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【バイク】オイルクーラー用の電動ファンを取り付ける方法

エンジンオイルは、極度な高温や低温では性能を発揮することができなくなります。サーキット用バイクなど、高速走行がメインである場合、エンジンオイルの温度が上がってしまうので、効率よく冷やさなければいけません。そこで今回は、オイルクーラーに電動ファンを取り付ける方法を見てみましょう。

オイルクーラー用の電動ファンでオーバーヒートを防ぐ

エンジンオイルには適正温度があります。

  • 適正油温…90℃~100℃程度

そのため、常に130℃以上など高温になっている場合、以下の状態を引き起こしてしまいます。

  • オイルの劣化が早くなる
  • オイルの粘度が低下する
  • 高温スラッジが発生する

オイルの粘度の低下やスラッジの発生は、以下の状況に発展する可能性を高めます。

  • エンジンの焼き付けが起こりやすくなる
  • 燃費が低下する
  • オーバーヒートを起こしやすくなる など

逆に、油温が適温に保たれていれば、エンジンを保護でき、エンジンの熱も冷ますことができます。

電動ファンの取り付け方

電動ファンの取り付け方

オイルクーラーの熱を効率よく取り除き、適温を保つため、電動ファンを取り付ける方法を見ていきましょう。

用意するもの

  • 電動ファン
  • 取り付け金具
  • 低頭ボルト
  • ナット
  • ワッシャー
  • 工具

取り付け方法

  1. オイルクーラーを取り外す
  2. 低頭ボルトで電動ファンをオイルクーラーに固定する
  3. オイルクーラーを元の位置に取り付ける
  4. 電動ファンの配線をつなげる
  5. バイクを動かし、オイルクーラーや電動ファンがぶつからないかを確認する
  6. 電動ファンのスイッチを取り付ける
  7. 動作確認

注意点

  • オイルクーラーや電動ファンがバイクに当たる場合は、耐熱結束バンドなどを使って位置を調整する
  • 必要に応じて自分の使いやすい形に電動ファンを加工する
  • 電動ファンのボルトはねじロックを使用すると脱落防止になる

取り付け金具やボルトなどはホームセンターで手に入れることができます。高速走行時や夏場など気温が高いときは、電動ファンを使うことで、油温を効率よく下げることができます。一方、冬場など油温が上がりにくいときは、電動ファンを使うと油温が低くなり粘性が上がってしまうので、バイクの調子や走る環境を考えながら電動ファンを使用しましょう。

まとめ

  • エンジンオイルの適正温度は90℃~100℃程度
  • エンジンオイルが高温になるとオイルの劣化やエンジンの故障を引き起こす
  • 電動ファンを取り付けるときはバイク本体にぶつからないよう設置する
  • 電動ファンによって油温が下がり過ぎてもトラブルが発生する可能性があるので環境によって使い分ける

本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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