バイク用のレインウェアの選び方やお手入れ方法は?おすすめ商品もご紹介

バイクは自動車とは違い、雨風などの悪天候にライダーが直接さらされることからも、天候に左右される乗り物です。雨は濡れて不快になるだけではなく、ライダーの体力も消耗させてしまいます。

そんなときに役立つのが、バイク用レインウェアです。
ここでは、ライダーにとってレインウェアの必要性や、レインウェアの選び方や手入れ方法、そしておすすめのレインウェアなどを解説します。

バイク用レインウェアの役割とは

バイク用のレインウェアには、一体どのような役目があるのでしょうか。まずは、レインウェアの役割や重要性などを解説します。

風雨から身体を守る役目

基本的なことではありますが、バイク用レインウェアは着ている服や身体を雨から守る役目があります。
また、雨が降るときは必然的に曇り空になるため、風も晴天時に比べ冷たくなります。その際、冷たい風が身体にあたってしまうのをレインウェアで防ぐことも可能です。つまり、防雨と防寒の役目があるということです。

雨で濡れると身体が冷えてライダーの体力を奪い危険

雨は身体を濡らして不快にするだけでなく、雨の衝撃で体力が奪われたり、雨の冷たさによって体温も奪われたりします。体温や体力が下がるということは、ライダーにとっては非常に危険な状態です。

突然の雨や、雨でも乗らなくてはならない日のために必要

晴天の日にツーリングしていて、突然豪雨にあってしまうこともあると思います。また雨とわかっていても、バイクを運転しなければならないことも出てくるでしょう。

こうしたことから、バイク用レインウェアは偶発的な場面でも必然的な場面でも必需品であるといえます。またシチュエーションによっては、バイク用レインウェアをどのようにチョイスするべきかも重要です。
バイク用レインウェアは、ライダーの不快感だけでなく運転に必要な体力を維持する役割もあるため、「あったほうが良いもの」ではなく、「必要なもの」であるといえます。

バイク用レインウェア選び方のポイント

バイク用レインウェア選び方のポイント

バイク用レインウェアを必要と感じ、購入しようとする場合にはどのような点に気を付けて選べばいいのでしょうか?ここでは、レインウェアの選び方で注意したいポイントなどを解説します。

スーツ・コートどちらのタイプか選ぶ

バイク用レインウェアは、大きく分けて2つのタイプがあります。
一つは、「上着+ズボン」に分かれたスーツタイプです。こちらは、本格的なバイクに乗っている方や長時間運転する方が多く利用しているタイプで、しっかりと防雨・防風ができるタイプとなります。

一方コートタイプは、羽織るタイプのものを表す場合が多いレインウェアです。スクーターなどを乗っている方が多く利用するタイプとなっています。羽織るだけなので脱着は簡単ですが、スーツタイプに比べると防雨性は低めです。

どちらをチョイスするかはライダーの好みだけでなく、シチュエーションや乗っているバイクで決めるのがいいでしょう。

1~2サイズ大きめを選ぶ

バイクに乗る際に、下着+レインウェアという着こなしをする方は少ないと思います。また日本は四季のある国です。暑い季節、寒い季節とあります。
レインウェアのなかに洋服を重ね着することも考えて、1~2サイズ大きいレインウェアをチョイスするのがおすすめです。

また大きめのサイズのほうが、脱いだり着たりしやすいという特徴があります。脱着しやすいほうが身体が窮屈にならず、気持ちも楽ですよね。

アジャスター調整

先ほど大きめサイズを選ぶというおすすめポイントをご紹介しましたが、実は大きめを選ぶと運転中に「バタバタ」とレインウェアがバタついてしまうことで、運転しづらくなってしまうことがあります。
こういった問題を解消できるアイテムとして、各部をアジャスターで調整できる商品も販売されています。

また、人の体型は十人十色です。サイズの大きいレインウェアでちょうどいい方、アジャスターで調整することでライディングにマッチする方など、さまざまなパターンがあるでしょう。
そういった微妙な体型の違いも、アジャスターがあればフィットしやすくなります。

