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ツーリング向けおすすめバイク5選!初心者ライダー必見の旅知識も解説

バイク乗りの人が楽しみしている目的の一つとして、「ツーリング」があります。
長距離・長時間の走行を想定すると、疲れにくく乗り心地の良いツーリング向きのバイクが欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ購入するとなると「ツーリング向きのバイクとは何か」「どのように選べば後悔しないのか」といったように、さまざまな疑問点が出てくると思います。
今回はそんな疑問を解消するべく、ツーリングに向いているバイクの特徴や選び方をご紹介します。

ツーリングにおすすめしたいバイクや、ツーリングに関連した情報もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ツーリング向きのバイクを選ぶには?

ツーリングに向いているバイクを探していると、「〇〇がいい・〇〇は良くない」など、さまざまな情報を目にすると思います。
情報が多くなればなるほど、本当に何がツーリングに向いているバイクなのか、少し混乱してしまう方も多いでしょう。

実はツーリング向きのバイクについて、「これだ!」という明確な定義はありません。
バイク知識に優れた人や経験してきた人が感じた視点から、ツーリング向きのバイクを紹介していることが多く、実際に向いているかどうかは個人の価値観によって左右されるといってよいでしょう。

しかし、初めてのツーリングバイクとなると、何を基準に選べば良いのかわからない方も多いと思います。
その際は、以下のポイントを参考にしながら、ツーリングに適したバイクを探してみましょう。

バイクのジャンル

まず、どのようなジャンルがツーリングに向いているのか確認してみましょう。
一般的には、以下の3ジャンルがツーリングにおすすめだといわれています。

  • 【フルカウルのツアラー】:高速でも快適に走れるうえに扱いやすいのが魅力。フルカウルで強風による負担も和らげられる
  • 【クルーザー(アメリカン)】:車高が低くどっしりとした外観が特徴。ゆったりとしたライディングポジションなので長距離走行に最適。積載性も優れている
  • 【アドベンチャー】:オフロードとツアラーの良いとこ取り。長距離の快適性に加えて、悪路での走破性も兼ね備えている

どれも特徴の異なるバイクですが、それぞれが長距離走行時の負担を軽減できる魅力を持っていることがわかります。
上記だけではなく、ライディングポジションが比較的楽な「ビッグスクーター」や「オフロードバイク」もツーリング向きのバイクとして人気があります。

  • 【ビッグスクーター】:収納・積載性がある。防風性能も良い。ATなので操作が楽
  • 【オフロード】:サスペンションが沈み込むので意外にも足つきが良い。オンロード走行も可能なうえに、林道に入っていくような道でも快適に走行できる 

もちろん、上記以外のバイクでもツーリングはできます。
しかし、スーパースポーツのように前傾姿勢を維持するバイクは、長距離・長時間の走行で負担を感じやすい傾向があります。
快適なツーリングを理想としている方は「どれだけ遠くまで走るのか」を想定し、走行時のライディングポジションを重視して選ぶのがおすすめです。

バイクの排気量

長時間・長距離で走行するツーリングバイクを選ぶとなると、排気量が大きい「大型バイク」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
排気量が大きいバイクほど加速性能も優れ、安定したパワーを実感できるのが特徴です。

総排気量125cc未満で高速道路を走行するのは交通違反となることから、無意識に中型・大型バイクを検討している方も多いと思います。
遠くへ行こうとするほど高速道路を使用する機会も増えるため、大型バイクのメリットもより魅力的に見えてくるでしょう。

しかし、「ツーリング向きバイク=大型バイク」という定義はありません。
下道でゆっくりと周囲の景色を見ながらツーリングを楽しむ、というのもツーリングにおける醍醐味の一つです。
「ツーリング→高速走行→大型バイク」という概念を捨てると、ツーリングバイクの選択肢が広がります。

