バイクのチェーンカットの方法
エンジンからの動力を伝えるのに重要な役割を持つチェーン。たるんでくると、燃費の悪化などにつながるので交換が必要になります。今回は、チェーンを交換するときに必要な道具であるチェーンカッターについてご紹介しましょう。
チェーンカッターとは?
チェーンカッターは、バイクのチェーンを好きな部分で、切断や接続するのに使う工具です。カッターという名前がついていますが、刃でチェーンを切るのではなく、チェーンの軸棒を押し出したり、圧入したりしてチェーンを調整します。ネジをくるくる回すことで、ピンの長さが変わり、軸棒を押し出してくれるという原理です。チェーンカッターは単品での販売もありますが、以下のセットを選ぶと大変便利でしょう。
チェーン交換やメンテナンスで、カットをするだけということはないため、このようなセットがおすすめです。また、チェーンは、大型や中型などによって軸棒の大きさも違うため、幅広いチェーンに対応したチェーンカッターセットを探すと使い勝手が良いです。
バイクのチェーンカットの方法

チェーンには「カシメタイプ」と「クリップタイプ」があります。クリップタイプは、交換のときにチェーンカッターを使いませんが、長さ調整で使用するのでカット方法を見ておきましょう。
用意するもの
作業手順
チェーンカッターがない場合は、金属ヤスリでも代用が可能ですが、時間がとてもかかります。たとえば100円均一ショップの金属ヤスリでは、複数本使わなければ削りきれない可能性もあるでしょう。
チェーンカッター使用の際の注意点
チェーンカッターを使う際は以下のポイントに気をつけましょう。
チェーンカッターは力ずくで軸棒を抜いているわけではありません。また、チェーンカッターの組み合わせを間違えると、軸棒が抜けないだけでなく、チェーンカッターを壊してしまいます。チェーンをカットするときは、無理をせず丁寧な作業を心がけましょう。
まとめ
本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。