
マリン後輩
写真撮るの下手ぴっぴ _(:3」∠)_
Rainy Wet Missile Tourer ZZR400限界難民
時代遅れのバイクブログやってます
「 #マリン後輩の最速日記 」 見てね( ◜‿◝ )♡
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「ンフッ!! ンフッ!!」
ずるずると滑る地面。
鼻息を荒げ、全身の筋肉を総動員しカタナを操っていく。
「あーぁ!やっぱ来ンじゃなかったぜ!」
自分の無謀に後悔。
しかし、嘆いていてもしょうがない、気合いと根性でバババババッて登っていく。
悪戦苦闘すること30分。
「っしゃ! 着いた!」
ようやく山頂に到達した。
尻が汚れるのも構わず地面にドカッと座る。
自前のコーヒーセットを広げてブレイクタイム。
「……ふぅ」
疲れた体にコーヒーが美味い。
ちと気圧でぬるい気がせんでもないが、それも愛嬌。
地面から愛車を見上げる。
「良いねぇ~」
後光を背負いスクランブラーカタナが威風堂々としていた。
なんつーか、世間ってヤツに付いていけなくなった。
変わっていく時代、変わっていく生活、そんな周りのアレコレに合わせていくのに疲れたんだ。
イレブンカタナに乗り始めて幾星霜。
最初は憧れから乗り始めた、それから一通りカスタムを重ねて、良い感じにフルカスタムなカタナとなった。
ツーリングにも行った。
ミーティングにも行った。
スピードだって良い感じに出て、速く走れるようになった。
そんな時に。
とあるカタナミーティングに行った際に、俺のバイクライフを激変させる出来事が起こった。
「あれ? 俺のカタナどこだったっけ?」
ずらりと並んだカタナ、それに埋もれて自分の愛車が分からなくなったのだ。
仕方ないと言えば仕方ない。
だってカスタムしてるとは言え、全てカタナなのだ。
自分はマイノリティーだと思っていた、しかし実際には狭いコミュニティでマジョリティーと化していたことを思い知らされた。
トンカチで頭をカチ割られるような衝撃だった。
まずはカタナを純正に戻した。
どノマールのカタナを眺めて考える。
俺のやりたいことは?
俺はコイツで何をしたかった?
カタナってのは──
何だ?
「──そうだ」
頭の中にビビッとイナズマが走る!
俺の中に芯が通る!
頭に浮かんだヤツを紙に起こす!
うまく書けずに、書いては消して書いては消して、何度も繰り返すもんだから紙がクシャクシャになる。
……でも。
「出来た」
俺は黒ずんだ手で顔を拭い、笑う。
銀の車体、差し色の赤、ドコだって走れそうなタイヤ、そして。
ターミネーターな俺。
追い求めいた俺の究極がそこにはあった。
ところ変わって夜の港。
俺の究極のカタナ、そして究極の俺。揺れる水面、2人のシルエットが映る
「良いじゃん!」
心からそう思った。
新型のカタナを買った。
理由という理由は……無い。
あえて言うなら、コイツに乗りたかったからであろうか?
「…………」
カタナに跨がり、暮れる夕日をボンヤリと眺める。
「──帰るか」
ミラーに掛けていたメットを被りカタナを起こす。
ドドォンッ!!!
SS譲りの元気なエンジンが雄叫びを上げる!
オレは夕日に向かっては走り出した。
昔から自分に自信ってヤツが持てなかった。
何でもそつなくこなせたが、全て無難な結果。
何でも出来た、でもオレにしか出来ないっていうモノは無かった。
スペシャルではなくオーディナリー。
何て言うのかな~
それに気づいた時、こう、、、
何かがさ、ポキって折れたんだよ。
そんな時に。
「あっ」
街中で信号待ちをするライダー。
その姿とバイクに釘付けになった。
銀色の車体、エッジの効いたフォルム、ストファイならではの獰猛なスタイル。
「──コイツなら」
オレも 成れる かもしれないと思ったんだ。
夜の港。
三脚を立てて、オレとカタナを撮影する。
今宵、この瞬間この世界で主人公はオレだ!
酔う。酔いしれる。
あぁ~最高だあぁ。
そんな時に。
「う!」
突如差し込む閃光!
目映い光がオレとカタナを射す!
クソ、誰だよ。こんな時に、、、、
目を細め、精一杯に光の方を睨み付ける。
「あ、ごめん」
スクランブラーなイレブンカタナとライダーが居た。
「ああ、いえ。こちらこそ……」
お互いにペコっと会釈。
ついでどちらともなく、愛想笑いを浮かべた。
「へぇ~! コイツぁスゴいや」
スクランブラーカタナに跨がりオレは感嘆をもらす。
やベェな、こいつはとんでもないぜ。
「いやいや。君のカタナも良いじゃないの♪ 新型カタナってどう~」
スクランブラーカタナのライダーが、オレのカタナに跨がりニコニコ。
「あぁ、新型カタナはですね~」
オレは現在、スクランブラーカタナのライダーさんの営むバーに来ていた。
(バーニング・ラム)
おしゃれで良い店ではないか!
マンゴージュースを飲みながら、カタナトークに花を咲かす。
そうだよ。こういうのだよ。
年も世代も飛び越えて、語り合う。
オレは(俺達は)こういうのを待っていたんだよ!!!
「おお! マスター、ノリノリやん」
常連であろうか? 小太り角刈りのおじさんがオレ達を眩しそうに眺める。
「そうなんよ」「そうなんすよ」
オレ達の言葉がハモる。
思わず互いを見る。
「「ダハハハハ!」」
爆笑。
「仲良いのぉ~。あ、そうだ、写真撮っちゃるわ」
おじさんがスマホを構える。
「ハイ、行くよ~お二人さん!」
「ハイ、カッタ~ナっ!」
カシャッ!
カタナ万歳!!!!
#GSX1100S #刀 #KATANA #カタナ#刄 #俺RIDE #東◯海平 #カタナがゲシュタルト崩壊
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推して参る!
前オーナー御堂
大手を振って罷り通る!
/'⌒`ヽ
と ̄⌒( )^ω^( )⌒つ
~( ノ ̄
~ デブーン~
( 、ヽノ
ノ > ノ
ε= ε= l,,ノ' {,,_ノ
ヨコラ納車しました( ◜‿◝ )♡
そのままワシが乗って帰っても良かったけど、、、
会計中に前オーナーがカタナを眺めてたので、(´・ω・)っ🔑
今生の別れを前に前オーナーとヨコラが最後のツーリング
その背中は少しだけとーぜん無かったです🌚
#KATANA #カスタムキャスト #バカとバイクのおとぎ話