に行き渡りません。オイルが不十分な状態で走っていると、部品の摩耗が早くなり異音の原因となります。

またそれと同時に、オイルがすぐに減りやすくなることがあります。これは、「オイル上がり」と呼ばれる状態になっていることが原因です。

最悪の場合エンジンの故障にもつながるので、普段からオイルの量とエンジン音をチェックしておきましょう。

エンジン内部パーツの摩耗

タペットやピストンリングなど、エンジン内部のパーツが消耗している場合も異音が発生するようになります。

タペットの場合、調整することで症状が緩和されますが、シム式と呼ばれるタイプのタペットは簡単に調整できないので注意が必要です。作業をする前に確認しておきましょう。
タペットとピストンリング、どちらの場合でもカチカチとした異音が交じります。

クラッチが故障している

エンジンの側面にあるクラッチカバー付近から異音がする場合は、クラッチが故障している可能性があります。実際にクラッチが原因かどうか調べる場合は、発進するときのギアを3~6速にしてクラッチをつなぎましょう。これでクラッチの滑りをチェックできます。

エンジン音がうるさいときの対処法

エンジン音がうるさいと感じるときは、バイクショップに相談するのが安心です。マフラー交換など、比較的簡単な作業で症状が改善される場合は自分でおこなっても構いませんが、ケースによっては作業が難しく症状がさらに悪化することも考えられます。

エンジンの故障につながることも考えられるので、まずはバイクショップや整備工場で症状を確認してもらってください。

グーバイクでは、整備の過程や修理にかかる工賃が店舗ごとに掲載されています。地域や車種を絞って検索することもできるので、まずは以下のページから自分に合った店舗を探してみましょう。

グーバイクでエンジン異音修理について確認する

逆に妙にエンジン音が小さくなってしまうことも

エンジンオイルが燃え切らずにマフラーに溜まっている場合や、エンジンオイルを新しいものに交換した直後は、逆にエンジン音が小さくなることがあります。

エンジン音が小さい場合は、エンジンが大きな問題をかかえていることはあまりありませんが、金属音などが交じっているときには注意が必要です。

まとめ

今回はエンジン音がうるさい原因と、音を静かにする方法について解説しました。基本的にはマフラーが原因となっており、対策にはマフラーの点検、修理・交換が必要です。マフラーの音量は、車検で問題になりやすいので早めに確認するようにしましょう。

原因がマフラー以外にある場合は、エンジン部品が故障している可能性があり、最悪の場合走行不能になってしまいます。音が小さくても、金属音が混じっている場合は必ず確認し、バイクショップなどプロにメンテナンスを依頼しましょう。

本記事は、2020年4月21日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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