また、大型バイクにはメリットも多いですが、「車体が大きくて細道での走行が不便」「初期費用・維持費が高い」といったデメリットがあります。とはいえ、大型バイクが良くないという訳ではありません。

上記の点も踏まえながら、視野を広げてツーリングに適したバイクを選んでみてください。

バイクの足つき性

バイクを運転するうえで「地に足が着くかどうか」を確認することは大切です。
「どれくらいのレベルで足が着くか」といった面でも、操作する際の安定性が変わってきます。

街乗りや下道でのツーリングを考えると、信号待ちするケースが多いので、足つき性をしっかりと確認しておくと安心できるでしょう。
しかし、信号待ちの少ないツーリングに限定するのであれば、それほど足つき性を意識する必要はないともいえます。

そのため、ツーリングに限定したバイクを探している方は、足つき性の良さよりも乗り心地を左右するライディングポジションを優先するのがおすすめです。

ツーリングにおすすめしたいバイク5選【メーカー・排気量別】

ツーリングにおすすめしたいバイク5選【メーカー・排気量別】

ツーリングにおすすめしたいバイクを、メーカーと排気量別にまとめました。それぞれどのような特徴があるのか、ぜひ参考にしてみてください。

125/Kawasaki|Z125 PRO

Kawasaki Z125 PRO
発売年 2020年
ジャンル ネイキッド
車両重量 102kg
全長 1,700mm

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  • 倒立フォークやペタルディスクなど、走りの装備が本格的
  • スーパーネイキッドZシリーズのなかでは車体重量が軽く、コンパクトで燃費も優れている
  • 大容量7.4Lフューエルタンクに加え、ギアポジションインジケーター(ギアが何速に入っているかデジタル表示で確認できる)が付いているので、街乗りだけではなくツーリングでの快適性も期待できる

250/HONDA|Rebel 250

HONDA Rebel 250
発売年 2020年
ジャンル クルーザー
車両重量 170kg
全長 2,205mm

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  • 大容量の11Lタンクとクルーザーならではの低いライディングポジションが魅力
  • LEDヘッドライトやアシストスリッパークラッチなど先進装備を採用
  • ギア・燃費・ウィンカーを確認できるインジケーターも付いている
  • ABS(アンチロックブレーキシステム)が標準装備なので、装備していないタイプと比べて安心できる

250/YAMAHA|マグザム

YAMAHA マグザム<
発売年 2005年
ジャンル ビッグスクーター
車両重量 201kg
全長 2,365mm

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  • 全長2,365mmの長さが特徴、足を前に伸ばす感覚で乗せられるのがポイント。(運転スタイルを自由に変えられるため、長距離走行でも疲れにくい)
  • 足つきも良く、安定している
  • マグザム10周年カラーは、ホワイト基調に「ブルー×ブラック」が入った好評色
  • 2017年に生産終了しているため、入手するなら中古のみ

400/HONDA|CB400 SUPER FOUR

HONDA CB400 SUPER FOUR
発売年 1992年
ジャンル ネイキッド
車両重量 201kg
全長 2,080mm

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  • 水冷直列4気筒DOHC採用。作動バルブ数を回転数に応じて2バルブ・4バルブに切り替えられるHYPER VTEC Revoを搭載しているのが魅力
  • 教習車としても使われるメジャーなタイプなので、初心者にもおすすめ
  • 低回転域のトルクも十分にあるため、力強い走りを体感できる

750cc/HONDA|NC750X /DCT/Type LD

HONDA NC750X /DCT/Type LD
発売年 2018年
ジャンル アドベンチャー系
車両重量 231kg
全長 2,215mm

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  • 軽量かつコンパクトな水冷直列2気筒エンジンを採用
  • トルクの力強さがあり、低・中回転域のパワーを実感できる
  • 後輪への駆動力レベルやAT・MT(Sモード・Dモード)など、任意調整できる装備が充実しているため、ライダーとしての楽しみが多い(DCTモデル)
  • グリップヒーター搭載で、冬のツーリング時の冷えを軽減できる

