2024/06/23 16:06:39 更新チャコールキャニスター ミルウォーキーエイト ソフテイルハーレーダビッドソン FXBBS ソフテイルストリートボブ114
今回はカスタムでも修理でもなく、注意喚起を含め、チャコールキャニスター(以下、キャニスター)のお話しです。 ハーレーダビッドソンの車両にキャニスターが装着されるようになって5年ほど経ったかと思います。大雑把に説明すると、ガソリンの揮発分を外気へ出さずに最終的に吸気と一緒に吸い込ませる仕組みです。

後輪の前あたりにあります。 見にくいですが、燃料タンクから来るチューブとインダクションモジュールへ行くチューブが差さっています。 先ほどの説明の通り、この経路は外と繋がっていません。 今回、何が言いたいかというと...ガソリンを入れすぎると不調になります。 本来、このシステムは揮発ガスの循環を想定していると思いますが、入れすぎることで液状のガソリンがタンク内の圧抜き経路を伝ってキャニスターに溜まります。 ここからインダクションモジュールまでの間にソレノイドバルブがあり、運転状況により作動します(経路を開通する)。 想定を上回るガソリンがその経路に存在した場合、それを吸い込めば空燃比が大幅に狂い、加速時のゴボつきやエンストを誘発します。 キャニスターにガソリンが溜まってチャパチャパしている...過去に何件かありました。

やれることと言えば、給油時に控えめに入れていただくくらいかと思います。 参考までに、画像で指しているプレートまでが上限です。オーナーズマニュアルをよ〜く読んでいると書いてあります。 給油するの面倒だから給油口ぎりぎりまで入れとこう...大気開放していた時代では機能的に大して問題はありませんでしたが、最近の車両ではこんな事が起きますよ、というお話しでした。
対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ハーレーダビッドソン