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バイクのハイマウントストップランプは自作できる!取り付け方法と知っておきたい車検のこと

バイクは自動車に比べてブレーキランプの位置が低く、シーンによっては後続車からの視認性が著しく低下します。とくに、バスやトラックなど座席位置が高い車が後続する場合、運転手からバイクのブレーキランプが見えない場合もあります。

そこで今回は、ブレーキランプの視認性を高めるハイマウントストップランプについて解説します。車検の保安基準に引っかからないための自作方法や取り付け方法を知り、愛車の外観や安全性を高めていきましょう。

ハイマウントストップランプとは?

ハイマウントストップランプとは、既存のブレーキランプより高い位置に取り付けるブレーキランプのことで、正式名称は補助制動灯といいます。自動車(四輪車)ではリアガラス中央や上部に取り付けることが一般的ですが、バイクでは主に以下の位置に取り付けられます。

  • リアスポイラー内部
  • シートカウル内部
  • リアボックス内部
  • リアキャリア端部

ハイマウントストップランプがあると後続車からの視認性が高まるため、追突のリスクを軽減させることが可能。とくに、リアキャリアやリアボックスの存在により、ブレーキランプの視認性が低下しているバイクには有効なカスタムです。

ハイマウントストップランプを自作&取り付ける方法

ハイマウントストップランプを自作&取り付ける方法

ハイマウントストップランプを自作&取り付けるには、以下の道具と手順で作業を進めます。取り付け位置ごとに異なる注意点も併せて見ていきましょう。

<必要な道具>

  • ドライバー
  • レンチ
  • ハサミ
  • 電工ペンチ(もしくはニッパー)
  • LEDテープ
  • 配線コード
  • 分岐コネクター(カプラー)
  • ギボシ端子
  • アルミテープ
  • 絶縁テープ(蛇腹テープ)
  • 両面テープ
  • パーツクリーナー
  • サービスマニュアル

※ドライバーやレンチなどの工具はご自身のバイクで使用されているネジやボルトサイズに合ったものをご用意ください。バイクのカスタムに必要な工具、配線コードの太さについては、自車のサービスマニュアルから確認できます。

<ハイマウントストップランプの取り付け方法>

  1. 取り付け位置を決め、LEDテープを必要な長さに切っておきます。
  2. LEDテープを取り付けたいパーツとリアアンダーカバーをバイクから外し、ブレーキランプの配線を確認します。
  3. メインのブレーキ線に分岐コネクターを接続し、新しい配線コードとギボシ端子を使って分岐線を作ります。
  4. 分岐線をLEDテープに接続します。
  5. 両面テープを使ってLEDテープを希望の位置へ固定します。配線はアルミテープなどでしっかり固定し、複数の配線がばらつく場合は絶縁テープ(蛇腹テープ)でまとめましょう。
  6. 取り外したパーツ類を元に戻し、エンジンをかけ点灯が確認できれば完了です。

<注意点>

リアスポイラー内部、シートカウル内部:

配線位置によってはスポイラーの裏側などに穴あけ加工が必要となる場合があります。

リアボックス内部:

ガーニッシュのないリアボックスはハイマウントストップランプの取り付けに適しません。ガーニッシュが無色透明の場合、LEDテープは必ず赤色を選びましょう。

リアキャリア端部:

防水タイプのLEDテープがおすすめです。取り付け時はパーツクリーナーで丁寧に脱脂して接着力が弱まらないようにしましょう。

バイクにハイマウントストップランプは車検に問題はない?

ハイマウントストップランプは、灯火装置に分類される補助制動灯です。そのため、自作&取り付けを行う際は補助制動灯としての保安基準を満たしていれば問題なく車検に合格できます。以下に、補助制動灯の主な保安基準を確認しておきましょう。

  • 明るすぎないもの(他車の交通を妨げないもの)
  • 灯光の色は赤色
  • 取り付け個数は1個まで
  • ブレーキランプと連動して点灯する
  • 設置位置は地上より0.85メートル以上でブレーキランプよりも高い位置
  • 尾灯(スモールランプ含む)と兼用でないこと

まとめ

  • ハイマウントストップランプとはブレーキランプ上方に取り付ける補助制動灯のこと
  • ハイマウントストップランプの自作&取り付け時にはバイクのパーツ脱着や配線処理を行う
  • ハイマウントストップランプは保安基準を満たして取り付けできれば車検に問題ない

本記事は、2019年4月25日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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