バイクツーリング初心者が知っておきたいポイント

最後に、初めてバイクツーリングに挑戦する方に向けて、知っておきたいポイントをご紹介します。

  • バイクツーリングに向けて何を用意したら良いのか
  • どのような装備があると便利なのか
  • どのような服装が適しているのか
  • 初回ツーリングには、どういったリスクが待ち構えているのか

上記のような疑問・不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

バイクツーリングの必須アイテム

バイクツーリングをするうえで、最低限用意しておきたいのが以下のアイテムです。

<ヘルメット、手袋(季節に合わせて)>

  • ヘルメットは頭を守るのに欠かせないアイテム
  • バイクの種類・排気量によって適しているヘルメットは違う
  • 手袋(グローブ)は革製が定番だが、夏はメッシュ・冬はゴアテックスのように季節に合わせて用意するのもおすすめ

<シートバッグ、ウエストバッグ>

  • 小物を収納しておくのに便利
  • シートバッグはバイク本体に括りつけるタイプ、ウエストバッグは自分の身体に取り付けるタイプ
  • バイクの収納性・積載性に合わせて用意しておくと、いろいろなアイテムを持っていける

<バイク用ナビ、地図>

  • 知らない道を通っていくなら欠かせないアイテム
  • スマートフォンを使うなら専用の台を用意しておく。ただし、夏場はスマートフォンが熱にやられてしまう危険性があるため、できるならバイク専用ナビを用意するのがおすすめ

<雨具・レインウエア系>

  • 日帰りのツーリングでも天候がいつ変わるかわからないため、常時持っておくと安心
  • コンビニや100円ショップでも雨具は売っているが、ライダー専用がおすすめ
  • レインウエアは身体にフィットするものでないと、シフトに引っかかる可能性があり危険

<緊急用の修理道具>

  • 付属している車載工具とは別に用意しておくと安心
  • 自分だけではなく、仲間のバイクに使えることも多い
  • パンク修理キットは特におすすめ。商品によって空気圧の調整や電動ポンプが付属しているタイプもあるので要チェック

バイクツーリングに便利な装備

バイクツーリングに向けて、以下のような装備をプラスしておくと、より快適なツーリングを楽しめます。
必ずしも必要という訳ではないので、余裕のある方は検討してみてください。

<ETC関連>

  • 高速道路を頻繁に使うのであれば、「平日早朝割・深夜割・休日割」があるETCがおすすめ
  • 小銭やお札をやり取りする手間も省けるため、時間ロスの削減につながる

<USBソケット>

  • バイク専用のナビを装着するなら必須
  • バイクから電源を取れるため、携帯の充電にも最適
  • モバイルバッテリーと合わせて用意しておくと安心感が大きい

<ツーリングネット>

  • 荷物を固定するネットのこと
  • 収納性の低いバイクでも、ある程度の荷物を載せられる
  • ボックス型と比べて取り外しが楽で、容量が大きいのもポイント

<ナックルガード>

  • ハンドル部分に取り付ける防風対策品
  • 風を防ぐだけではなく、小石や枝などで指先に生じる物理的な衝撃も和らげられる
  • バイクによっては装着できないケースもあるので注意

<パニアケース>

  • バイク後方部の両サイドに取り付ける収納ケース
  • 収納性のないバイクでも、十分な容量を確保できる
  • 鍵が付いているタイプなら、ツーリングネットよりも安全
  • 転倒時の足挟みを防ぐ効果もある
  • 車体幅が大きくなるため、細道の走行には注意

<スロットルアシスト>

  • ハンドルを握って回す動作を固定できる
  • 長時間の走行で疲労する手の動作をカバーできる
  • 別名「スロットルロッカー」とも呼ばれている

<ウィンドスクリーン>

  • 風の抵抗による疲れを抑制できる(防風効果)
  • ロング・ワイドとスクリーンによっても種類がある
  • 角度調整可能なスクリーンは、防風効果をより高めてくれる

