スマホをバイクに装着するマウントの種類・使い方
スマートフォン(スマホ)はナビ代わりにもなり、ツーリング時に重宝します。バイクに乗る時にスマホをナビとして使いたい場合に活躍するのが「マウント」と呼ばれるスマホホルダーです。今回は、スマホをバイクに装着するためのマウントシステムの種類と使い方を紹介します。
マウントの種類
マウントは、どのようにスマホを固定するかによって、大きく4種類に分かれます。クランプ型、ゴムバンド型、ポーチ型、その他のグリップ型です。
クランプ型は、スマホを滑り込ませるようにして装着します。機種を選ばず使うことが出来、スマホの画面を直接操作することが可能です。ただし、雨天時にはスマホが濡れてしまうため、スマホ本体に防水機能が無いと誤作動や故障の要因になります。スマホを挟むための部品はいくつかの小さいネジやバネ等があるのですが、使っているうちに劣化していき、挟む力が弱まることがあります。
ゴムバンド型は、スマホをゴムで固定します。クランプ型と組み合わさったものも販売されており、ゴムの力とクランプの力の両方でスマホをがっちり掴みます。強力に固定するため、見た目にゴムが目立ってしまうことと、着脱に手間が掛かることがあります。
ポーチ型は、スマホ画面を見ることの出来る窓の付いたポーチです。防水機能があり、クランプ型やゴムバンド型に比べて、脱落の心配が比較的少ないことが最大のメリットですが、ポーチの中のスマホを操作しづらいことがあります。
グリップ型は、基本的にはクランプ型を進化させたものです。X字型に配置されたゴム製のグリップを使用していたり、クランプ型にスマホ用防水ケースが付いていたりと、各製品工夫が凝らされています。
ポーチ型以外のマウントシステムでは、万が一何かの衝撃でスマホが落ちるということも想定しておきましょう。あらかじめバイク本体とケーブルで繋いでおくと、脱落を防げます。

用途で選ぶ
マウントシステムは、価格に幅があり、機能も様々です。どのようなシーンで使うのかによって、選ぶ製品が変わってきます。雨の日に乗らないのであれば、クランプ型やゴムバンド型がおすすめです。高速走行をする場合は、ゴムバンド型とクランプ型が組み合わさった製品だと安心です。
雨の日も乗る場合は、ポーチ型で防水面を万全にすることをおすすめします。いずれも、低価格帯の製品だと、日常の使用での劣化が気になるかもしれません。特に、スマホを挟む力が弱まってきた気がしたら、製品ごと取り換えることをおすすめします。毎日の風雨にさらされることは、マウントシステムにとってもかなりハードな環境です。安全のために、毎回乗る前に固定具合を確認しましょう。
スマホの充電装置は必須
スマホをナビ代わりにする場合、大量に電力を消費します。そこで、バイクからの給電をしながら走ることになります。シガーソケットをUSBに変換するか、そのままUSBを差し込めるタイプの電源を取り付けるかして、バイクでスマホの充電を出来るようにしましょう。それ以外の方法としては、モバイルバッテリーから給電する方法があります。
マウントシステムの使い方と注意点
製品ごとに取り付け方は若干違いがありますが、基本的にはスピードメーター等の見やすい部分に土台を取り付け、その上にホルダー部分を固定します。スクーター等は、そのままだと取り付け不可能なことが多いため、アクセサリーホルダー等の名前で販売されているパーツを取り付け、さらにその上にマウントシステムを装着すれば大丈夫です。
まとめ
今回は、スマホをバイクに固定するためのマウントシステムを紹介しました。交通事故防止のため、バイクの運転中のスマホ操作は厳禁です。スマホを旅のお供に、安全運転を心掛けましょう。
本記事は、2016年8月17日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。