バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

バイクのチェーンが外れたら自分で直せる!チェーンの外れ防止になる張り調整とは

バイクチェーンはメンテナンスを怠っていると、走行中に外れてしまう可能性があります。万が一、外出先でチェーンが外れてしまった場合に備えて、最低限の工具を携行しておくと良いでしょう。今回は、「外れてしまったチェーンを自分で直す方法」や「チェーンが外れる原因」「外れないようにするための張り調整」について解説します。

バイクのチェーンを自分で直す方法

バイクのチェーンが外れたら、以下の手順でセルフメンテナンスに挑戦してみましょう。

  1. エンジンを切り、メインスタンドまたはサイドスタンドを立てて車体を固定する
  2. 後輪のアクスルシャフト、アクスルナットをレンチで緩める
  3. ロックナットを緩める(スイングアームの左右両方)
  4. アジャストボルトを右回転させる(左右両方)
  5. 後輪を車体の前方に押し、アクスルシャフトを前進させる
  6. 外れたチェーンを手で引っ張り、後輪のスプロケットに引っ掛ける
  7. タイヤが回転するか確認する(サイドスタンド使用時は車体を押し引きする)
  8. チェーンが規定の数値になるまで遊びを調整する
  9. ロックナットやアクスルシャフトを締めて完了

バイクチェーンを引っ張る際は強い力を加えます。後輪を押す際はけがに注意し、難しいと感じたら無理をせずバイクショップへ依頼することも検討しましょう。

バイクのチェーンが外れる原因

バイクのチェーンが外れる原因

バイクのチェーンが外れる原因のひとつに「たるみ」が挙げられます。チェーンのたるみを放置して走行を続けていると、エンジン駆動の伝達役であるスプロケットとチェーンのかみ合いが悪くなります。かみ合いの悪いスプロケットとチェーンはお互いの摩耗を促してしまうため、かみ合いが著しく悪くなることでチェーンが外れやすくなります。

また「チェーン交換はしたけどスプロケットは購入当時のまま」というケースでも、スプロケットの摩耗からチェーンが外れやすくなるため注意してください。チェーンメンテナンスでは必ず、スプロケットの点検・交換も行うよう心がけましょう。

バイクチェーンが外れてしまうトラブルを未然に防ぐには、日々のメンテナンスでチェーンにたるみを作らない「張り調整」を行います。

チェーンが外れない張り調整とは?

チェーンが外れない張り調整とは、チェーンのたるみ具合(=遊び)を適正な値に調整するメンテナンスをいいます。たるみ幅の適正値は、オンロード車で2cm~3cm、オフロード車で3cm~4cmが目安ですが、自分のバイクの適正なたるみ幅は、車体に貼られたシール(ドライブチェーン注意事項)やサービスマニュアルから確認しましょう。

日々の点検でたるみ幅を規定値内に収められれば、チェーンが外れてしまうリスクを大きく軽減できます。
張り調整はチェーンメンテナンスの一環としてセルフでできる作業です。外れたチェーンを直す作業ほど強い力を必要としないため、メンテナンス初心者でも挑戦しやすいでしょう。ただし、調整に狂いがあると、チェーンの機能が正常に果たせないなどのリスクが出てくるため、不安があればバイクショップへメンテナンスを依頼するのもおすすめです。

まとめ

  • 外れたバイクのチェーンを自分で直す場合は力作業が多いため、けがに注意する
  • チェーンが外れる原因は、「たるみ」や「スプロケットの摩耗」
  • チェーンが外れない張り調整とは、たるみ幅を適正値内に収める調整のこと
  • 張り調整はメンテナンス初心者でも調整しやすい

本記事は、2019年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

topへ戻る