「耐水圧」と「透湿性」は走行シチュエーションに合わせる

レインウェアの性能を示す用語として、「耐水性」と「透湿性」という言葉があります。簡単にいうと、水をどのくらい通さないかが「耐水性」、レインウェアの内側で発生した湿気をどのくらい外へ放出できるかが「透湿性」です。

通常走行での耐水性は、耐水圧10,000mm、高速走行80/h以上では、耐水圧20,000mmがいいといわれています。
透湿性については、8,000g/m2/24h以上であれば蒸れにくいといわれています。

このほか素材などによっても透湿性が変わってくるので、数値だけでなく快適に過ごせるレインウェアを見比べたり、周りの人や販売スタッフの評価を聞いたりするのもいいでしょう。

走行シーンに合わせて選ぶ

バイク用レインウェアを選ぶ際、普段走行するシチュエーションによっても選び方が変わります。
例えば、通勤で近距離を走行する場合は、脱着しづらいことからなるべく脱着しやすいタイプにしたい。長距離を走ることの多いツーリングライダーであれば、しっかりと風雨が防げるほうが良いなどです。

自分自身がどういうシチュエーションの運転が多いかによって、ベターなレインウェアが決まるでしょう。また複数のシチュエーションがある場合は、レインウェアも複数用意するとより快適なライディングが可能になります。

目立つ色&反射材で安全性確保

雨の日は自分の視界が悪くなるだけでなく、周りで走行している車、自転車、人の視界も悪くなりがちです。
特にバイクは、車よりも全体の大きさやライトの数が少ないだけに、周りの人に周知されづらい状況になります。雨だけでなく夜の場合ならなおさらです。

自分の存在をいち早く認識してもらうためにも、レインウェアはデザインや機能だけでなく、目立つ色や反射材が使用されるものを選ぶことが大切です。

バイクの収納性に合ったコンパクトなものが理想

バイクのレインウェアは雨天だけでなく、晴天でも寒い日や突然冷たい風が吹いている日にも使用するシーンがあります。ということは、雨や風が強いとわかっている日以外でも使用する可能性が出てくるということです。

しかしながらバイクの場合は自動車と違い、レインウェアなどを収納しておくスペースが少ないです。
こういった状況下でもレインウェアを着ることができるよう、バイクの収納にあったレインウェアを購入しておくことをおすすめします。

バイクレインウェアのお手入れ方法

レインウェアは、文字どおり雨や風にも耐えられるように作られています。言い換えれば、ライダーを風雨から守るために酷使されているともいえるのです。では、レインウェアをどのようにメンテナンス(お手入れ)したら、少しでも長持ちするのでしょうか?
適切なお手入れ方法について、以下で詳しく見ていきましょう。

洗濯表示に注意して洗濯方法を選ぶ

レインウェアが雨などで汚れた場合、洗濯機に投入、そして干したらOKと考えているかもしれません。しかし、その手入れ方法が正しい方法でない場合もあります。

バイク用レインウェアの場合は、洗濯表示を最初に確認してください。レインウェアには「手洗い」の表示がされているものが多いからです。
最近では、繊維自体に撥水コートが施されていることも多いので、洗濯機で洗うことでこの撥水コートが剥がれてレインウェアの意味をなさなくなる可能性があります。

洗濯自体がOKとなっているレインウェアでも、洗濯・乾燥後に防水スプレーを施したりすることで機能を維持できます。

使用後には汚れや水分をふき取る

毎回手洗いなどの洗濯作業を行ない手入れするのは、結構骨の折れる作業ではないでしょうか?
レインウェアで一番大切なのは、濡れたレインウェアをそのままにしないで、固く絞った布などで汚れや水をふき取ってあげることです。日頃からふき取り作業をしてあげれば、手洗いで丸洗いする手間も減るでしょう。

レインウェアは、バイク自体が跳ねた泥水だけでなく、周りから飛んできた汚れなどでも汚れてしまいます。脱いでそのままにしていると、汚れにより本来の機能が失われていきます。
レインウェアの性能を維持するためにも、水滴や汚れをふき取ってあげることを忘れないようにしましょう。

ハンガーにかけて日陰で干しておく

レインウェアを乾かす際は、太陽が当たる所で乾かすよりも、日陰で乾かすほうが良いとされています。その理由としては、透湿性の素材に紫外線に弱いものが使われていることが多いからです。
機能性を維持するためには、日陰でゆっくり干すことが望ましいといえます。

撥水性が落ちてきたときは?

