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手順や方法は?バイクのマフラー交換のやり方

「排気音を変えたい」「燃焼効率を上げたい」など、さまざまな理由からマフラー交換を検討している方は多いでしょう。ここでは、マフラー交換に必要な工具や方法をわかりやすく解説します。自分でマフラー交換をしてみたいと考えている方、必見です。

マフラー交換に必要な工具

バイクのマフラーは車種によって使用されるパーツが異なるため、必要な工具にもバラつきがあります。以下では一般的に使用される工具をまとめました。

  • ラチェット
  • エクステンションバー(延長棒)
  • メガネレンチ
  • 六角レンチ

レンチ類はバイクに使われているボルト、ナット類によって規格が変わるため、作業前にサービスマニュアルを確認しておきましょう。また、以下の交換パーツや消耗品は、作業を効率よく進めるためにも準備しておくのがおすすめです。

交換パーツ

  • ガスケット
  • 液体パッキン

消耗品

  • 軍手
  • 敷きもの(ダンボール、ゴムマットなど)
  • パーツクリーナー
  • 雑巾、ウエスなど
マフラー交換に必要な工具

取り外しから装着までの手順

取り外しの手順

  1. アンダーカウル、サイドカウルを外す(ボルトやビスを緩めることで取り外し可能)
  2. サイドカウル内にウインカーの配線があれば外しておく
  3. マフラーを取り付けているナットを外す(マフラー正面、ブレーキペダル奥、タンデムステップ周辺など)
  4. マフラーを小さく揺さぶりながら取り外す

※注意点
長年装着したままのマフラーはガスケットの固着によりナットを外してもパイプが簡単に外れない場合があります。無理な力を加えず小刻みに揺らすようなやり方で、少しずつ引き抜きましょう。

取り付けの手順

  1. 新品のガスケットとエキゾーストパイプを取り付け、角度調整をして仮締めする
  2. センターパイプをはめて液体パッキンを塗る
  3. マフラーバンド、付属のボルト類、サイレンサーを取り付けて仮締めする
  4. マフラーのスプリングを引っかけ、マフラー全体の角度を調整する
  5. ボルト、ナット類を増し締めする
  6. 排気漏れチェック(各接合部から排気が漏れていないか)をしてカウル類を取り付けたら完了

※注意点
排気漏れチェックでは排気口に布を当ててアクセルを少し開けることで確認できます。排気漏れしたままのマフラーは燃焼効率の低下や意図できないトラブルを招く危険性があるため、作業後は必ず確認しましょう。

フルエキとスリップオンタイプの違いとは

マフラーには大きく分けて「フルエキゾースト型(通称:フルエキ)」と「スリップオン型」があります。フルエキはエキゾーストパイプとサイレンサーが一体化したもので、交換も一式交換する必要があります。

一方、スリップオン型はサイレンサーのみ、もしくはサイレンサーにセンターパイプがついたものなどが一般的です。交換時はエキゾーストパイプを取り外す必要がないため、フルエキ型に比べて少ない手順で交換できます。

まとめ

マフラー交換に必要な工具ややり方は車種によっても異なるため、事前にサービスマニュアルを確認しておきましょう。以下では、マフラー交換で大切なポイントをまとめました。

  • 固着したパイプを取り外す際は小さく揺らしながら外す
  • 取り付けは仮締めが基本!全体の調整ができたら増し締めしよう
  • フルエキ型マフラーと比べるとスリップオン型マフラーのほうが簡単に交換できる

マフラー交換はカスタムの中でも専門的な工具やパーツ、知識を必要とします。不安がある場合は無理な作業を行わず、バイク販売店へ依頼しましょう。

本記事は、2017年11月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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