モデルチェンジを繰り返してきてはいるものの、初代からキープコンセプトで作り続けられているバイクだから、各部の熟成が進み、じつに上手くまとまったバイクとなっている。その分、新鮮味に欠けるのは仕方のないところか。
オフロード走行を考えたマシンのため、サスペンションのストローク量は大きく必然的にシート高も高い。そのため足着きは良いとは言えないのだが、車重が軽いので取りまわし自体は悪くない。
ハンドル幅も広く、腰で支えやすいので、押し歩きもラクだ。ただし、絶対的な車体サイズは小さくないので、身体の小さい人は足着きで悩まされるかもしれない。
燃費に関しては高速より、一般道の方が良いという結果が出た。一般道でも高速道路でも、周囲の流れに乗って走ったので、片方だけ燃費重視の走行したとか、トバして走ったというわけではない。
意外に感じかもしれないが、250cc単気筒というエンジンのキャラクターと、低中速寄り加速重視のギヤ比のミッションから考えれば、高速走行でもあまり燃費面でのメリットはないということだ。もっとも、ノーマルであればどんな走り方をしても25km/Lは走るだろう。
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