バイクのシートカスタムにはどんなものがある?カスタム手法をご紹介!
数あるバイクカスタムのなかでも、シートは操縦性に大きく影響するカスタムです。つねにライダーに接するシートをカスタムすることで、好みのポジションに変更できます。
また、シートカスタムは乗り心地だけでなくドレスアップ効果もあります。シートはバイクのイメージを大きく左右するパーツなので、全体のイメージに合ったシートを選べば理想的な愛車に近づくでしょう。
このページでは、「バイクのシートカスタムにはどんなものがあるのか?」についてご紹介していきます。
バイクのシートカスタム手法はこんなにある!
バイクのシートカスタムと一口に言っても、想像以上に多くのカスタム手法が存在します。お手軽なシート交換からワンオフのシート作成まで、さまざまなカスタム手法を見ていきましょう。
シート交換
最もお手軽で定番なカスタム手法がシート交換です。シートを丸ごと交換するだけなので加工やフィッティングの手間がなく、初心者の方にもおすすめできるカスタム手法となっています。
ただし、珍しい車種などでカスタムシートが設定されていない場合、この手法は使えません。定番車種であればさまざまなメーカーから交換用シートが発売されているので、好みのシートを探してみてはいかがでしょうか?
汎用シートへ交換
汎用シート交換は、シートの留め方に融通が利くアメリカンやヴィンテージバイクなどでよく使われるカスタムです。ネイキッドやフルカウルなど、車種ごとにシートの形が大きく違うバイクだとこの手法は使えません。
汎用という名前からもわかるように、車種専用設計ではないので取り付けにはフィッティングや加工といった手間がかかります。ボルトオンではないので初心者にはハードルが高いですが、徹底的にこだわったカスタムが可能です。
シート張り替え
シートカバーと並び、リーズナブルなカスタム手法としておすすめなのがシート張り替えです。シートの表皮を変えることで、シート形状はそのままにグリップ力を高めたりドレスアップしたりできます。
そのため、「ノーマルのシート形状を変えたくない」という場合もおすすめです。
ちなみに、コストはリーズナブルですが、張り替えにはタッカーという工具が必要で技術も要求されるので、カスタム難易度は少し高めとなります。
作業に自信がない方は、バイクショップに依頼するのが無難でしょう。
シートカバー
シートカスタムのなかで最もお手軽なのが、シートカバーを使ったカスタムです。シートカバーは車種専用設計のものが各社から発売されているので、それをシートに被せてゴム紐で留めるだけで取り付けは完了します。
専用のシートカバーがない場合は、汎用タイプのシートカバーを使うことも可能です。ただし汎用タイプはシートとの密着度が低いことがあるので、着座したときに違和感を覚えることがあります。
作業に技術を要求されないので、シート張り替えに自信がない方はこちらのカスタムを選択するのもいいでしょう。
しかし、シート形状は変更できないので「乗り心地を良くしたい」「足つきを良くしたい」といった場合は別のカスタム手法を選択する必要があります。
ワンオフのシートを制作
究極のシートカスタムと言えるのが、ワンオフのシート作成です。シート加工を専門にしているショップにオーダーすることで、自分の思い通りのシートを制作できます。
表皮の素材や色からパイピング、シート形状を自由自在にできるので、市販のものでは満足できない方にはこの手法がベストです。
ただし、職人が手作業で作るワンオフ品になるため、ほかのどのシートカスタムよりもコストがかかります。
シートの形状を変える「アンコ抜き」というカスタムも

ここまで、さまざまなシートカスタムをご紹介しましたが、最後に「アンコ抜き」というカスタムをご紹介します。
アンコ抜きとは、シートの中に詰まったスポンジを削ってシート形状を変える加工のことです。見た目を変えるカスタムではありませんが、シート形状を自分好みにすることで足つきやポジションを変更できます。
アンコ抜きの加工手順
アンコ抜きをおこなうにあたって、まずは必要な道具を揃えましょう。
基本的には上記の道具があればOKです。そのほか、削りすぎてしまった際に貼り付けるウレタンスポンジや、スポンジを接着するための接着剤を用意しておくといいでしょう。
アンコ抜きの手順は以下の通りです。
まとめ
いかがでしたか?シートカスタムと一口に言っても、実はさまざまなカスタム手法が存在します。コストや作業難易度を考えて、自分に合ったカスタム手法を実践するといいでしょう。
自分に合ったシートカスタムで、あなただけの1台を作り上げてみましょう。
本記事は、2020年1月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。