バイクのバッテリー回収はどこでする?無料・費用・注意点まで徹底解説
バイクのバッテリーは消耗品のため、定期的に交換する必要があります。交換作業を自分で行なう方も増えていますが、古いバッテリーの処分方法に悩むケースも少なくありません。
バイクのバッテリーは通常の家庭ゴミには出せず、間違った方法で処分すると事故の原因になったり、違法行為に該当したりする恐れがあるため注意が必要です。
この記事では、バイクのバッテリーの回収依頼先や、回収費用の相場を詳しく解説します。併せて、処分する際の注意点や違法な処分を行なった場合のリスクについても紹介しているので、バッテリーの処分にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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バイクのバッテリーはどこで回収してもらえば良い?
廃棄に困るバッテリーですが、どこで回収してもらえば良いのでしょうか?一般的にバッテリーを回収してもらう方法としては、以下の5つが挙げられます。
それぞれどのように回収を依頼すれば良いのか、手順を解説します。
1.バッテリーの購入先(バイクショップ・ディーラー)
バッテリーの回収先として最も一般的なのが、バイクショップやディーラーといった「バイクを購入した店舗」です。購入時のレシートなど、その店舗での購入を証明できる書類があれば、古いバッテリーを無料で引き取ってもらえるケースが多くあります。
レシートがない場合は回収してもらえない、もしくは有料での回収になるので、別の方法でのバッテリー処分を検討したほうがよいでしょう。また、今後はバッテリー購入時のレシートを取っておくことをおすすめします。
余談ですが、バッテリーと同様処分に困るエンジンオイルなども購入店に持っていくと回収してくれるので、こちらもレシートを取っておくことをおすすめします。
2.廃品回収業者
廃品回収業者にバッテリーを回収してもらう方法もあります。軽トラックなどで巡回している廃品回収業者に依頼すれば、無料でバッテリーを回収してくれるケースも多くあります。
ただし、悪質な業者は高額な回収料金を請求してくることもあります。そうした業者に当たった場合は、別の廃品回収業者を探すようにしましょう。
3.バイク用品店
バイク用品店には「整備場を併設しているところ」と「用品売場しかないところ」があり、バッテリーを回収してくれるのは基本的に前者です。なかには後者でも回収してくれるお店もありますが、大型店舗に依頼したほうが無難でしょう。
なお、他店で購入したバッテリーの回収は断られることもあるので注意が必要です。バッテリー購入・交換を依頼するついでに、古いバッテリーを引き取ってもらうのが確実な方法です。
4.ガソリンスタンド
ガソリンスタンドにバッテリー回収を依頼する場合は、フルサービスのスタンドに行きましょう。セルフのスタンドでは基本的にバッテリー回収は行なっていないため、注意してください。
フルサービスのスタンドのなかでも、整備場を持っているところはバッテリーを回収してもらえる可能性が高いので、近所に条件を満たすスタンドがないか探すとよいでしょう。ただし、回収してもらえるかどうかはスタンド次第なので、一度電話で確認してから出向くことをおすすめします。
5.ホームセンターや量販店
数は少ないですが、バイクのバッテリーを販売しているホームセンターのなかには、回収サービスを実施している店舗もあります。また、量販店でも回収対応している場合があるため、近隣の店舗での対応状況を確認してみるとよいでしょう。
ただし、仮に回収を行なっている店舗であっても他店で購入したバッテリーは回収しない、もしくは有料での回収になるのが基本です。さらに、回収対象がモバイルバッテリーなどに限定されており、バイク用バッテリーは対象外となっているケースもあるため、事前の確認が重要です。
バッテリー回収の費用と無料で処分する方法
バイクのバッテリー回収には、有料となるケースと無料で処分してもらえるケースの2つがあります。バッテリー回収を検討している方のなかには、「料金はどのくらいかかるのか」「無料で処分するためには条件があるのか」など、疑問に感じている方も多いでしょう。
この章では、バッテリー回収が有料になる場合の費用相場と、無料で引き取ってもらうための方法や条件について解説します。
有料になるケースと費用相場
前述したバッテリー回収を受け付けている店舗にバッテリー単体で持ち込む場合は、「処分費用」が発生するケースが多いです。費用の目安はバッテリー1個あたり500円~1,500円程度で、持ち込む店舗などによって異なります。
また、廃品回収業者や自治体の回収サービスを利用する場合も有料になることがあります。さらにガソリンスタンドやホームセンターでも、バッテリーの回収は有料となるのが一般的です。
費用がかかる点をネックに感じる方もいるかもしれませんが、不法投棄防止の観点からも、正規の回収ルートを利用することが安心・安全です。
無料で引き取ってもらえるケース(新規購入時の下取りなど)
