バイクのハンドルグリップの振動吸収方法｜グーバイクマガジン -公式サイト-

バイクの故障や路面の状態などが原因で、ハンドルグリップに振動が発生することがあります。振動があると、バイク走行時の快適性を損ない、振動が大きくなれば事故にもつながる可能性が高くなります。安全な走行をするためにも、ここでは、ハンドルグリップの振動を吸収する方法をご紹介しましょう。

バイクのハンドルグリップが振動する原因

ハンドルグリップが振動する原因には、以下のようなものがあります。

高速走行をしている

基本的に速度が速くなるほど、ハンドルの振動は大きくなります。

悪路を走っている

整備されていない道路を走っている場合は、悪路なほど振動が大きくなるでしょう。

乗車姿勢が悪い

乗車姿勢が良くないことで、ハンドルの振動を感じやすくなることもあります。

シミー現象

バイクには、ハンドルが左右に大きく振動してしまう、シミー現象という危険な症状が発生することがあります。シミー現象が発生する原因は以下の通りです。

• タイヤのパンク
• タイヤの空気圧の低下や激しい摩耗
• ホイールバランスのゆがみ
• 地面との共振　など

ハンドルグリップの振動は、きちんとした対策をとることで抑制することができます。

ハンドルグリップの振動吸収方法

ハンドルグリップの振動を和らげるには、以下の条件をクリアする必要があります。

• ハンドル自体の振動を和らげる
• バイクの車体全体の振動を和らげる
• バイクと身体の間に緩衝材を挟む

これらを解決してくれる方法は以下の通りです。

質の良いパーツに交換する

• ステアリングダンパーをつける
• ハンドルブレスをつける
• グリップを衝撃吸収タイプに変更する
• エンジンマウントボルトに銅ワッシャーを使う
• スプロケット交換　など

ステアリングダンパーやハンドルブレスのように、ハンドルのブレ防止となるパーツを取り付けることで、振動を抑制する効果があります。また、各パーツの質を向上することで、動きがスムーズになったり、振動が抑制されたりするでしょう。

バイク全体のバランスを整える

• タイヤの空気圧やバランスを適正に合わせる
• タイヤ交換
• フロントフォークを調整する
• グリップエンドの重量を重くする　など

バイクの振動は、そのままハンドルにも影響を及ぼします。まずはもっとも重要な、タイヤからハンドルにつながるフロントフォークを調整することが大切です。また、ハンドルの重量が軽いと振動の影響を受けやすいので、バーエンドを重くしてバランスを整えることで、振動を抑制できます。

バイクに乗るときの装備品を分厚いものに替える

• 手袋を厚手のものに替える　など

手袋の厚さを変えることで、振動が気にならなくなります。全体の振動も気になるならゲルシートの装着もおすすめです。次に乗車姿勢について見ていきましょう。

振動を受けやすい乗車姿勢

• 上半身に力が入り過ぎている
• ハンドルを握る腕の角度が合っていない
• グリップと両足、お尻で体重を支えていない

自分の乗り方を再度見直すことで、振動が抑制されるかもしれません。

まとめ

• バイクのハンドルグリップは高速走行や乗車姿勢が悪いなどの理由で振動する
• 振動を抑制するにはハンドルや車体の振動を抑える方法や緩衝材を挟む方法がある
• バイクのバランスを整えたり装着するバイクウェアを替えたりすることで振動を抑制できる
• 乗車姿勢やハンドルを握る腕の角度などを改善することで振動を感じにくくなる

本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。