<サイドスタンドエンド>

  • サイドスタンドと地面の接地面積を増やすアイテム
  • サイドスタンドの食い込みを防止できる(安定して停められる)

バイクツーリングのマストコーデ

「何を着て行こうか」「どのような服装なら問題ないのか」などと、ツーリングに向けてコーディネートに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
このとき、近くのスーパーやコンビニに行くような服装で、ツーリングに出かけようとしている方は要注意です。

バイクを乗るうえで意識したいのが「万が一に備えた服装」です。
車と違ってバイクは身体がむき出しの状態になっているので、転倒時に備えた服装を選ぶ必要があります。

少し難しく聞こえますが、基本的にはバイク専用のアイテムを用いればOKです。上記の点も含めて、ジャケット・パンツ・ブーツの3種類についてご紹介します。

<ライディングジャケット>

  • 風でバタバタと揺れないジャケット(体力が奪われにくくなる)
  • 夏用・冬用とあるので、季節に応じて準備すると良い
  • プロテクターを装備しているタイプがおすすめ

<ライディングパンツ>

  • どの季節でも基本的には長ズボン
  • 暑さ・寒さが気になる場合は素材を意識する
  • シートとの摩擦・転倒時の擦れに強いタイプを選ぶ
  • プロテクターポケットが付いているタイプがおすすめ

<ライディングブーツ・シューズ>

  • スニーカーよりもブーツがおすすめ
  • シフト操作がしやすいタイプを選ぶ
  • 通常のシューズでは熱で靴ひもが溶けることもあるので注意

バイクツーリング中に注意したいトラブル

バイクツーリングでは、思わぬトラブルに見舞われるケースもあります。
初めてのバイクツーリングで起こりがちなトラブルについても、事前に確認し対策していきましょう。

<転倒(ハンドルロック、サイドスタンド、発進時の滑り)>

  • ハンドルロックをするなら常時行なうこと。(気分で変えている人は注意。ロックしたことを忘れていた場合、取り乱して転倒する危険がある)
  • 中途半端な状態でサイドスタンドをかけていると転倒につながるため、十分に確認する
  • 北海道では、アスファルトにサイドスタンドが食い込むことも珍しくないので注意する
  • アクセルの開閉が雑だと、転倒するリスクがあるため丁寧に
  • 側溝のフタやマンホールの上、落ち葉の多い場所は滑りやすい

<熱を帯びたマフラーでの火傷>

  • エンジンやマフラーは熱を帯びているので注意
  • 自分のみならず、バイクに興味を持って近づいてきた子供や動物にも注意を配る
  • バイクカバー・コンビニの袋など溶けるものは、冷えるまで近づけない

<高速道路での車間距離>

  • 車を追い越してもとの車線に戻る場合は、十分な距離をとってから
  • 思わぬ急停止に備えて、前後の車間距離を意識する

<忘れ物・紛失>

  • グローブ・サングラスなど、身に付けているものを忘れがち
  • 泊りがけのツーリングでは、持ってきた小物類の確認も怠らないようにする

まとめ

ツーリングバイクを選ぶ際には、特にライディングポジションを意識してみましょう。
理想とするツーリング像に合わせて選ぶのも1つの方法ですが、優先すべきポイントは「長時間乗っていても苦にならないかどうか」だと言えます。

また、小型バイクはツーリングに向いていないと思われがちですが、使い方次第では大型・中型にはできない楽しみがあります。

初めてのツーリングでは、持ち物・装備・服装など、わからないことも多いですが、ツーリングを安全に楽しむためにも曖昧な準備で終わらせるのは避けるのが無難です。
万が一を想定し、自分でも納得・満足できる準備を心がけてみてください。

本記事は、2020年9月29日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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