新しいバッテリーを購入する予定であれば、「下取りサービス」を活用するとよいでしょう。下取りサービスを利用すると、新品のバッテリーを購入した際に古いバッテリーを無料で回収してもらえます。
例えば、バイクショップやディーラーでは、新品購入と同時であれば無料で回収してもらえるのが一般的です。バイク用品店の場合は店舗によって異なりますが「購入+交換作業」を依頼することで無料になることもあります。持ち込みのみの場合は有料となるケースが多いため注意が必要です。
また、Amazonや楽天などの通販サイトでバッテリーを購入すると、キャンペーンとして「古いバッテリーの引き取り無料チケット」が付属することもあります。
バッテリーを処分する際の注意点
バッテリーには鉛や希硫酸が使われており、危険物に相当するため取り扱いには注意が必要です。「どうせ処分するから」とそのまま放置しておくと火災に発展する恐れもあるので、廃棄の際も慎重に取り扱いましょう。
火気厳禁
バッテリーに使われている鉛と希硫酸は、電極を外していても化学反応が止まることはありません。置いておくだけでも微量の水素ガスが発生するので、電力のないバッテリーであっても火気厳禁です。バッテリーの近くでタバコを吸うなどの行為は絶対に行なわないようにしましょう。
電極は絶縁しておく
電力が弱ってきて廃棄されるバッテリーであっても、微量の電力は残っています。セルを回す力はなくても、ショートしたり発火したりする可能性は十分にあるのです。
ショートは電気を通すものがプラスとマイナス極に接触すると起こるので、両極を絶縁しておけば事故を防止できます。ビニールテープや絶縁テープを電極に巻きつけておきましょう。
分解厳禁
なかにはバッテリーを分解して、少しずつ一般ゴミで捨てようと考える方もいるかもしれません。しかし、バッテリーの分解は非常に危険なので絶対に行なわないようにしてください。希硫酸によって火傷・失明したり、ショートを起こして爆発したりといった危険性があります。
そもそも使われている材質(鉛など)が危険物のため、分解したところで一般ゴミに捨てることはできません。分解しても危険なだけなので、分解せずに適切な方法で処分しましょう。
違法な処分をするとどうなる?
バイクのバッテリーを処分する際は、これまでに紹介した回収サービスなど、正規の手段を選ぶようにしてください。
バッテリーは産業廃棄物に分類されるため、不適切な方法で処分すると違法行為に該当する恐れがあります。不法投棄は罰則の対象になるだけではなく、環境汚染や周囲への迷惑にも直結する深刻な問題であり、「知らなかった」では済まされません。
ここでは、バイクのバッテリーの不法投棄に対する罰則と環境への影響について詳しく解説します。
不法投棄のリスクと罰則
バッテリーには鉛や硫酸などの有害物質が含まれるため、家庭ゴミとして捨てたり、空き地などに放置したりする行為は「廃棄物処理法違反」に該当する恐れがあります。
実際に不法投棄が発覚した場合、個人でも5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科される可能性があり、法人の場合は最大3億円以下の罰金が科されることもあります。また、自分で捨てるだけでなく違法業者に処分を依頼した場合も、排出者として責任を問われる可能性があるため注意が必要です。
さらに、バッテリーの不法投棄は発火事故の発生や近隣トラブルにもつながりやすく、最悪の場合は刑事事件に発展するリスクもあります。
環境への影響と社会的責任
前述のとおり、バッテリーには鉛や硫酸などの有害物質が含まれています。これらの物質が適切に処理されない場合、土壌汚染や水質汚染を引き起こす可能性があります。
また、バッテリーから酸液などが漏れ出すと植物が枯れる原因となったり、動物や人間の健康被害につながったりする恐れもあります。
バッテリーは正しくリサイクルに回すことで、鉛やプラスチックといった資源を再利用することが可能です。資源循環に貢献するためにも、バッテリーは必ず正しい方法で処理するように心がけましょう。
まとめ
バイクのバッテリーは、バイクショップやディーラー、廃品回収業者、自治体、バイク用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、量販店などで回収してもらえます。処分には費用がかかることもありますが、新品バッテリーの購入や交換と併せて回収を依頼することで、無料で回収してもらえることもあります。
処分時の注意点として、家庭ゴミとして捨てたり、違法業者に依頼して回収してもらったりすることは絶対に避けなければなりません。バッテリーは産業廃棄物であり、不法投棄と見なされると違法行為として罰則の対象になる可能性があります。
バッテリーの処分は、今回紹介した回収先やサービスを利用し、安心・安全な方法で行ないましょう。
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本記事は、2025年11月4日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。
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