バイクのバッテリーの取外し方とは?正しい順番とコツを丁寧に解説!
いざバイクに乗ろうと思ったら、エンジンがかからない・かかりにくい……なんて経験をしたことがあるライダーの方は多いのではないでしょうか?そういったトラブルの原因は、バッテリーの充電不足か寿命かもしれません。
その場合はバッテリーの充電や交換が必要ですが、「外してつなぎ直すだけだから簡単!」と安易にやってしまうと失敗してしまうことも。実はバイクのバッテリーの取り外し方には、正しい順番があります。
本記事では、バイクのバッテリーの取り外し方を丁寧に解説します。必要な道具から取り外し方、充電・交換後の取り付け方もご説明するので、これからバイクのバッテリーを充電・交換しようと考えている方は是非チェックしてみてください。
バイクのバッテリーを取り外す時に必要な道具をご紹介
バイクのバッテリーを取り外すときに必要な道具は、以下の4つ。基本的にはプラスドライバーのみでOKですが、他の3つもあると便利なので、可能であればそろえるようにしましょう。
プラスドライバーは、必ずバイクのバッテリーに使用されているねじのサイズに合ったものを選びましょう。サイズの合っていないドライバーを利用すると、ねじ山が潰れてしまい、ねじを緩めるのが難しくなってしまいます。
バイクのバッテリーの外し方とは?
バイクのバッテリーを取外すときの工程は、全部で5つ。工程自体はどれも難しくないですが、順番が重要なので、順番が前後しないようにチェックしながら進めていきましょう。
①バイクのエンジンキーを抜いておく
エンジンキーがオンになったままバッテリーを外すと、ヒューズが飛んでショートしてしまう可能性があります。オフになっていれば問題ありませんが、安全のためにキーを抜いておくのが無難でしょう。また、走行直後のバッテリー内には水素ガスが充満しているので、30分ほど時間をおいてから作業するようにしてください。
②シートを外す
車種によってバッテリーの搭載位置は異なります。シートを外す必要があることが多いですが、バイクのバッテリーの位置によって、この工程は異なるので注意してください。取扱説明書や、「車種名 バッテリー交換」でネット検索するなどして、バッテリーの搭載位置を確認しておくと良いでしょう。
③ステイを外す
こちらも車種によって異なりますが、バッテリーを車体に固定するための金具(ステイ)がついている場合があります。それを外して、バッテリーと車体がプラス端子とマイナス端子でのみ、つながっている状態にしておきましょう。
④端子を外す
ここで重要なのが、必ずマイナス端子から先に外すということ。先にプラス端子を外すとショートしてしまうこともあるので、注意しましょう。
⑤バッテリーを取り出す
車体とつながっている部分はないので、そのまま取り出せば完了です。
バイクのバッテリーの取り付け方とは?
取り外し方の次に、取り付け方をご紹介します。こちらもどの工程も簡単なので、順番に注意して作業を進めてください。
①バッテリーを差し込む
向きに気を付けて、充電後や新品のバイクのバッテリーを差し込みます。
②端子をつなぐ
取り外すときとは反対に、プラス端子からつないでいきましょう。根元まで差し込んでからナットで締めます。このとき締めが緩いと放電の原因になるので、しっかりと締めてください。
③ステイをかける
締めつけすぎるとバッテリーを破損してしまう可能性があります。バッテリーが動かない程度に締めましょう。
④取り付け完了
シートを元に戻して、バイクのバッテリーの取り付けは完了です。
まとめ
本記事は、2019年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。