2020/05/04 21:00:31 更新ランツァ スポーク交換ヤマハ ルネッサ

ヤマハランツァのスポーク交換です。年式相応にニップルが固着回らないものがあります。

分解できない出来ない状態の場合はスポークを切断します。適切な順番で切断しないと、急に張力が変化してアルミリムが歪んでしまう場合があります。分解さえ重要な作業です。

あらかじめスポークをセットすることにより、スポークを曲げてしまったり、リムに傷をつけてしまうことを防ぐことが出来ます。

ニップルを回してトルクをかけ張力を発生させるという100年くらい前からある方法ですが、張り具合を間違えると張力がバラバラになり異常振動やフラレといった危険な症状がでてきます。絶妙な調整技術が必要で、道具があれば誰でもマネ出来るというものでもありません。

リヤも同じように交換していきます。分解前に必ずオフセットを計測します。

ハブのセンターにリムセンターがあるとは限りません。車種ごとに専用にオフセットしているもので、真っ直ぐ走らなくなる為、メーカー指定位置に組み立てなければなりません。適当に組むと当然適当な位置になってしまいます。

見た目振れが取れていたとしても、緩いニップルがあると走行時は円になりません。乗るとすぐわかります。とても危険です。完成はスポークはすべてほとんど均等に張られており、ハブはリムのセンターに位置し円になっています。昔からあるスポークホイールですが、非常に繊細、精密です。


ビフォーアフター、フロント


ビフォーアフター、リヤ
完成したスポークホイールは外観だけでなくしっかりしたバランス安定感が得られます。スポーク交換もご相談下さい。