衣服である以上、レインウェアも永遠に撥水性を保てるものではありません。適切な手入れをしていたとしても、機能低下が起こってしまいます。
こういった場合、市販の撥水スプレーをレインウェアに施工することで防水性をある程度復活させることができます。恒久的ではないですが、レインウェアを長持ちさせることにつながります。

また素材によっては、アイロンをかけることで生地にある“撥水基”と呼ばれる細かい柱を再度起こし、防水を復活させることが可能になります。
アイロンがけをしたあと、さらに撥水スプレーを施工することでより長持ちになるでしょう。

おすすめバイク用レインウェア5選

ここまでバイク用レインウェアの役割、選び方、手入れなどを解説しました。しかしいざレインウェアを買おうとすると、種類が多すぎて迷ってしまうかと思います。
そこで以降では、おすすめのレインウェアを5つご紹介していきます。

ホンダ WPコンパクトセットアップ

最初にご紹介するのは、女性に人気の高いレインウェアです。全4カラーの設定なのですが、デザイン(ディテール)がスッキリしていて、とてもオシャレな一着となっています。
耐水圧15,000mm、透湿性5,000g/m2以上なので、街乗り、通勤、近場のツーリングに最適なレインウェアです。

ゴールドウイン レインスーツ Gベクター3

ゴールドウイン レインスーツ Gベクター3は、Gベクターコンパクトレインスーツシリーズの最新モデルとなる製品です。インナーにメッシュを採用することで蒸れにくく、着用時の快適性を確保しています。
さらに透湿性も8,000g/m2/24hと、十分すぎるくらいのスペックを誇っています。

ヤマハ バイク用レインスーツ セパレート YAR19 CYBER TEX2 ダブルガード

バイクメーカーであるヤマハが、ライダーのために熟考して制作したレインウェアです。
「CYBER TEX II」という防水透湿素材を採用し、雨が入りやすい腹部・袖・襟を二重にカバーするなど、バイクメーカーらしい工夫が施されたレインウェアです。

その他にも反射素材を採用していたり、脱着可能なレインフードが装着されていたりと、至れり尽くせりなレインウェアとなっています。

ホンダ アーバンレインスーツ プラチナ

バイクメーカーのホンダが生産する、透湿防水素材を使用したレインスーツです。初期耐水圧:10,000mm、初期透湿性:2,000g/m2/24hのスペックを誇ります。

さらにフルシーム仕様にすることで、縫い目からの雨水の浸入を抑制しています。また後裾を長めに設定したことで、背中からの雨水の浸入もガードしてくれます。

腕とパンツ裾口には、走行風によるバタつきを抑制するアジャスターが付属しており、収納袋付きでバイクへの収納にも一役買います。

コミネ バイク用 ブレスターレインウェアフィアート

コミネはレインウェアに限らず、ライディングウェアが多くラインナップしているメーカーです。そのなかでも同商品は、透湿防水素材にブレスターを採用したシンプルで快適なレインウェアとなっています。
カラーバリエーションも5カラーあり、サイズもSから5XLBと豊富になっています。

まとめ

今回は、ライダーの必需品となるレインウェアの役割、選び方、手入れ方法、おすすめレインウェアをご紹介しました。
ライダーにとって、雨や冷たい風は本当に大敵であるといえます。レインウェアでしっかり予防することで、雨のなかでも安全で快適にライディングしましょう。

本記事は、2020年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。