今回のお客様はスズキ・イントルーダークラシックにお乗りのお客様の車検です！ 前回の車検からあまり乗っていらっしゃらなかったとおっしゃっていたので少し心配ですね〜

と思っていた矢先、エンジンをかけようとしたら・・・ ｢ん！？セルが回らない！？｣ 何回かセルをカチカチ押すとようやくセルが回り、エンジン始動。 これはひょっとして・・・

どうやらこの子が悪さをしていたようです(笑) これはスターターリレーと呼ばれるもので簡単に言うとセルモーターを回すスイッチです。 主に電磁石によるものでできており、配線を簡素化するために用います。 これが壊れるとセルモーターまで電気が通電せず、途中で止まってしまってセルが回らない現象が起きます。

新品のスターターリレーです。 見た目で壊れてるとかの判断ができないので、実際に取り付けてセルを回してみます・・・

すごく調子よく回るようになりました！！ セルが回らなくなる原因としては色々な要素がありますが、今回はこのスターターリレーが悪かったということです。 お客様に原因と部品の交換が必要であることを伝え、他の作業に入ります。

先述したとおり、あまり乗る機会が無かったとおっしゃっていたのですが、さすがに2年放置したエンジンオイルをそのまま使うわけにもいかないので（エンジンオイルは経年劣化していきます！）新しくオイルとオイルフィルターを交換いたしました。

さらに前回の車検ではついていなかったバックレストがあったので一応念のため、車体の高さを計測します。 車検では、車検証に記載されている高さや幅、長さも測り記載通りの数値かを測定します。 もし、フェンダーレス化をしていて車体の長さが変わっていたり、ハンドルを変えていて幅が変わっている場合などはそのまま車検を通すことができないので 別途、「構造変更」が必要になります。長さ・幅・高さを測定しなおし、記載されている数値を変更します。 今回の場合は、ミラーの方が高い位置にあり、記載されている数値もミラーで測定している高さなので 構造変更は不要でした。 ※構造変更は別途書類作成・検査等が必要になりますので追加料金が発生いたします

あとはいつもの車検整備（各部の増締め・点検）を実施いたしました。 ブレーキパッドも一応確認し車検も合格！！ これでまた２年間安心してお乗りいただけます。

当店は認証工場を保有しておりますので、安心して車検もお任せください。車検切れのバイクの引取りなども対応しておりますので、お気軽にご相談ください！